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2023/12/11 19:32
杉咲花の映画単独初主演作『市子』が満席続出のスマッシュヒット 市子と恋人・長谷川の2人の幸せな一幕をおさめた場面写真公開
杉咲花の映画単独初主演作『市子』が12月8日から全国で公開がスタートし、満席が続出するスマッシュヒットとなっている。そんなかか市子を演じる杉咲と恋人・長谷川を演じる若葉竜也の、2人の幸せな一幕をおさめた場面写真が公開された。
「市子のことが頭から離れない」「心に突き刺さる」と、公開前からすでに熱い感想が続々と挙がっていた本作は、監督の戸田彬弘が主宰する劇団チーズtheater旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞した舞台「川辺市?のために」が原作。観客から熱い支持を受け2度再演された舞台の映画化となる。
痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも「生き抜くこと」を諦めなかった川辺市子を演じるのは杉咲 花。抗えない境遇に翻弄された彼女の壮絶な半生を、凄まじい熱量で体現し圧巻の演技を披露、芝居を超えて役を生き抜く姿がスクリーンに映し出される。
さらに、市子の恋人・長谷川を演じるのは、若葉竜也。この重厚な物語の軸を担う長谷川が、市子の真の姿を知っていく過程で揺れ動く感情の変化を繊細に演じ切る。他にも、森永悠希、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり、倉 悠貴、中田青渚、石川瑠華、大浦千佳ら豪華俳優陣が名を連ね、市子の知られざる人物像や過去を第三者の目線で浮き彫りにしていく。
そして8日に全国公開を迎えた映画『市子』。週末には公開を待ちわびた多くの映画ファンで賑わいを見せ、また既にリピーターも多くみられ、各劇場で満席回が続出。公開前からすでに話題を呼んでいただけにSNSでは、「見終わった後、すぐに席を立つ人がいなかった」「放心状態。映画館を出てからもこの世界に市子がいるとしか思えない」「本年度に見た映画の中で最も衝撃の作品だったことは間違いない」「年末に強烈な一撃をくらう」など、多くの絶賛の声が挙がっている。
さらに、感想投稿アプリFilmarksでは5点中4.0のハイスコア(12月11日13時現在)を記録しており、こちらでも「今年見た映画の中でダントツ」「上映終了後になかなか動けない映画だった」「まだ心の中に市子がいる…」など、高評価の声が多く見られ、好調なスタートを見せた。
そして今回、主人公・市子を演じる杉咲花と、その恋人役・若葉竜也の2人が、居酒屋のカウンター越しに満面の笑みを見せる場面写真もお披露目。市子は長谷川からプロポーズを受けた翌日に姿を消してしまうが、それまで共に過ごした2人の幸せな時間を描き出す、観終えた後により胸に迫る1シーンだ。
戸田監督はキャスティングにおいて、市子については朗らかさと底知れない怖さを表現できる人物、恋人役・長谷川については“この人となら安心して、そばにいられる”と市子が思えるような雰囲気を出せる人物にお願いしたいと考えていたと言う。
杉咲も共演の若葉に対し、「これ以上はないんじゃないかっていうぐらい安心感を与えてくださる方。こちらが火傷してしまうのではないかと思うぐらいものすごく熱を帯びた人で、それだけ作品や出会った人たちに対しての愛情が深い方だと思っています」とコメント。2人の固い信頼関係が伺えるような、微笑ましくも切ない、市子と長谷川が過ごした時をぜひ劇場で確かめてほしい。
【ストーリー】
川辺市子(杉咲 花)は、3年間一緒に暮らしてきた恋人の長谷川義則(若葉竜也)からプロポーズを受けた翌日に、忽然と姿を消す。途方に暮れる長谷川の元に訪れたのは、市子を探しているという刑事・後藤(宇野祥平)。後藤は、長谷川の目の前に市子の写真を差し出し「この女性は誰なのでしょうか。」と尋ねる。市子の行方を追って、昔の友人や幼馴染、高校時代の同級生…と、これまで彼女と関わりがあった人々から証言を得ていく長谷川は、かつての市子が違う名前を名乗っていたことを知る。そんな中、長谷川は部屋の中から一枚の写真を発見し、その裏に書かれた住所を訪ねることに。捜索を続けるうちに長谷川は、彼女が生きてきた壮絶な過去と真実を知ることになる。
出演:杉咲 花 若葉竜也 森永悠希 倉 悠貴 中田青渚 石川瑠華 大浦千佳 渡辺大知 宇野祥平 中村ゆり
監督:戸田彬弘 原作:戯曲「川辺市子のために」(戸田彬弘)
脚本:上村奈帆 戸田彬弘 音楽:茂野雅道
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2023 映画「市子」製作委員会