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2023/12/08 08:42
昨年のホリプロTSC落選のリベンジを果たし、見事グランプリに輝いた塚本恋乃葉さん「地元の友達もたくさん応援してくれて、“これはグランプリ獲らんと帰れん!”という気持ちに」
女優の深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみらを輩出した、ホリプロ伝統オーディション『第46回ホリプロタレントスカウトキャラバン』(TSC)において、参加総数20,824の中からグランプリに輝いた広島県出身・19歳の塚本恋乃葉さん。昨年の第45回TSCに挑戦した際には、惜しくもファイナリスト手前の3次審査で落選を経験。その時の悔しさをバネにリベンジを誓った今回、見事グランプリを受賞し、芸能界デビューへの切符を勝ち取った塚本さんが、オーディションサイト『Deview/デビュー』のインタビューに応え、グランプリ受賞への想いやオーディションで印象に残っていること、今後の夢や目標などを語った。
【『第46回ホリプロタレントスカウトキャラバン』グランプリ/塚本恋乃葉さんインタビュー】
――グランプリ受賞後の囲み取材で、周囲から『モデルやってみたら?』と言われたことがきっかけで、TSCに応募したとおっしゃっていましたが、もともと芸能界への興味や憧れはありましたか?
【塚本恋乃葉】「小学4年生から高校までの9年間、ずっとバレーボール一筋だったので、バレーボールをやっていた時は、芸能界への興味というのはぜんぜんありませんでした。でも大学生になってバレーボールも辞めて、何か新しいことにチャレンジしたいなと思っていたときに、周りから『モデルやってみたら?』と言ってもらったりして、そんなふうに言ってもらえるなら、ちょっと挑戦してみようかなと思って、ホリプロタレントスカウトキャラバンに応募しました」
――今回が初めてのオーディションですか?
【塚本恋乃葉】「いえ、実はバレーボールを引退した去年、第45回大会も受けました。その時は合宿審査前の3次審査で落ちてしまって。周りには小学生とかの小さい子たちもたくさんいて、“あ、コレは負けるな”って思うくらい、すごく可愛い子たちばかりだったんですよね」
――前回大会は、例年よりも募集年齢が低かったですし、グランプリもTSC史上最年少でしたから、参加者の中には小学生も多かったのかもしれませんね。
【塚本恋乃葉】「オーディションを受けながら、“もしかしたら、自分は違うかも?”と思ってはいましたが、不合格通知を受け取ったときは、めちゃくちゃ悔しかったです。LINEで結果が届いたのですが、見るのが怖くてしばらく開くことができませんでした。その時は結局ダメでしたが、もう1回挑戦したいと思って、今回も参加することにしました。ただ、地元・広島であった地方予選の日は、別の予定が入ってしまっていたので参加することができなくて、東京の会場まで受けに行きました」
――1次審査の自己PRではどんなことをしましたか?
【塚本恋乃葉】「自己PRで披露できるような特技もなかったので、お話ができたらいいなと思って会場に行きました。そこで話すこととかも何も決めてなくて、その場で楽しくおしゃべりができればいいかなと思っていたので、具体的に何を話したかはあまり覚えていないのですが、審査員の皆さんが笑顔で頷きながら私の話を聞いてくださったので、これでいいんだなって思えて、ありのままの自分でしゃべることができて良かったです。2次審査でもいろいろとお話させていただいたのですが、けっこう話が盛り上がって、楽しかった思い出があります」
■「グランプリを獲りたいという気持ちはめちゃくちゃ大きかった」
――あまり人見知りはせず、初対面の大人の人とも臆せず喋れるタイプ?
【塚本恋乃葉】「どうなんでしょう? 人見知りはしないかもしれません。ただ、おしゃべりは好きなのですが、あまり得意ではないというか…。自分が思っていることをちゃんと言葉にして相手に伝えるというのが、ちょっと苦手です。Leminoで配信されていた密着番組でのインタビューもすごく難しくて。伝えたい想いはあるけど、なんて言っていいかわからないというか。今もその“難しかった”ということに対して、どこがどう難しかったのかとか、具体的にしゃべれるようになりたいです」
――今回のオーディションを振り返って、特に印象に残っていることは?
