インタビュー For Anistoteles vol.5 LiSA | Deview-デビュー
『大好きなものに正直になりたい』という今の気持ちにぜひ正直に
LiSA
――SMAのなかで、アニメ主題歌を担当するアーティストや、声優の陣容が充実して来ました。自身が最初にアニメに関わった約6年前を振り返っての感想を。
「6年前は、まだ同じフィールドで戦ってくれるアーティストがいませんでした。6年を経て、同じ事務所に仲間が増えてとても嬉しいです」
――「アニソン」は今、音楽シーンの中で最もパワフルでホットです。アニメとコラボレーションすることで得られる力について教えてください。
「普段の楽曲では“LiSAから何が伝えられるんだろう”と考えながら楽曲制作をします。アニメとのタイアップは、私だけでなく、作品やキャラクターからのメッセージとして聴き手の皆様に届けさせていただくことができます」
――アニソンならではの魅力とは?
「楽曲に、個人的な想いのみならず、作品との思い出や物語の背景を、それぞれが重ねて聴くことができます」
――アニソンと一口にいっても音楽性は多彩かつ自由で、なにしろファンが熱いです。そんなリスナー向けて音楽を届けるやりがいを教えてください。
「今、皆様が“カバーしてます!!”と言ってくださることが多いです。その言葉を受けて“よーし!! もっとみんなが挑戦したくなる曲をつくるぞー!!”と意気込んでいます」
――アニメを介して、声優、アイドルなど様々なジャンルのアーティストや、アニソン界のレジェンドと呼ばれる方々と共演することもあると思います。
「去年私は、国内最大のアニメフェス『Animelo Summer Live(通称:アニサマ)』にて初めてトリをつとめさせていただきました。その時に、ここでしっかりとトリを務めてきたレジェンド達の責任感とプレッシャーをとても感じて、改めて尊敬の念を抱きました。そうやって、レジェンド達が作ってきた世界で私は今歌わせていただいてます」
LiSA
――アニメ・アニソンは国境を飛び越えて世界のファンとつながれます。海外でのライブも成功させているLiSAさんの考える、アニソンの可能性について教えてください。
「アニメソングを通して、自分のことを知って、待っていてくれる方が国を越えて存在している。とても不思議ですが、事実です。海外に行くと、みんなが日本語で一緒に歌ってくれたり、日本と同じ楽しみ方をしようとしてくれたり。海外の方にとてもアニソンが愛されていることを実感します。アニソンファンは世界中にいます。果てしない可能性を感じずにはいられません」
――これからアニストテレスへの応募を考えているデビューのユーザーにメッセージをお願いします。
「『大好きなものに正直になりたい』という今の気持ちにぜひ正直に。今しかできないこと、楽しんでください」

LiSA(リサ)●6月24日生まれ、岐阜県出身。2010年放送のアニメ『Angel Beats!』の劇中バンド「Girls Dead Monster(通称:ガルデモ)」2代目ボーカル・ユイ役の歌い手に抜擢され、ガルデモ名義で活動。その後、2011年春にミニアルバム『Letters to U』でソロデビューを果たす。6月29日に、デビューから現在までの5年間のミュージックビデオをすべて収録したBlu-ray&DVD『LiSA MUSiC ViDEO CLiPS 2011-2015』が発売される。また、7月放送開始のTVアニメ『クオリディア・コード』のオープニングテーマ『Brave Freak Out』が8月24日にリリース決定。
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