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2025/06/19 18:31
ホリプロタレントスカウトキャラバン史上初の“男性ボーカル”限定オーディション、実行委員長に聞く今回のテーマへの想い「“声”に魅力のある原石を探したい」
第1回グランプリの榊原郁恵(榊=木へんに神)をはじめ、井森美幸、山瀬まみ、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみ、足立梨花、井上咲楽らを輩出した、「ホリプロ」伝統のオーディション『ホリプロタレントスカウトキャラバン』(以降、スカウトキャラバン)。47回目を迎える今回は、スカウトキャラバン史上初の“男性ボーカル(ユニット)”に特化したオーディションを実施。オーディションサイト『Deview/デビュー』では、今回の実行委員長を務める松永吉晴氏にインタビュー。今回のテーマに込めた想い、求めている人材、審査のポイントなどを聞いた。
今大会の実行委員長・松永氏は、ホリプロ入社後、マネジメント事業部にて妻夫木聡などの俳優のマネジメントを受け持ち、その後和田アキ子のマネジメントを長年担当。2019年にはホリプロ主催「Star Boys Audition」を開催し、ダンス&ボーカルユニット「WATWING」結成に携わり、現在も同グループのチーフマネージャーとして活動をサポートしている。「僕自身、ボーイズグループ文化が好きだったこともあり、6年前にオーディションを実施してWATWINGを立ち上げました。彼らの頑張りもあり、この6年間で日本武道館公演や幕張メッセ2Daysを開催できるまでに大きくなってきて。今、世の中が推し活文化が盛り上がっている中で、彼らのことを応援してくださっているファンの方々を見ていると、すごく幸せそうなんですよね。WATWINGを応援することで日々の活力になっていたり、その応援を受け取った彼らも日々のパフォーマンスでファンへ恩返しをするという、その関係性がすごく素敵だなと感じています。WATWINGのようなボーイズグループのマーケットをホリプロの中でも拡大していきたいという思いがあり、今回のオーディションを企画しました」とコメント。
「ただ正直な話、社内では近年のボーイズグループの多さやゼロから立ち上げることの大変さなどから、各所から反対の声もありました。また、長年の歴史の中でも、女の子たちのデビュー登竜門としてのイメージが強いスカウトキャラバンで実施することに対してなど、いろんな意見がありましたが、それでも挑戦したいという思いがあり、初志貫徹で男性ボーカル限定のオーディションにしました」と今回のスカウトキャラバンへの想いを明かす。
今回のコンセプトは「さあ、ぜんぶ、声に変えよう。」。心の揺らぎも、誰かの孤独も、明日への鼓動も。すべてを“声”に変えて響かせる、新しい時代のボーカリストの発掘を目指す。ユニット結成(人数未定)を見据えたオーディションではあるが、それに限らず、応募者の才能を最大限に発揮できる形でのデビューを想定している。
「どういったジャンルのボーイズグループ結成を目指すか、というのはすごく悩みました。今、ダンスも歌もできるダンスボーカルグループというのが、非常に多いなか、カラオケで歌いたくなるボーイズグループやフェスで盛り上げられるボーイズグループは意外とまだ空いているんじゃないかなと思ったんです。それと、スカウトキャラバンの原点には“クラスの可愛い子、紹介してください”という精神があります。その原石を我々が見つけて、ホリプロの経験とプロデュース力で磨いてスターにする、それがスカウトキャラバンの醍醐味だと思うので、ダンスに特化する必要はないというか、“声”に魅力のある原石を探せたらと考えました。あまたあるボーイズグループのオーディションと差別化を図るという意味でも、歌が上手いことや声が良いこと、そしてクラスの人気者になるような“個性”を持っている子を募集したいと思って、今回のコンセプトを決めました」と、“声の原石”にフォーカスを当てた理由を説明。
今回のスカウトキャラバンでは、日本の音楽界を牽引するアーティスト11人がクリエイティブサポーターとして参加。「今のボーイズグループの主流はダンスが必須だったりしますが、そこをどう打破できるかと考えたときに、音楽が圧倒的にカッコイイグループというのを打ち出したかったので、今回11人のクリエイティブサポーターの方々にもご協力いただくことになりました。基本的にはボーカルグループを目指しているので、令和版RIP SLYMEじゃないですけど、オシャレでポップかつカッコイイお兄さんたちみたいなグループを目指せたらなと思っています。最終的なグループの人数、何人組かというのは決めておりませんが、個性を持っている子と謳っている以上、すぐに個人を判別できないと意味がないと思うので、そこまで大人数ではないかなと思っています」と目指しているボーカルグループの構想を話す。
