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2023/11/04 23:53
第46回ホリプロTSCグランプリに広島出身の運動神経抜群ガール19歳・塚本恋乃葉さん、将来の夢は「モデルと目指せ出川ガール」
女優の深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみらを輩出した、ホリプロ伝統オーディション『第46回ホリプロタレントスカウトキャラバン』(TSC)の決選大会が4日、SUPERNOVA KAWASAKIにて行われ、参加総数20,824の中から広島県出身の19歳・塚本恋乃葉(つかもと・このは)さんが見事グランプリに輝いた。
1976年よりスタートし、第1回グランプリの榊原郁恵(「榊」は「木へんに神」が正式表記)をはじめ、井森美幸、山瀬まみ、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみ、足立梨花、井上咲楽らを輩出してきた同オーディション。第46回の今回は、「ナチュラルガール」をテーマに、いつも自分らしくナチュラルに生きている女の子、あざと女子になれないナチュラルな女の子など、一番“自分らしい自分を見せてくれるナチュラルガール”を募集。
応募資格は、芸能プロダクションやレコード会社等に所属していない、高校1年生〜満24歳(1次審査の段階で満24歳であること)の女性。事前応募・書類審査なしで、オーディション会場に来た参加者全員と直接会うという形式で、7月29日より全国8ヵ所にて地方予選(1次・2次選考)を実施。その後、9月上旬に3次審査、10月上旬に4次審査を行い、参加総数20,824人の中から選ばれた9人が、本日行われた決選大会に挑んだ。
今回の決選大会では、ファイナリストそれぞれが自ら考えたオリジナルのパフォーマンスを披露する自己PR審査と、クイズやジェスチャーゲームに挑むバラエティ審査を実施。自己PR審査では、アイドルになりきった歌唱パフォーマンスや戦隊ヒーローを題材とした寸劇、フラフープを回しながらの自己紹介、書道パフォーマンス、落語など、ファイナリスト9人が個性溢れるパフォーマンスで自身の魅力を最大限にアピール。
モデルやタレントとして活躍したいという塚本さんは、自己PR審査ではモデルウォーキングで颯爽とステージに登場。モデルさながらのウォーキングを披露する正統派な自己PRかと思いきや、モニターに出される一発チャレンジに挑戦&失敗したら罰ゲームというパフォーマンスを実施。けん玉やピンポンお玉キャッチなどの難題にチャレンジするも、ことごとく失敗し、“顔面洗濯バサミ”“酸っぱ水”“顔面ブロワー”といった罰ゲームに体当たりで臨む。ウォーキングでのクールで大人っぽいモデルの顔と、罰ゲームで見せる素のリアクションとのギャップで会場を魅了していた。塚本さん本人は、「モデルもできるということをアピールしながら、でも面白い要素も伝えたいと思って頑張りました」と述べ、「最初はモデルのウォーキングが全然できなくてダメダメでしたが、お母さんがいつも練習に付き合ってくれて、しっかりとできるようになりました」とパフォーマンスの出来栄えに満足気な表情を見せていた。
そしてグランプリ発表の瞬間、名前を呼ばれた塚本さんは、驚きの表情を見せ「本当に実感が無くてビックリしています。9人の仲間と一緒にここまで来れて、自分のことを出せたのかなと思うので、みんなに納得してもらえるような努力をして、これから頑張ります。ありがとうございます!」と受賞への想いを明かす。そして、「ファイナリストのみんなは、応援し合っていたので、誰がグランプリになっても納得すると決めていて。そういう気持ちで(グランプリ発表の瞬間を)待っていましたが、名前を呼ばれて本当に嬉しかったです」と喜びを噛みしめ、「仕事で来れなかったお父さん、今日会場に来てくれたお母さんにお姉ちゃん、いつも素直じゃなくて迷惑かけてばかりで申し訳ない気持ちがあるけど、これから人間としても大きく成長していくから応援してください」と、家族へのメッセージを送った。
グランプリを受賞した塚本さんの特技は、小学4年生から始めたバレーボール。また、父が元広島東洋カープのプロ野球選手で、現役引退後に競輪選手に転向して活躍した塚本善之さんということで、その遺伝子を受け継ぎ、50m走は6秒台と、運動神経抜群の19歳。「メンタルの強さは父から受け継いだかなと思います。プロとして活躍するというのは、どんなことにも気持ちを強く持って努力をしてきたからだろうなと尊敬しているので、私も父のように強い気持ちを持って頑張ろうと思います」と決意を新たにする。
今後の目標について塚本さんは、「モデルとしては、TGCのランウェイを歩けるくらい成長できたらいいなと思います」と語りつつ、「私のなりたいコンセプトとして、“目指せ!出川ガール”という目標があるので、キレイなモデルさんって思ってもらえるように頑張りつつ、みんなに楽しんでもらえるようなタレントにもなりたいです」と宣言。また、憧れの芸能人について、「綾瀬はるかさんはお芝居もお上手なのにもかかわらず、飾らないところが素敵だなと尊敬しています。中条あやみさんはモデルさんとして憧れているので、いつか共演できたらいいなと思います」と声を弾ませた。
そして最後に塚本さんは、「絶対に1人では獲れなかったグランプリだと思います。周りの友達や家族、ファイナリストのみんな、マネージャーさんと一緒に頑張ることができて、そして自分もこの3ヵ月間で成長して掴み取ったグランプリだと思うので、これからどんなことにも努力して、決して負けない、諦めない人になります」と力強い決意表明で囲み取材を締めた。
グランプリを受賞した塚本さんには、賞金100万円が贈呈されたほか、今回のTSC特別番組の配信が行われた「Lemino」の番組出演権などの副賞が贈られた。なお、準グランプリには大阪府出身の18歳・畠中夢叶(はたなか・ゆめか)さん、審査員特別賞には岡山県出身の17歳・松岡香穂(まつおか・かほ)さんが選ばれた。