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エヴァーグリーン・エンタテイメント所属 上遠野太洸くん×池田エライザちゃん×柳ゆり菜ちゃん イチオシスターに直撃インタビュー♪

2016.01.28
芸能プロダクション訪問 エヴァーグリーン・エンタテイメント編

「“考えることをやめない”ということは大切だと思う。ただ事務所に所属しているだけじゃ仕事は入ってこないし、何もせずにただ待っているだけでは続かないしね」

芸能プロダクション訪問 エヴァーグリーン・エンタテイメント編
──みなさんにとって「芝居とは何か?」ということを教えてください(井上)
上遠野太洸「おぉ〜、いきなり難しい質問ですね(苦笑)」
池田エライザ「この中で一番役者歴の長い太洸さんを差し置いて言うのもなんだけど、私は普段の生き様がまざまざ出てしまうものだと思うんです。日頃、何を考えているか、何を大切にしているかが出てしまうというか、バレてしまうというか」
芸能プロダクション訪問 エヴァーグリーン・エンタテイメント編
上遠野太洸
上遠野「エライザに完全に食われた(笑)」
池田「意外と真面目だからね(笑)。たぶんこれまでモデルとしての活動が長くて、芝居の世界に入ったのが最近だから、余計そこを感じてるんだと思う」
柳ゆり菜「エライザに近い答えかもしれないけど、私は芝居をするたびに自分の足りなさを思い知らされるんですよね。例えば、過去にすごく辛い経験をしている役をやる場合、自分自身にそこまでの経験がないので、表現しきれてない気がするんですよ」
上遠野「それはどうしようもないことだけどね。演じる役によっては、とんでもない悪人なんかもいたりするわけだし」
「ですよね。だけど役を通して、その悲しみとか負の感情を疑似体験できるのはすごく大きなメリットだと思います。だから私にとって芝居というのは、役者としてというよりも人間として成長させてもらえる場なんです」
上遠野「なるほど。うーん、僕自身はまだ『これが芝居だ』と断言できるものはなくて。ただ一つだけ言えるのは、自分の生きる糧であるということ。それは仕事としてお金をいただいているという意味でもあるけど、プラス、仕事というのはお金だけで換算できるものではないと思うんです。特に舞台で芝居をしていると、笑いだったり驚きだったり、お客さんの感情が動いているのが手に取るようにわかって、そういう時にすごく大きな喜びを感じるんですよ。だから芝居によって自分自身もお客さんも幸せを共有できたと感じられたら、それが自分にとっての芝居だって言い切れる気がします」
──お芝居をしている時にどんなことを心がけていますか?(鈴木)
芸能プロダクション訪問 エヴァーグリーン・エンタテイメント編
池田エライザ
池田「太洸さんも言っているように、私たちはお金をいただいてお芝居をやらせてもらっているんですよね。ということは、やっぱり観る方にそれだけの感動や何かを提供する責任があると思うんです。だけど普通に生きていて、人を感動させたりする場面ってそんなにないじゃないですか。だから『自然体が大事』とか言うけど、それだけじゃ足りないものはあるなっていろいろ考えていて……」
上遠野「エライザが言っているのは、ただ普通に日々を過ごすってことじゃなくて、何かしら努力しなきゃ掴めないものがある、ってことだよね」
池田「うん。やり方は人それぞれだと思うけど、私は偏見なしにいろんな人の話を聞いて、自分なりに吸収していきたいと思っている」
上遠野「僕も芝居をやる時よりも、芝居をやる前に何を考えて積み重ねておくかのほうが大事だと思う。逆に芝居をしている時は、無心とまでは言わないけど余計なことは考えない。冷静になってみると、芝居ってすごく恥ずかしいことを山ほどしてるわけですから」
池田「前に『痛快TVスカッとジャパン』という番組でバカップル役を演ったんですけど、ほぼ全シーンでパンチラしてましたからね(笑)」
上遠野「普通そんな恥ずかしいこと、自ら進んでやらないでしょ? だけど芝居をやる以上は、そこを乗り越えなくちゃいけない。それも含めて無心っていうことかな」
芸能プロダクション訪問 エヴァーグリーン・エンタテイメント編
柳ゆり菜
「太洸さんの言うように、私も現場では役を憑依させるっていうのかな、無心になってその役として生きられるようになるのが目標ですね。本当にまだ目標であって、全然できてるとは思わないけど、そういう意識を持つことがまず大事だと思ってます」
──芸能界で輝き続けるために必要なことって何ですか?(木村)
上遠野「それがわかったら僕も苦労しないですよ(笑)。確実に言えるのは、現場で一緒になった超ビッグな俳優の方々に共通するのは、みなさんすごく謙虚だっていうことだよね」
池田「たしかに大御所の方ほど優しい!」
上遠野「本当、こっちが恐縮するくらいだもん。たぶん長く仕事をしている人ほど、僕たちみたいな若手や裏方のスタッフさんたちがいてこそ、自分も仕事ができているんだということを身に沁みてわかっているんだと思う」
