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2024/01/25 18:01

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【2024年芸能プロイチ押し新人インタビュー】『下剋上球児』の楡伸次郎役で大注目の生田俊平「野球と同じぐらい熱中できる役者という仕事を見つけました」

ミシェルエンターテイメント所属/生田俊平(C)Deview
ミシェルエンターテイメント所属/生田俊平(C)Deview

 エンタメ界の新人発掘に特化したオーディションメディアとして40年の歴史を誇る『デビュー/Deview』が芸能プロダクション141社の新人募集情報を特集した『冬の特別オーディション2024』を開催中。その企画に参加する新人開発に積極的なプロダクションが2024年に向けてプッシュする新人をクローズアップしてインタビュー。鈴木浩文、タカハシシンノスケら個性派俳優を擁するミシェルエンターテイメントに所属し、昨年TBS日曜劇場『下剋上球児』の楡伸次郎役に大抜擢され、若手注目株に躍り出た俳優・生田俊平。勝負の年となる2024年に向けて「多くのドラマを経験して、映画に出たい」と目標を語った。

【ミシェルエンターテイメント所属/生田俊平(いくた・しゅんぺい)インタビュー】

――2023年は『下剋上球児』の楡伸次郎役で大注目でした!

【生田俊平】「本当にありがたいです! TBS日曜劇場にこの年齢で出ることが出来たこともすごいなと思ったんですが、放送が終わってからのほうが、その影響力のすごさを実感しています。インスタグラムのフォロワーが300人ぐらいから26,000人まで増えて、目に見えて反響が分かりました。故郷の津軽市の市長を表敬訪問させていただいたんですが、青森の皆さんが“見てたよ、楡!”って温かくて(笑)。そして津軽に居たときに観ていた番組『わっち!!』(青森テレビ)に自分がゲスト出演して、インタビューしていただけるなんて…急に環境が変わってくのがすごく面白いです」

――『下剋上球児』は俳優のキャリアとしても大きな転機になったと思いますが、撮影期間中にご自身で成長を実感した瞬間はありますか?

【生田俊平】「最初、楡役についての資料に“マイペースで不思議な子で、協調性が無い”と書かれていて、普段の自分とは真逆のキャラクター的だったので、なんで自分が選ばれたんだろうって考えた時もありました。でも僕を選んでいただいたときに“ヘンなことを言っても、どこか憎めないキャラクターだよね”って言われたことだけは頭に残っていたので、暗くはならないように演じていたんですけど、やっぱり1、2話のころはどこか固くなっていて。そこで塚原(あゆ子)監督に相談したら“もっと自分に寄せていいよ”“楡だって同級生や野球部とは仲良くなるんじゃない?”と言っていただけて、一気に肩の荷が下りたんです。そこからはアドリブもいろいろと使ってくださって、共演の皆と現場で一緒に作り上げていくのがすごく楽しくなりました。芝居と向き合う時間が増えたことは、今後に繋がってくるだろうなと感じました」

――ご自身の演技に対するアプローチも変わりましたか?

【生田俊平】「大分変わったと思います。これまで明るくオープンな役が多かったんですが、塚原監督は“真顔だったり、喋ってない時に何か考えてそうな顔してるから、それはこれから得するよ”って言ってくださったんです。自分では気付けないことを指摘してくださって、これからのことを考えて育ててくれたんだなと感じています。まだ連続ドラマをやったことがない時点での最初の監督が塚原さんで良かったなって思います」

――同世代の俳優たちと作品を作り上げたことも大きな刺激になったのでは?

【生田俊平】「刺激だらけです! 奥野壮くんと福松凜くんと特に仲良くなったんですが、ご飯を食べに行っても自然と演技の話になって。“俺らさすがに役者バカすぎない?”って自分たちであきれるくらいに語り合って(笑)。口に出すことで気付かされたこともすごく多かったなと思います。こんなにも一緒にお芝居に向き合える関係の仲間が初めてできたのもこの作品のおかげだし、これから歳をとっても一緒にいるんだろうなって思える友達ができたことが嬉しいです」

――そもそも青森山田高校という強豪校で甲子園にまで行った経験がある生田さんが、何故役者の道に進むことになったのか、その理由を知りたいんですが?

