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2024/01/26 17:02
芸能プロダクション新人採用担当者の審査ポイントを大調査【2】加工写真はオーディションで絶対NG「目が宇宙人レベルに大きくなっている写真も」
オーディションメディアのパイオニアとして、1983年に月刊誌「月刊デ☆ビュー」を創刊してから、40年間オーディション情報を発信してきた「デビュー」。現在「デビュー」は“日本最大級のオーディション情報サイト”としてこれまでに培ってきた芸能プロダクションとのリレーションを活かし、新人発掘オーディションの情報を一挙に掲載する特集を、毎年「夏」と「冬」に実施。2023年12月27日から2024年1月31日にかけて、芸能プロダクション141社が参加する大特集『冬の特別オーディション2024』を開催する。
今回、同企画に参加中の芸能プロダクション各社に取材し、オーディション&新人採用担当者がオーディションの際に重視しているポイントを大調査。応募の履歴書のどの部分を重点的に観ているのか、書類・面接審査で重視したポイント、オーディションの際に気をつけたほうがいいこと、そして『冬の特別オーディション2024』に応募するにあたってのアドバイスまでを取材。オーディション合格対策に役立つ情報を特集している。
さらにデビューのマスコットガール「デビューちゃん」と、デビューの編集を手掛ける「ミズノさん」がその回答を読み解く。
【PART2】では「好印象な応募写真/印象が悪い応募写真」について聞く
■【PART2】応募写真で好印象なのは?/応募写真で印象が悪い(審査対象外になりえる)ものは?
■【応募写真で好印象なものは?】(各事務所の回答)
●アイエス・フィールド
オーディション目的に撮影した写真(自身のサイズ、背景等)
●浅井企画
顔とスタイルがよくわかるもの(服装も)
●インセント
ピントが合っているもの
●エイジアプロモーション
バストアップと全身写真の表情が同じにならないよう、異なる表情が好ましく、室内よりも外での自然光による撮影した写真が好印象になりやすい
●オフィスニグンニイバ
清潔感
●オンリーユー
自然な、着飾っていない姿に惹かれます。スタジオで撮るより、家族や友達に外で撮ってもらったような写真のほうが印象的です。
●グリーンメディア
体型が分かるもの、加工してないもの
●クリオネ
スタジオ撮影のものよりも、スナップ撮影のもの。お洒落でアーティスティックな写真よりも、素朴で自然な雰囲気のもの。全身写真は体型を隠さないものが良いです。
●ケイポイント
極端に加工されていないもの、暗かったり顔がわかりにくくないもの
●シー・フォルダ
写真加工をせず、自然な表情で全身のバランスが見られる写真が良いです。
●GMBプロダクション
自分を芸能人として、どうみて欲しいのかが伝わってくるような素材には好印象を持ちます。
●松竹エンタテインメント
見やすいかどうか。解像度など。スナップ写真も大歓迎ですが、見る側のことを考えた写真が好ましいです。
●SUI
加工アプリを使用していないもの
●Star Dream Company
清潔感ある写真
●snow rabbits promotion
メイクなし、前・横・斜め・首の下からなど、多数あると良い。また体型がわかるもの、服装は素朴なもの
●タイムリーオフィス
爽やかさ、いい笑顔、前向きさでしょうか。
●タンバリンアーティスツ
無加工、煽り無し。手足含め体のバランスがハッキリしたものが望ましい。
●チーズfilm
会いたいと思わせる魅力、訴えを感じ取れるもの。素材の良さが際立っているもの
●チャーム
いろいろな表情が見てみたいので写真が多いと良い
●ドリーヴス
清潔感のあるナチュラルな自然体のもの。応募のために撮影しているとわかる無背景で正面をしっかり向いて撮影しているもの。
●PKP
表情を作りすぎているものよりは自然な表情を見せているもの
●4C
そのままの姿がしっかりわかるもの
●ブルーエール
写真館で撮ったような決め写真ではなく、自然な表情のもの。
●MONOPOLIZE
スナップ写真でもいいので、とにかく自分の本当の表情が写真に出るまで、あきらめないで撮影してほしいですね。
●ルース
すっぴんで、普段の雰囲気がわかる、ナチュラルな写真
●レイ・グローエンタテインメント
爽やかなもの、笑顔
●麗タレントプロモーション
素の表情、笑顔、歯が見えるお写真があればgoodです。
【デビューちゃん】「顔や体型がハッキリとわかるもの」「作り込まれていない自然体な写真」「無加工」が望ましいってことですね。
応募用にたくさん写真撮ってもらって、“コレだ!”っていう写真を選ばないとね!!