池田「だから愛情も深いんだよね。全員に愛される人なんていないかもしれないけど、自分が相手に対して愛情を持っていれば、そこを感じ取ってくれる人は必ずいて。そういう味方をたくさんつけている人が、長く活躍できているんじゃないかなと思います」
「それと、事務所の大先輩である郷ひろみさんを見ていて思うのは、いつまでも貪欲でいなきゃいけないってことですね。あんなに大スターな方なのに、まだまだ現状に満足しないで上を目指していて、だからこそいつまでもスターで居続けられるんだなって思うんですよ」
上遠野「うん、"郷ひろみという存在"を徹底している。それは本当にすごいことだと思いますね。謙虚さとは違う意味で、この世界で生きるには外に発信するものがないと存在意義がないと思うんですよ。じゃあ“役者として何をやるべきか”というと、ただ芝居をしていればいいってわけじゃなくて、この作品を通して何を伝えたいか、そこを具体的にイメージすることが大事なのかなと思ってます」
池田「結局、考えることをやめないってことかな。ただ事務所に所属しているだけじゃ仕事は入ってこないし、運良くこの世界に入ってきたとしても、何もせずにただ待っているだけでは続かないしね」
芸能プロダクション訪問 エヴァーグリーン・エンタテイメント編
──エライザさんはモデルとしても長く活躍していますが、体型維持で気をつけていることを教えてください(鈴木)
池田「ジムにはけっこう行っています。太りやすいし、スペイン系フィリピンなので基本的に体格が大きいんですよ。モデルをやっていた頃はそんなに気にしてなかったけど、芝居で男性を並ぶと、“エライザ、デカッ!”みたいになることが多々あるんです。なので、細い筋肉をつけるトレーニングを意識してますね」
──食事に関してはどんなことを気をつけてますか(鈴木)
池田「食べ物で痩せることを意識するよりも、けっこう冷え体質なので、自分の内臓がどんな特徴を持っているのか、どういう食材が自分に向いているのか、内側から見直すようにしています。でもやっぱり10代なので、自然と肌も荒れることもあって、そこはある程度しかたないなって割り切っています。何よりストレスを溜めないことが大事かなって思うんです。ストレスって肌も荒れるし、人間的にもダメダメになっちゃうので、疲れた日は美味しいものを食べて、その分、ジムでワーッとやるって感じですね」
──上遠野さんが役者として尊敬している人を教えてください(井上)
上遠野「すごいなと思う人は本当にたくさんいるんだけど、芝居も人間性も尊敬していてすごい!と思うのは津田寛治さんですね。あの方のすごさは役の幅で、ものすごいイッちゃっている犯罪者でも、ごく普通のサラリーマンでも、津田さんが演じると本当にその人物にしか見えないんです。津田さんが出てるというだけでその作品が気になるし、絶対に面白い作品だという予感しかしない。自分がいつか到達したい役者像です」
芸能プロダクション訪問 エヴァーグリーン・エンタテイメント編
──柳さんは、前回の『smart Boys&Girlfriend』オーディションで特別賞を受賞されて、エヴァーグリーン・エンタテイメントに所属されていますが、なぜ受けようと思ったんですか?(岡本)
「きっかけは申し訳ないほど些細で、全員面接の日が空いていたので、受けに行ったんです。ちょうど高校卒業のタイミングで、それまでやっていたダンスを辞めて女優になりたいと思い始めていた頃だったんですよね。それで今回の『「カミコレ!」オーディション』と同じように、書類審査なしで会ってくれるということだったので、業界の方から見て自分が通用するかどうかを判断してもらおうと、本当に軽い気持ちで受けに行ったんです」
池田「それで受かっちゃうってすごい!」
上遠野「でも、最終審査の日のゆり菜のことはすごい覚えてるよ。本番直前に参加者の控え室をたまたま見たら、待っている参加者のみんなは、緊張でドヨーンとした空気だったんです。だけど、ゆり菜だけ一人で外でひたすらダンスの練習をしていて。このストイックさは絶対に本番のステージでも伝わるだろうなって思ったんですよね」
「さっきも言ったように、最初は軽い気持ちだったけど、一次審査の質疑応答ですごく刺激を受けて、“絶対この事務所に入りたい”って気持ちがどんどん強くなっていったんです。そこで本気になったのは大きかったかな。家でもひたすら自己PRとダンスの練習をして、人生であんなに追い詰められたのは初めてだったなというくらい」
芸能プロダクション訪問 エヴァーグリーン・エンタテイメント編
──では、エヴァーグリーン・エンタテイメントに入ってよかったと思うことを教えてください(岡本)
上遠野「俺から最初に言っていい? 俺はね、入った当初にかなりズタボロにされたんですよ」
「わかる! 私も似たような感じ」
上遠野「俺はもともと光っているものを持っているタイプじゃないから、なかなか芽が出なくて。しかも自分で言うのもなんだけどけっこう面倒なやつだったから、しょっちゅう怒られていたんです。正直、当時はなんで怒られているのかわからなくて、ちょっとイラっとしたときもあった。だけどなぜか絶対に見放さないんですよね」