■「夢への一歩をぜひこの機会に踏み出してほしい」
今回対象となるのは、2025年4月2日時点で満12歳〜満22歳の男性。応募時の国籍は不問で、歌や声の才能とともに、素敵な個性や、オリジナリティ溢れる才能も審査対象に含める。選考期間は2025年6月〜12月を予定しており、書類選考・対面審査・複数回の合宿選考を経て、12月末に決選大会にて最終メンバーを発表予定。
第1次審査の書類選考について松永氏は、「今回、スカウトキャラバンの委員には、今の時代のトレンドに敏感な若手メンバーに集まってもらいました。僕は音楽制作部の人間ですが、ホリプログループ内のあらゆる部署から集まった委員で構成されていて、全員が審査員として書類選考を担当します。今回でいうと、20人の委員がいるので、そのうちの誰か一人の目にとまれば、書類選考は合格です。20人の審査員がいたら、それぞれ見るところも違うし、歌などのスキルばかりを審査するわけでもない。いろんな視点から審査するオーディションになっています」とコメント。
その後の審査についても「合宿審査からはより専門的なレッスンを含めた選考になっていくかと思いますが、書類審査後の地方予選(対面選考)では、自分らしく好きなようにやってもらえたらと思っています。自己PRや特技披露、歌唱審査を予定していますが、思う存分自分らしさを発揮していただければ、我々がみなさんの魅力や才能、光り輝く個性を見つけます。緊張はすると思いますが、思い切りやってほしいです」と、審査を受けるにあたってのアドバイスを送る。
現在ホリプロには、WATWINGのほか、『timelesz project‐AUDITION‐』で候補生として話題を集めた西山智樹と前田大輔が所属し、新グループの結成に向けて活動を開始。今回のオーディションプロジェクトも含め、ボーイズグループのマーケット拡大に向けて動き始めている。「タイプロ出身の西山と前田のプロジェクトと、スカウトキャラバンはまったくの別モノになります。彼らの場合は、ダンスボーカルグループを組みたいという明確なビジョンがあるので、その結成に向けて自分たちで一緒に組みたい人を探す旅です。WATWINGと彼ら2人と作るグループ、そして今回のスカウトキャラバンで結成するグループで、来年以降、ホリプロのボーイズグループのマーケットを広げていきたいなと考えています。WATWINGも彼ら2人もさらに高みを目指していますし、今回のスカウトキャラバンのグループに関しても会社を挙げて実施するプロジェクトなので、アーティストを夢見たことのある皆さんにはその夢への一歩をぜひこの機会に踏み出してほしいなと思います」
また、今回のスカウトキャラバンではX社全面協力のもと、世界で初めて「Originals on X」でオーディション番組を配信することも決定している。「選考過程の中でいかにファンダムを形成できるかも大事だなと考えているので、観ている方に推しを見つけてもらえるように、地方予選からなるべくリアルタイムで選考の模様を配信していけたらと思っています。スカウトキャラバンの特性上、最終的に決めるのは委員ではありますが、一般の方がどれだけ支持しているのかなどのスター性も観たいので、合宿審査では国民投票も実施する予定です」と明かす。
「今回のオーディションに関しては、6月に応募して、順調に進めば来年の3月までにはメジャーデビューするという、きっと最短距離で夢を叶えられるチャンスだと思います。そしてなによりも日本の音楽界を牽引する11人ものクリエイティブサポーターの方々が、グループ活動をサポートしてくださいますし、我々委員も皆さんの夢を全力でサポートしていきます。“参加しなきゃ良かった”と後悔させることは絶対にさせたくないですし、参加したらきっと新しい景色が見えるんじゃないかなと思います。弊社はエンターテインメントの総合商社ですので、活動に関してもアーティスト活動をメインに据えつつも、その方の個性によっては役者やモデル、バラエティ、ミュージカルなど、いろんな可能性を探りながらマネジメントしていくので、いろんな夢を持って応募してほしいです」と応募者へのメッセージを送る。さらに、他薦も大歓迎とのことで、「中学生や高校生の年齢ですと、恥ずかしさもあって自分から応募しづらいこともあると思います。自慢の息子さん、カッコイイお兄ちゃん、可愛い弟、クラスのカッコイイ先輩・後輩など、身の回りの素敵な男子をぜひ推薦してください!」と呼びかけた。
第47回ホリプロタレントスカウトキャラバン「Horipro Vocal Scout Caravan」のエントリーは2025年6月30日(月)23:59まで。応募の方法はオーディション情報サイト「デビュー」に掲載されている。
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