【塚本恋乃葉】「東京合宿でレッスンしたダンスです」
――囲み取材でも記者からリクエストされて披露されていましたね。大先輩・井森美幸さんを彷彿とさせる独特なステップが印象的でした。
【塚本恋乃葉】「私、ダンスが本当に苦手で。合宿審査のしおりが送られてきたときに、『ダンスレッスン』の項目があって、それを見た瞬間“合宿審査に行きたくない”って思ったくらい、本当に嫌でした(苦笑)。というのも、オーディションの審査だから、ダンスが上手じゃないとダメな印象になるのかな?と思っていたんです。でも、実際にダンスレッスンを受けてみたら意外と楽しくやれて、それが一番印象に残っています。それと、初島合宿ではアヒルの浮き輪に乗って対決するゲームがあったのですが、それもすごく楽しかったです。その対決で勝った5人だけがバーベキューを食べられるというものだったので、絶対に勝ちたかったし、お肉食べたい一心で頑張りました(笑)。そのほかにも楽しい思い出ばかりで、みんなと一緒に過ごした時間が本当に充実していました」
――決選大会での意気込みでは、『グランプリ獲るけ、しっかり見守っておいてね!』と広島弁で宣言されていましたが、グランプリを獲りたいという想いは強かった?
【塚本恋乃葉】「グランプリを獲りたいという気持ちはめちゃくちゃ大きかったです。でも、意気込みを聞かれた時、『笑顔で自分らしく頑張ります』というようなことを言おうかなと思っていたのですが、口が勝手に『グランプリ獲る』って言っていて、心の中では“ヤバイ!グランプ獲るとか言ってしまってる! なんでそんなこと言ったの? 恥ずかしい!”って思っていました。でも、勝手に言葉に出てしまったくらい、グランプリを獲りたかったんだと思います」
――昨年のリベンジという想いも強かったんですかね?
【塚本恋乃葉】「そうですね。しかも今回は昨年と違ってオーディションの選考過程も公開されていたので、友達とか、私がオーディションを受けているっていうことを知ってくれている子も多くて、いっぱい応援してくれていたから、グランプリを獲って恩返ししたいと思っていました。実は、東京会場での予選に参加した時、上京した地元の友達も偶然オーディションを受けに来ていて、会場でばったり再会したんです。その子から『元気もらえたよ、頑張ってね』とかいろいろと言ってもらえて、私としては自分が誰かに何か影響を与えているとかぜんぜん実感なかったけど、そういうふうに言ってもらえて、自分も頑張ろうって思いましたし、地元の友達もみんな『決選大会の配信観て応援するから』って言ってくれて、すごく嬉しかったですし、“これはグランプリ獲らんと帰れん!”っていう気持ちになりました」
■「モデルもできて、面白要素もあるというギャップを伝えたかった」
――決選大会の自己PR審査では、モデルウォーキングを披露しつつ、モニターに出される一発チャレンジに挑んで失敗したら罰ゲームというパフォーマンスをやられていましたが、ウォーキングは事前にレッスンなどは受けたんですか?
【塚本恋乃葉】「一度ウォーキングの先生を呼んでいただいて教えていただきました。でも最初は、 “これ決選大会までにちゃんとできるようになるのかな?”って自分でも思うくらいぜんぜんできなくて。レッスンの後もたくさん練習したのですが、最終的にちゃんとできていたかは別として、最初のときと比べたら自分でも良くなっているなと思ったので、頑張ってやって良かったなと思いました」
――決選大会まで、自主練を頑張ったんですね。
【塚本恋乃葉】「大学でもパソコン開いてひたすらランウェイの動画観てイメージトレーニングしたり、自主練習もたくさんしました。練習した動画を実行委員の方に送ったら、すごく細かくアドバイスなどを送ってくださったので、それを見て、“次はこうしよう”って自分なりに改善しながら練習を頑張ってやりました」
――一発チャレンジと罰ゲームの内容は知らなかったということですが。
【塚本恋乃葉】「そうなんです。モデルもできるし、面白要素もあるという両方を伝えたくて、大まかな構成は実行委員の方たちと一緒に話し合って決めたのですが、一発チャレンジと罰ゲームの内容自体は実行委員の方たちにお任せしていたので、ステージに立つまで何をやらされるかぜんぜん知らなかったんです。罰ゲームの“酸っぱ水”はみんなにも飲んでほしいくらい、本当にめちゃくちゃ酸っぱかったです!!」
――ステージ上での“え、これをやるの?”というような反応は素のリアクションだったんですね。一発チャレンジから罰ゲーム、そしてまた真顔に戻ってウォーキングという、素早い切り替えもメリハリがあって面白かったです。
【塚本恋乃葉】「そこの切り替えはポイントでした。そういうギャップを見せたいと話したら、それに合うよう、構成に関してもみなさんがいろいろとアドバイスしてくださって、すごく感謝しています」
――自己PR審査の際、会場の反応みたいなものは感じていましたか?
