映画『ガチバン NEW GENERATION2』が14日に公開初日を迎え、主演を務めた陳内将をはじめとするキャスト陣が初日舞台挨拶に登壇。

　『ガチバン』とは、初代番長・窪塚俊介、2代目番長・佐野和真、3代目番長・窪田正孝、4代目番長・荒井敦史、5代目番長・柾木玲弥と、ブレイク前の若手俳優を発掘してきた人気シリーズで、今作が23作目。

　ポスターや予告編では、6代目番長・大友斗氣雄として金髪リーゼントのイカツイ格好をしている陳内だが、この日は、茶髪で柔らかい雰囲気で登場。初日を迎えたことに対しては「ポスターとかを観て、金髪のリーゼントが来ると期待してくださった方すみません。こんな坊ちゃんみたいな髪型ですけど、僕が大友斗氣雄です。劇中では、バチバチやってますので、ぜひ楽しんでください」と挨拶。過去作『ガチバン ULTRA MAX』に続いての出演となる山田裕貴は「純粋に、自分が演じた役がそのまま生きているっていう感覚が嬉しくて。雰囲気はだいぶ変わってますけど、またお客さんに観てもらえるというのが嬉しいです」とコメント。

　同じ俳優集団『D-BOYS』のメンバーで気心が知れている仲ということもあり、アクションシーンでは、「結構付き合いが長いので、アクションは本当に手加減せず、遠慮せずでやりすぎちゃって、何発も実際に入っちゃったりしました」と陳内が明かすと、山田も「僕の膝蹴りとか、結構陳内さんに本当に入ってる。リアルにやっているから、生のアクションが観ていただけるんじゃないかと思います」とコメント。

　今作が映画初出演となる尾花貴絵は「この作品が映画初出演なので、すごく特別な想いでここに立っています」と喜びを語り、「撮影が終わってから初日を迎えるのをずっと楽しみにしていたので、すごく嬉しいです」と笑顔を見せ、陳内との共演については、「初対面のとき、金髪リーゼントだったので、本当に怖い人だなって思いました」と告白し、「でも、気さくに話しかけてくださったり、気遣いがすごくて、素敵な方だなと思いました」と称賛。

　元SDNメンバーのチェン・チューは陳内に対して、「台本で名前を観たとき、『陳』という字をみて、“あら、私この人案外好きかも?って、勝手に親戚だと思っちゃって（笑）。私も『陳』なので、一気に親近感がわいて、絶対仲良くなれると思ってました！」と笑顔でコメント

　この日はバレンタイン当日ということで、バレンタインの思い出を聞かれると、陳内は「生まれて、モテ期が止まらない！」と堂々と宣言したものの、すぐに「去年、チョコを1ついただいたんです。実家のおかんから、アンパンマンのペロペロチョコが届きました」と正直に告白。中学生の頃野球をやっていて坊主だったという山田は「中2までは0個だったのに、中3の夏に野球を卒業して、段々と髪が伸びてきて、その年のバレンタインデーは、義理チョコが6個に増えたんです」と話し、「結局、女子は髪型かっ!!と思って、そこからは髪型をすごく意識するようになりました」と思い出を語った。

　撮影エピソードについては、陳内が「撮影が遅く終わった日に、ロケバスで帰っているとき、途中でコンビニに寄ってもらったんです。みんな疲れていて甘いものとかを買ったりしているなか、僕とチェンさんだけ真っ先に、ビールの前に立ってて。そしたら、チェンさんから『このために働いてるよ！』って名言が出たんです」と暴露。それに対してチェンは、「もうね、沁みたんですよ〜。美味しかったです！」と満面の笑みに。

　山田は「僕が早めに終わって帰ろうとしたら、陳内さんが『裕貴、帰っちゃうの？ ヤダ！』って言いだして。（劇中の）斗氣雄では、あんなに尖がっているのに、裏では、『（袖を引っ張って）ねぇねぇねぇ！』ってなっていました（笑）」と、仲の良いメンバーだからこそみせた恥ずかしい裏の姿を暴露され、陳内は顔を真っ赤にして膝から崩れ落ちていた。

　最後に陳内は、「大友斗氣雄は永遠に不滅です！」と宣言し、山田も「男同士のやりとりがみどころ。男はそういう部分で熱くなったりする。ぜひ、そんな部分を観てほしいし、楽しんで観ていただけたら嬉しいです！」と作品をアピールした。

　映画『ガチバン NEW GENERATION2』はシネマート新宿・心斎橋にて公開中。

　なお、現在発売中の『デ☆ビュー』3月号には、山田裕貴のインタビューを掲載。同号のD-BOYS連載には、高橋龍輝＆荒井敦史＆池岡亮介＆近江陽一郎が登場中。さらに、次号2月28日発売『デ☆ビュー』4月号のD-BOYS連載には、デ☆ビューにゆかりのあるメンバーから、柳下大＆牧田哲也＆碓井将大＆西井幸人＆三津谷亮＆阿久津愼太郎の6名が登場し、連載『D-DAYS』拡大版をお届け。