【生田俊平】「元々は小さい時からテレビっ子で、人前でおかしなことをするのが好きな幼少期だったんです。それから大学まで13年間野球をやらせてもらったので、本当はプロ野球選手になることが両親への恩返しになると思ったんですが、そんなに甘い世界では無く…。大学で就職を考えるころ実家に帰ったときに、一般企業のインターンに行くことを相談したら、“あ、お前就職するんだ…”みたいな反応だったんです。それを聞いて、これまで野球を続けてきたことや、それこそ甲子園に行ったことみたいに、自分がやりたいことをやっている姿を両親は見たいんじゃないか、それが恩返しになったんじゃないかって思ったんです。そこで自分が何をしたいかと考えた時、実家は自営業で、青森で一、二を争う釣具店なので、自分がテレビに出て有名になって、実家に足を運んで釣りを始めてくれる人がいたらいいなって一番最初に思って。それなら芸人か?役者か?みたいに考えたんです」

――そこで芸人ではなく役者を選んだのは?

【生田俊平】「人を笑わせるのは好きだったけど、それを仕事にするのは難しいし、小さいころから芸人さんたちが好きで見ていて、芸人さんをリスペクトし過ぎていたので、自分が芸人になったら誰かの真似をしちゃうだろうなと思ったんです。一方で役者さんの場合、すごくかっこいい人もいれば、個性豊かで面白い人、名脇役と呼ばれる人などたくさんのジャンルがあって、人柄で勝負できるなら自分にも可能性はあるんじゃないかなと思ったんです。それで俳優の養成所に1年間通って決めよう思って、そこで初めてお芝居をするようになったんですけど、最初は全然できなくて。ダメ出しをされながらも、野球と同じぐらい熱量を込めてできることってこの仕事だろうなって、ピンと来るものがあったんです」

――野球と同じぐらい熱中できると感じた理由は?

【生田俊平】「演技って正解が無くて、同じ台本でもその人なりのやり方でやっていいんだよっていうところですかね。野球でも、同じ球を打つにしても“下からバットを出せ”と言う人もいれば“上から出せ”って真逆のことを言う人もいる。結局は自分で自分に一番合ったものを見つけていく作業だったんです。演技もスポーツの感覚に似ているけど、さらにプラスアルファが多いなと思いました。野球は結果を求められるんですけど、演技の場合は様々な人とのコミュニケーションによってお仕事をいただけたり、いろいろと考えて戦略を立ててやれそうで楽しそうだなと思って、魅力を感じました」

――俳優養成所のオーディションを通じて、現在の事務所に所属するわけですが、ミシェルエンターテイメントはどういう所ですか?

【生田俊平】「もう“ファミリー”って感じでアットホームです。社長含めマネージャー陣と、こんなに近い距離で気軽に悩みも相談できるというのは、多分他の事務所にはないことだろうなって。役者同士で話していても、当たり前のことじゃないんだなって感じます。話をするとき、まず否定から入らないで、それぞれの考えを尊重してくださるんです。僕としては自由にできるほうが楽しいし、自分も活きるんじゃないかと思っているので、そこは自分にすごく合っていると思っています」

――事務所として演技のワークショップに力を入れているとお聞きしています。

【生田俊平】「自社で行う演技ワークショップも多いと思います。事務所の先輩も後輩も自分よりも芝居の技術が高いので、オーディションに行った時に気持ちがすごく楽になるんですよ。もっと上手い人たちのなかで自分はやってきているぞというのが自信になっているし、そのなかで自分はどうするんだ、ということを考えるきっかけもワークショップだと思うし。技術的な部分も、俳優としての姿勢も学ぶことができています」

――俳優としてスタートして約2年で、TBS日曜劇場『下剋上球児』出演という大きなチャンスを掴むことになりました。

【生田俊平】「社長も“運があるよ、君は”ってよく言ってくださいます。俳優を始めたばかりで、まだ高校生役を演じられる時に、“演技のキャリアを問わず、野球が出来る人が欲しい”というオーディションが日曜劇場であるなんて、めったにないタイミングだったと思うんです。オーディションでは野球の実技は問題ないから、100か0かでいいと思って思いっきり振りました。逆にほとんどいい打球が飛ばなかったんですが(笑)、思いっきりやったおかげで、豪快なバッティングのスラッガー役に選んでいただけましたし、主役側のメンバーにハマり役があったということも、ちょうどいい巡り合わせだったんだなと思います」

――今回長期にわたるドラマを経験して、改めて役者の仕事にどんな魅力を感じていますか?