【塚本恋乃葉】「ファイナリストのみんなが、自分の想いを話したり、家族への想いを伝えたりして感動的な感じの空気になっている中で、自分の番だったので、これはちょっとヤバイかもって一瞬不安にはなったのですが、“もうやるしかない!”って思ってステージに立ちました。パフォーマンス中は集中していたのか、お客さんの反応っていうのはぜんぜん見えていなかったです」
――グランプリ発表の瞬間、驚いた表情を見せていましたが、自分の名前が呼ばれるとは思っていなかった?
【塚本恋乃葉】「ぜんぜん思っていなかったです。なので、自分の名前が呼ばれてもまったく実感がなかったです。でも、呼ばれたい!とは思っていたので、心の中で“お願い、お願い”って願ってはいました」
■「夢は“目指せ、出川ガール!”鼻にザリガニとか、体張る系でもなんでもやります!」
――受賞された際、ご家族への感謝の気持ちを伝えていましたね。
【塚本恋乃葉】「いつもいろいろと迷惑をかけてばかりなのですが、たくさん応援してくれたし、これからはちゃんとした子になって恩返しをしていきたいです」
――普段、塚本さんはお友達からはどんな子って言われることが多いですか?
【塚本恋乃葉】「よく第一印象では『清楚な子でしゃべらない子かと思った』と言われることが多いのですが、仲良くなると『中身はめちゃくちゃじゃん』って言われます(笑)。そういう見た目と中身のギャップみたいなものをそのまま披露できたらいいなと思って、今回の自己PRになりました」
――学生時代はずっとバレーボール一筋で、キャプテンを務めたり、高校では国体選考にも選ばれたりしたそうですね。バレーボールを通して、どんなことを学びましたか。
【塚本恋乃葉】「バレーボールではずっとレギュラーで試合に出させてもらっていたので、レギュラーに入れないほかの子たちの気持ちを考えて、みんなが納得できるようなプレーをしたり、普段の行動でも学校生活でもそういうことを意識してやっていました。そういう部分はちゃんとしないとみんなが納得しないと思ったので。今回のオーディションも一緒だなと思っています。他の子たちが納得してくれるよう、みんなに応援してもらえるよう、行動していかないとなって思っています」
――塚本さんは、今何をやっている時が一番楽しい、幸せだなって思いますか。
【塚本恋乃葉】「美味しいものを食べているときです。食べることが大好きなんです。でも、モデルウォークをやるために、ここ最近は少し我慢して、みんながお弁当食べている時にリンゴを食べたり、体型維持を頑張っていました。あと、友達と遊ぶこともすごく楽しいし、大好きな時間です。最近は、車の免許を取ったので、みんなでドライブがてら旅行に行ったりしています。この前も広島から大阪まで車で行って、みんなでユニバーサルスタジオジャパンで遊んで、めちゃくちゃ楽しかったです」
――では最後に、今後の夢・目標を教えてください。
【塚本恋乃葉】「モデルとしてはTGCなどのランウェイを歩きたいという夢があって、タレントとしてもバラエティ番組でのトーク力を磨き上げて活躍したいです。夢は“目指せ、出川ガール(NTV『世界の果てまでイッテQ!』で出川哲朗とともにロケに挑むタレント)”です! 鼻にザリガニとか、体張る系とかなんでもやります!」
【プロフィール】
塚本恋乃葉(つかもと・このは)●2004年10月26日生まれ、19歳。広島県出身・広島県在住。趣味:スポーツ観戦、食べること。特技:バレーボール。