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2024/01/21 18:31

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【2024年芸能プロイチ押し新人インタビュー】ドイツの学校で演技に目覚めた田村志衣「いろんなタイプのキャラクターを演じ切りたい」

ヴァンセット・プロモーション所属・田村志衣(C)Deview
ヴァンセット・プロモーション所属・田村志衣(C)Deview

 エンタメ界の新人発掘に特化したオーディションメディアとして40年の歴史を誇る『デビュー/Deview』が芸能プロダクション141社の新人募集情報を特集した『冬の特別オーディション2024』を開催中。その企画に参加する新人開発に積極的なプロダクションが2024年に向けてプッシュする新人をクローズアップしてインタビュー。『仮面ライダーセイバー』出演の高野海琉、『ウルトラセブンX』主演、『牙狼〈GARO〉‐GOLD STORM‐翔』レギュラー出演の脇崎智史が所属するヴァンセット・プロモーションに、『デビュー冬の特別オーディション2018』に合格して所属した田村志衣(たむら・ゆきえ)は「様々なタイプの役を演じ切りたい」と未来を見据える。

【ヴァンセット・プロモーション/田村志衣(たむら・ゆきえ)インタビュー】

――エンタテインメントの世界に興味を持って動き出したきっかけは?

【田村志衣】「中学卒業してすぐの頃に、父の仕事の都合でドイツのフランクフルトに行っていて、インターナショナルスクールに通っていました。そこで、全校生徒を前に部活が発表を行う機会があったんですが、ドラマクラブ…いわゆる演劇部が演技を披露する姿を観たんです。その頃は英語がほとんど話せなかったので、台詞一つ一つの正確な意味までは分からなかったんですが、今何をしているのか、何を伝えたいのかが表情や動き、声のトーンで分かったんです。言葉が分からなくても伝えることができる“演技”って面白いなと印象に残っていて、日本に帰国したら演劇部に入ろうと思って。そこがスタートだと思います」

――帰国後、演劇部に所属したのが演技に触れるスタートだったんですね。

【田村志衣】「高校3年の頃に日本の高校に入学して、そこで演劇部に入ったのが演技に触れたきっかけです。それまではミュージカルを観たりするのは好きだったんですが、観る専門でしたので。その後進学したのが舞台演劇を学べる大学で、お芝居を学びながら舞踊やダンス系を履修して、最終的には日本舞踊で卒業しました。でも、お芝居を続けたいという気持ちが大きかったので、大学4年生の時にデビューさんからオーディションに応募して、2018年の『冬の特別オーディション』でヴァンセット・プロモーションから合格をいただきました」

――ヴァンセット・プロモーションのオーディションを受けた時のことを思い出していただけますか?

【田村志衣】「まず会場が明治記念館で、立ち入ったことのない場所だったので“こんなところでオーディションをやるんだ”っていう特別感がありました。面接では、社長ご自身がいらっしゃったことにびっくりしたのと、まだ所属もしていない一人一人をしっかりと見てくれていたのが印象的で、お世話になるならこういう方がいいなと思ったことを覚えています。あとは、社長が国際線のCAをされていたので、海外経験についていろいろと聞いてくださって、話が盛り上がったことも印象に残っています」

――所属後、すぐにコロナがまん延する期間もあって、思うような活動が出来なかったそうですが、そんななかでもお仕事を経験して楽しいと感じたことや難しいと感じたことはどんなところですか?

【田村志衣】「大学では舞台寄りの演技を学んでいて、映像のお芝居に触れたことがなかったので、そこに一番戸惑いました。舞台では劇場のお客さん全員に伝えるように、声や身振りを大きくするように勉強してきたんですが、映像では小さな目線のお芝居も重視されるのが新鮮でした。実際に自分の演技をカメラで撮ったものを観た時、素人感が出ていると感じたのが衝撃的でした。でもLittle Glee MonsterさんのMVに出演させていただいたとき、大勢のスタッフが動き回っているなかで演技をしたのも初めてでしたし、メインの方々のお芝居から学ぶことがたくさんありました。出来上がったものを観て、ここではすごく良い表情ができたとか、ここは後ろ姿にはなっているけど頑張れたなとか、すぐに結果として感じられたことが、また頑張ろうと思うきっかけになりました」

――オーディションの案件など、事務所のサポートも受けられているようですが、ヴァンセット・プロモーションに所属して良かったと思うところは?

【田村志衣】「社長も先輩方も含めてアットホームな雰囲気があって、誰にでも教えを請える環境だと思います。お芝居に対してどんな考え方で臨んでいるのかについて聞ける機会があるのは心強いですし、チャンスが巡ってきた時にみんなが背中を押してくれるのですごく居心地がいいと思っています。事務所の忘年会に参加すると先輩やスタッフの方とも交流できますし、すごく話しやすい環境に感謝しています」

――今後はどんなお仕事をやってみたいと考えていますか?

【田村志衣】「どんな役を振られてもしっかり演じ切れるように頑張りたいですし、同じタイプの役ばかりじゃなくて、いろんなタイプのキャラクターを演じられるようになりたいです。自分の演技について、相手からのエネルギーや感情を受け取って素直に出すのが得意だよねと言われているので、そう言っていただける強みを伸ばして行きたいと思っています」

――これからオーディションへの応募を考えている方に、ご自身の経験を踏まえてエールをいただけますか?

【田村志衣】「こうした業界に憧れがあっても、いざ飛び込もうっていう人は結構少ないと思うんです。でも勇気を持って飛び込んでみると、何か見えるものが変わってきて、自分のチャンスにつながるということがあると思うんです。いろんな環境の方がいるので、難しいこともあるかも知れないんですが、まずは飛び込んでみるのも一つの手なのかなって思っています」

◆担当マネージャー・スタッフに聞く「合格の決め手」と「イチ押しポイント」◆

「単純に“ちゃんと育ってきているのかな”というところをみるんですが、芯がちゃんとしっかりして自立している子だと思いました。そのうえで変なクセがついていなくて、いろんな色に染まれそうだという印象もあります。今まで映画や舞台で大御所俳優さんとの共演もさせていただき、今年は20代最後の年ではありますが、女優としては20代より30代の方が 面白くなっていくんじゃないかなと期待しています。今後はギャップをみたいなものを出して行って、例えばサイコパシックな雰囲気の役を演じたらインパクトあるんじゃないかなと思っています」

【プロフィール】
田村志衣(たむら・ゆきえ)●1994年4月11日生まれ、埼玉県出身。資格:実用英語技能検定2級、語彙読解力検定2級。特技:日本舞踊、手芸

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