【生田俊平】「『下剋上球児』は野球の話で、僕にとってはホームだったので、お芝居のことだけを考えればいい状況だったんですけど、鈴木亮平さんは野球未経験なのに、野球部の監督で強豪校にいたという説得力を持たないとダメだと、撮影の合間も休みの日もずっと練習していらして。あの芝居と技術を見たら本当にすごいなと思います。普通に生きていたら一つか二つしか経験できないプロの仕事を、役者は役としてその人生を歩むことができるのがすごく面白いし、だからこそ熱中できるんだと思います」

――2024年が始まったばかりですが、今年達成したい目標と、もっと先に描いている夢を教えてください。

【生田俊平】「2023年の目標が『地上波に出たい』でしたが、運良く叶いました。これまで野球に関わる役ばかりやらせていただいているので、応援してくださる方々へのご恩返しのためにも、野球以外の作品でもできるんだぞというところを見せたいですし、自分としても楽しみにしています。いつか映画に出たいというのが大きな目標です」

――ちなみにプライベートでは何かハマっていることはありますか?

【生田俊平】「二つありまして、激辛料理を食べることと、一人で味のある喫茶店を巡ることです。どこかでオーディションがあると、その終わりに必ずその街の喫茶店を調べて行ったりしますね。喫茶店巡りは20歳を越えたぐらいからずっとやっているんですが、東京も味がある喫茶店がたくさんあるんですよね。激辛料理は大学に入ってデビューしました。激辛を食べるバラエティ番組にも興味があります。激辛大好きですし、根性もあるんで負けません!(笑)」

――最後にご自身の経験を踏まえて、俳優デビューを目指しているデビューのユーザーにエールをいただけますか?

【生田俊平】「役者って可能性は無限にあるお仕事ですけど、自分の強みや自信を持てるものをいち早く見つけることが必要なお仕事だなって思います。一歩踏み出すための準備として自分と向き合うということをすれば、目標が叶うんじゃないかなって思っています」

◆担当マネージャー・スタッフに聞く「合格の決め手」と「イチ押しポイント」◆

「一つのことを一生懸命に続けていた方というところにとても魅力を感じました。弊社は人間性をすごく重視しているので、一つのことに打ち込めるピュアさと素直さという、何の仕事をする上でも必要な資質を持っているなと思いました。そして、私たちは映像に力を入れている事務所なので、圧倒的にキャラに強みがあるなと思いまして。誤解を恐れずに言えば、マルコメ君が大きくなったらこういう感じになるんじゃないか、みたいな。素直さと可愛げと愛嬌のある見た目で、きっと現場で愛される役者になるんじゃないかなと思い、うちに来ていただきたいと思いました。
今はお芝居に真摯に向かっているので、今後は事務所とも連携して、役の幅を広げていってほしいと思います。一度きりの人生で、この業界にたどり着くこと自体が奇跡だと思うので、苦楽を共に一緒にやっていけたらいいなと思いますし、伸びやかに育ってほしいなと思います。必ず日本を代表する俳優になれると信じています」

【プロフィール】
生田俊平(いくた・しゅんぺい)
野球歴13年、高校は青森山田高校、甲子園出場経験あり。野球経験を買われ、WOWOW『ドラフトキング』桂木康生役役でドラマデビュー。昨年はTBS日曜劇場『下剋上球児』に楡伸次郎役として出演。アクリルスタンドが完売したことがSNSで一躍話題となる。現在、CM『PLAYブランドムービー Vol.2 情熱篇』に出演中。学生から年配まで万人に愛されるキャラクターで人気急上昇中。

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