【ミズノさん】基本中の基本だけど、顔や表情、体型がハッキリとわかる、真正面から撮影された無加工な写真がベスト! 顔アップと全身の最低でも2枚は、その規定に沿った応募写真を用意すること。
『デジタル応募』で写真を複数枚用意するなら、同じような写真を何枚もアップロードするのではなく、服装・表情・シチュエーションも様々な写真があると良いよね。
写真のセレクトの際に、家族や友人など、第三者の意見を聞くこともすごく大事だよ!
■【応募写真で印象が悪い(審査対象外になりえる)ものは?】(各事務所の回答)
●アイエス・フィールド
オーディションにそぐわないもの。友人同士や自撮りなど明らかに応募のためと思えない写真。
●浅井企画
正面をしっかり向いていないもの
●インセント
プリクラ、加工、ピンボケ、マスクをしている、直近の写真ではないもの
●エイジアプロモーション
加工で修正された写真。自己主張が強すぎる写真
●オフィスニグンニイバ
過度な加工写真
●オンリーユー
体型がわかりづらいもの。長いスカートや、ブカブカのズボンなど。
●クリオネ
雰囲気を作りすぎているカッコイイ写真、目が宇宙人レベルに大きくなっている写真はNGです。
●ケイポイント
第一印象が暗そうだったりする写真
●ゴールデンミュージックプロモーション
加工しているもの
●シー・フォルダ
加工写真
●GMBプロダクション
アプリなどで加工してある素材
●松竹エンタテインメント
見づらい写真はNGです。(顔がわかりずらい、解像度が低い、化粧/カラコンで素材が分からないなど)
●SUI
ピントが合っていない、レタッチやメイクの強いもの
●Star Dream Company
プライベートで過去に撮影したもの
●snow rabbits promotion
メイクが濃い(素顔がわからない)、ピントが合っていないもの
●タイムリーオフィス
暗い表情、他人が映り込んでいるもの
●タンバリンアーティスツ
アプリ加工。遊園地でのスナップ。部屋内での下からの煽り写真。
●チーズfilm
何も考えずにただ撮っただけのもの
●チャーム
加工アプリを使用してる場合は審査対象外です
●ドリーヴス
複数人で撮影しているものや、自分単体で撮影したものではないものをカットしたもの。背景がごちゃごちゃしているもの。ピントがぼけているもの。表情がよくわからないもの
●PKP
顔の表情がみえにくいもの
●4C
メイクのし過ぎや修正・加工しているもの
●ブルーエール
加工しているように見える写真
●MONOPOLIZE
写真も文章も全てにおいてですが、見てもらおうとする姿勢が大切かなと思います。
●ルース
ばっちりメイクの写真
●レイ・グローエンタテインメント
色味が悪い、原色の服装
●麗タレントプロモーション
加工写真の時点で審査対象外です。シンプルな背景だと嬉しいです。
【デビュー】今やスマホで写真を撮るときは、アプリでの加工は当たり前だし、どうしても盛れた写真で応募したいところだけど、加工された応募写真は『審査対象外』になるってことは肝に銘じたいですね!
【ミズノさん】写真の明るさを調整するくらいはOKだけど、顔や体型を修正・加工するのは絶対ダメ! 芸能界だっていろんな個性が必要なんだから、審査員も加工されていない自然体のあなたを見たいんだよね。
それと、“これでいいか”とテキトーに選んだ写真では、審査員にも本気度は伝わらない。どうすれば自分の魅力を伝えられるか、日ごろから家族や友人などに写真を撮ってもらったり、いろんな俳優やタレントの宣材写真を参考にしたり、自分の個性・魅力が伝わる応募写真を研究しよう!
【PART3】では「「自己PR」「志望動機」で見ているポイント」について聞く
――登場人物――
★デビューちゃん
デビューのマスコットガールを務める高校1年生。自分でプロダクションの特別オーディションに応募して所属。現在はティーン誌のモデルとして活動するほか、様々なオーディションにも挑戦。活動の幅を広めていくためにデビューユーザーと同じく「オーディション突破のコツ」を勉強中。
★ミズノさん
オーディション業界歴33年。オーディションを見極めて紹介するほか、時にオーディションを企画し、審査員を務め、数多くのスターの誕生を見守ってきた。どんなに細かなことでも気になることや分らないことはミズノさんに聞けば解決。