池田「ここの人は見放さないよね。愛情がしつこいくらい深いもん(笑)」
上遠野「そんな面倒なやつ、見放してもいいじゃん? 芸能界なんて、ほかにもいくらだって人材がいるし。だけど徹底的に向き合ってくれるんですよ。だからこっちも“なにクソ!”って気持ちで食らいついていった。それで、ようやく大きな仕事をつかんだ頃に、ちょっと調子に乗っていたんですね。そうしたら今度は、それまでと違う種類のものすごい怒られ方をされました(苦笑)」
池田「変な話、モデルでも役者でも現場って褒めてくれる人が多いんですよ。だからちゃんと気づかせてくれる人がいないと、どんどん甘やかされちゃう。でもうちの事務所はちょっとでも天狗になりかけると、ペシッと鼻を折られるんです」
上遠野「今もちょっとでも無難な芝居をしていたり、現状に満足したような態度でいたりすると、すごい怒られる」
「でも人を怒るってものすごいエネルギーがいるよね。怒る芝居をした後とかもぐったりしちゃうし。そのエネルギーを私たちのために使ってくれるだけでもありがたいことだなって思います」
池田「かと言って、個性を潰すようなことはしないしね。わりと私は勘違いされやすいタイプだけど、ここの人たちは私の本質を理解してくれている。だから何があってもいつでも帰ってこられる場所だと思っています」
上遠野「僕らもみんな地方から来ているし、東京の家族みたいなものだね。それもだいぶ大家族……ってことは、社長はビッグダディかな!?(笑)」
撮影/草刈雅之 取材・文/児玉澄子
PROFILE
上遠野太洸
上遠野太洸
かとおの・たいこう●1992年10月27日生まれ、宮城県出身。2010年『第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』グランプリ。『上遠野太洸ファースト写真集 T』(主婦と生活社)が発売中。主演Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』DVD&Blu-rayが4月20日に発売。
池田エライザ
池田エライザ
いけだ・えらいざ●1996年4月16日生まれ、福岡県出身。2009年より『ニコラ』専属モデルとして活動し、2013年に卒業。同年4月より『CanCam』の専属モデルとして活躍。モデルのほか、5月28日公開の映画『オオカミ少女と黒王子』に出演するなど、女優としても活動中。
柳ゆり菜
柳ゆり菜
やなぎ・ゆりな●1994年4月19日生まれ、大阪府出身。2013年『smart Boys & Girlfriendオーディション』特別賞。最新作は主演舞台『ぼくんち』、ドラマ『青春探偵ハルヤ〜大人の悪を許さない!〜』(日テレ系)、映画『呪怨 -ザ・ファイナル-』など。
エヴァーグリーン・エンタテイメント 代表取締役社長:中田しげる氏に直撃インタビュー!
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エヴァーグリーン・エンタテイメント
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 山本裕典、溝端淳平、岡本玲、佐野岳、鈴木勝大、坂田梨香子、岡本夏美など、俳優、女優、人気雑誌の専属モデルが多数所属。所属タレント一人ひとりと話し合い、それぞれの才能やキャラクターに合わせて具体的な目標やビジョンを考え、一緒に実現していくことを目指している。若手の実力派俳優や、バラエティ番組で活躍するタレント、雑誌モデルまで、各ジャンルに対応できる幅広いマネージメントを展開。
新人採用後の育成方針は、常に一人ひとりと話し合い、ビジョンを考え、目標を具体的に実現するために「今」何をすべきかを考え行動することの大切さを感じ、一緒に夢に向かっていくことをポリシーとしている。

2002年10月設立。
代表取締役/中田しげる
スタッフ数/13名 タレント数/34名

オーディション開催中! エヴァーグリーン・エンタテインメント×ストリートジャック 「カミコレ!」オーディション

 「エヴァーグリーン・エンタテイメント」と、人気ファッション雑誌『street JACK(ストリートジャック)』がタッグを組んで、“自分だけの「神」を探そう!!”をテーマに、その名も「カミコレ!オーディション」を開催することが決定。
一次審査は、書類審査は一切なし! 3月5日(土)名古屋、6日(日)大阪、12日(土)福岡、19日(土)札幌、20日(日)東京にて、『全員面接』が実施される。募集年齢は満12〜23歳で、ドラマや映画で活躍する俳優や、ファッション誌を飾るモデルを目指す“おしゃれ男子”を募集。さらに「ガールフレンド枠」も設けられているため、周りにいるカワイイ女の子を誘って一緒にオーディション会場参加するのもOK。自薦・他薦は不問とのことなので、女の子がおしゃれ男子を誘って参加することも可能!

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