ニュース
2013/03/15 14:12
ハロプロ研修生新ユニット “Juice=Juice”インタビュー 1「“やっと”という気持ち以上に、“もっともっと”という気持ち」
2月、ハロプロ研修生新ユニット“Juice=Juice(ジュース・ジュース)”の結成が発表された。メンバーは研修生を中心とした6人。中には3年以上レッスンを積んできたメンバーもいる。念願のメジャーデビューに向けて、今スタートラインに立った彼女たち。ここに至るまでの歩みや思いを語った。
Juice=Juiceのメンバーで宮崎由加を除く5人はハロプロ研修生。中でも一番キャリアの長い宮本佳林は、2008年、ハロプロ研修生の前身「ハロプロエッグ」の頃から在籍している。研修生加入時から、ファンからの人気も高く、デビューが期待されていたが、なかなか実現せず、後輩の研修生たちのデビューを見送ってきた。そして、今回満を持してのインディーズデビューとなった。だが、まだスタートラインに立ったばかり。宮本は「まだまだこれからです!」と気を引き締める。
宮本がこの世界に憧れたきっかけは「(アニメの)『きらりん☆レボリューション』がすごく好きで、その主題歌などがすべて入ったアルバムをママに買ってもらったんです」とのこと。「そこに℃-uteさんの『大きな愛でもてなして』が入っていて、『この曲、かわいい!』って言ってたら、ママが℃-uteさんのミュージックビデオのDVDを買ってきてくれて、それを観てアイドルに興味を持ち始めました。中でも特に岡井千聖さんのキラキラした笑顔に憧れて! 同時に松田聖子さんにも興味を持ち始めました。℃-uteさんがきっかけで、ハロプロエッグ(研修生)のオーディションを受けました」
そして今「私が研修生に入った時から応援してくださったファンの方もいて、そういう方たちに恩返しできるように、頑張ってメジャーデビューしたいと思います!」と力強く思いを語る。
そんな宮本がハロプロの先輩で特に憧れているのが、モーニング娘。前リーダーの新垣里沙だという。「新垣さんは人間的に尊敬できます!」
高木紗友希も、2009年加入の旧「ハロプロエッグ」組。今回ようやくのデビューについて、「メンバーに選ばれて『やっと』という気持ちもあるんですけど、でも『もっともっと』という気持ちでいなければという思いもあります」と語る。もともと歌に自信があり「今の自分がどれくらいか知りたくて…」とエッグに応募した。「雑誌『月刊デ☆ビュー』を見て、真野(恵里菜)さんの記事で告知が出ていた募集のページを見て応募しました」
研修生になって、「周りがみんな歌が上手だから、ちょっと自信がなくなったんですね。でも歌の先生に『すごくいい声してるね』と言われたり、最近また自信が出てきました」。
今後に向けては「今までレッスンや発表会でやってきたことを生かして、自信を持って頑張りたいです!まだメジャーデビューが決まったわけじゃないから、この中のメンバーにも負けないようにしなければ」と意気込む。
そんな高木が憧れるハロプロの先輩はモーニング娘。田中れいな。そしてコブクロも尊敬している。「田中さんは、私にはない強さと、優しさがあって…。コブクロさんは言葉を大事にして歌われているのが伝わってきます」
モーニング娘。の9期オーディションを受けたのがきっかけで研修生になったのは大塚愛菜と植村あかり。植村は、オーディション後、地元・大阪でダンスのレッスンを受けていたが、現在は東京でハロプロ研修生のレッスンに参加している。植村は「これからがスタートなので、人一倍努力して、メジャーデビューしたいと思います」と今の気持ちを語る。植村がハロプロで尊敬するのはモーニング娘。鞘師里保。「ダンスと歌がうまくて、すごいから…」。
また「℃-uteさんの『都会っ子純情』のミュージックビデオを見て、ハロー!に興味を持ちました」という大塚が憧れる先輩は℃-uteの岡井千聖。「歌にパワーがあって、周りを明るくする力があるところが尊敬できます」。今後については「みんなに負けないようにもっと輝いていきたい。私はダンスが得意なんですけど、もっと伸ばしていけるようにしたいです」と意気込みを語った。
金澤朋子は、昨年、Berryz工房×℃-ute『超HAPPY SONG』のカラオケイベントで入賞。中野サンプラザのステージで歌った。その後『オーシャンミュージックアワード』オーディションにも出場したのがきっかけで研修生に。「最初のカラオケコンテストの時は軽い気持ちだったのですが、本格的に歌をやっていきたいと思って、研修生として勉強したいと思いました」。宮本、高木とは対象的に、研修生になってわずか3ヶ月でデビューすることになった。「自分が選ばれるなんてびっくりしました。でも活動歴が短いことを言い訳にせず、頑張っていきたいです」と話す。金澤が尊敬するハロプロメンバーは「℃-uteの鈴木愛理さん」。
宮崎由加は昨年開催された『第2回フォレストアワードNEW FACE オーディション』の入賞者。はじまりは、一昨年、スマイレージの新メンバーオーディションを受けたことだった。
「もともとハロプロが好きだったので、スマイレージのオーディションを受けたんですけど、オーディションの合宿でレッスンをしてもらって『あ、歌うのってこんなに楽しいんだ!』と実感しました。それで、フォレストアワードを受けて、チャンスをいただきました。私はハロプロユニットのメンバーになりたくて、オーディションを受け続けていたので、今回チャンスをいただけて嬉しいです!」と目を輝かせる。
そんな宮崎が特に慕う先輩は「℃-uteの矢島舞美さん。私はよく(テレビ番組の)『ハロー!SATOYAMAライフ』でご一緒させていただくのですが、私が緊張して黙っていると『由加ちゃんはどう?』などと話しかけてくださいます。2月の矢島さんの誕生日にメールしたんですけど、愛情のこもった長文のメールを返してくださって…。『ありがとう、またお仕事一緒にできればいいね』と、その言葉から矢島さんの優しさが伝わってきました」
さまざまなルート、キャリアでここにたどり着いたJuice=Juiceの6人。今月2日、3日に行われた『Hello!Project 春の大感謝祭 ひな祭りフェスティバル2013』で、ついにステージデビュー。インディーズデビューシングル『私が言う前に抱きしめなきゃね』を初披露。観客から大きな歓声を浴びた。
そしてJuice=Juiceは、31日、横浜BLITZで行われる『ハロプロ研修生発表会2013?3月の生タマゴShow!!』に出演する。
インディーズデビューシングル『私が言う前に抱きしめなきゃね』は当日会場で先行発売される。。
また“Juice=Juice”の初の雑誌インタビューが、発売中の月刊デ☆ビュー4月号に掲載中だ。
Juice=Juiceのメンバーを輩出した「ハロプロ研修生オーディション」は現在応募を受け付けている。
撮影=古賀良郎