近年、土屋太鳳、二階堂ふみ、橋本愛ら、女優陣の活躍が著しいSMAが新たに「ヒロイン募集」を掲げてオーディションを開催する。

　タイトルの「アクトレース」は「アクトレス（女優）」・「レース(競争)」・「トレース（軌跡をたどる）」という言葉から出来た造語。女優の原石を発掘し、磨き、育て上げ、女優としての物語を作っていくという意味が込められている。

　2011年に行われた「アクトレース」の合格者は、劇団ハーベストを結成して精力的な公演活動を行うほか、個人としても活躍。ドコモCMで注目され、ドラマ『喧騒の街、静かな海』の放送も控える久保田紗友や、ミュージカル『花より男子 The Musical』でヒロイン・牧野つくしを演じた加藤梨里香、NHK木曜時代劇『鼠、江戸を疾る』に出演の青山美郷らが輩出している。

　今回も2次審査は全国で開催。その後、9月下旬の3次審査、10〜11月にファイナルステージを実施。優秀者はSMAに所属し、ヒロインデビューに向けて活動をスタートする。

　「映画やドラマのヒロインはもちろん、『いつか誰かのヒロインになりたい』そんな方も大歓迎です！」とオーディション担当者もたくさんの女の子の参加を待っている。

　SMAには、奥田民生や東京スカパラダイスオーケストラ、氣志團、OKAMOTO’Sといった音楽アーティスト、そしてアーティスト活動と俳優活動を両立しているROLLYや川畑要(CHEMISTRY)、渡辺大知(黒猫チェルシー)など、様々な男性アーティスト・タレントが所属。

　近年は若手俳優の成長・活躍も著しい。『獣電戦隊キョウリュウジャー』でキョウリュウブラックを演じ、舞台『百千さん家のあやかし王子』に主演する斉藤秀翼。『彼女は嘘を愛しすぎている』、『ちはやふる』と話題の映画への出演が続く森永悠希、そして雑誌『MEN’S NON-NO』の専属モデルを務め、ドラマ『いつかティファニーで朝食を』など俳優としても活躍する成田凌らが注目されている。

　今回が3回目の開催となる男性限定オーディション「ダンリョク！」の応募に必要なのは「ダンリョク（＝男力と弾力）」。映画少年、音楽少年、文学少年、演劇少年、スポーツ少年などなど、弾けとぶほどの“なにか”を持った男性の応募を待っている。また、女性からの推薦応募も歓迎。「あなたの周りの『ダンリョク』のある素敵な男性を紹介してください！」とオーディション担当者は言う。そんな男性候補者をSMAの女性スタッフが中心となって選考する。

　募集するのは12歳以上の男性。書類選考後、全国で2次選考を行ない、ファイナルステージで認められた優秀者は、ソニー・ミュージックアーティスツに所属。デビューに向けて個々の資質に合わせた形でレッスンや活動をスタートしていく。

　今回で第5回目を迎えるアニメ大好きオーディション『アニストテレス』。水瀬いのりや伊波杏樹ら人気声優が輩出、声優、声優アーティスト、アニソンシンガーなどへのデビューのきっかけがつかめるオーディションだ。

　『アニストテレス』の記念すべき第1回グランプリは水瀬いのり。『ご注文はうさぎですか?』（チノ役）、『がっこうぐらし!』（丈槍由紀 役）、アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』（成瀬順役）などのほか、現在放送中のTVアニメ『Re：ゼロから始める異世界生活』（レム役）や、『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』（瀬川茜／シュヴァイン役）などに出演。昨年12月2日、20歳の誕生日にCDデビューを果たし、今年3月には第十回声優アワード主演女優賞を受賞、さらに5月には第25回日本映画批評家大賞アニメ部門新人声優賞を受賞するなど、今最も注目されている若手声優だ。

　第2回準グランプリの伊波杏樹は、短編アニメ映画『陽なたのアオシグレ』（ヒナタ役）で主役デビュー。ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』（山中いの役）、舞台『スーパーダンガンロンパ2』（澪田唯吹 役）、ライブ・ファンタジー『FAIRY TAIL』（エンジェル 役）など舞台での芝居にも挑戦する中、今夏放送の『ラブライブ！サンシャイン!!』の主役（高海千歌 役）に抜擢されるなど、大きく成長している。

　一方、第3回グランプリのたけだまりこ（中学三年生）と第4回グランプリの猿田暖（さるたのん、高校二年生）も、既に声優デビューが決定しており、メインキャスト数名で主題歌を歌唱することも決定している。また第3回優秀賞の古畑恵介も、声優や舞台俳優として活動の幅を広げている。