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2023/07/20 12:40
新たなスクールコミュニティ「ACTLABO OSAKA」オープンに古田新太、ファーストサマーウイカも期待「大好きなものが同じような人たちが集まれる場所やキッカケになれば」
古田新太やファーストサマーウイカなどの個性派俳優が多数所属する芸能プロダクションの(株)リコモーションと、(株)キューブが、舞台芸術のスキルやノウハウを開放し、人と人が共鳴する喜びを届けるスクールコミュニティ「ACTLABO OSAKA」をオープン。その記者会見が7月8日に開催され、古田新太と、ファーストサマーウイカが登壇した。
会見では「ACTLABO OSAKA」代表で(株)リコモーション代表取締役・高橋典子は「ACTLABOは、『BAKE-TOMO(バケトモ)』という、演劇をコアにしたエンターテインメントの情報を発信するコミュニティ。『BAKE-GAKU(バケガク)』という、演劇スキルを磨くスタジオを使ったリアルスクール。『BAKE-TANE(バケタネ)』という、ユニークな個性を持つ人が登録していただけるキャスティング制度の総称です。入口はどこからでも自由です。どこから入っても互いに関連し合う三角形を回りながら芸能界にゆるっと繋がって、毎日が楽しく過ごせるようなことになればいいなと考え、この仕組みを作りました」と語った。
また、会見に同席した(株)キューブ代表取締役社長・北牧裕幸は「キューブとリコモーションが一緒になってここを育てていきたいと思っていますし、アーティストとスタッフの距離が近いことでコミュニケーションが取れているのもグループの特徴です。東京の会社は稽古場があったりスタジオがあったりして、役者が後輩を教えたり集まって何かを作ったりしています。ここアクトラボもそういう人に集まってもらいたいですし、集まって何かを作っていこうという場所になると思います。『BAKE-TOMO(バケトモ)』に登録される皆さんには、役者との距離感を楽しみながら学んだり遊んだりしてもらえたらなと思っております」と「ACTLABO OSAKA」へ期待を寄せた。
そんなスクールコミュニティでのレッスンについて、古田は「大学に行って仲間を作って劇団に入って、という流れがあってそのまま40年経つんですが、そういう仲間が作れる現場というのがなかなか難しいと思うので、志とまでは言わないですけど大好きなものが同じような人たちが集まれる場所やキッカケにここがなれば。レッスンをオイラがやるんだったら体技のほうかな。例えばスローモーションのやり方とかアクションというか、そっちのほうでコミュニケーションも取れると思うので、こんな動きができますというか、口下手でも口笛が上手いとか、そんなことでここに集まって来て仲良くなれる人がいたらいいな」と展望を語りつつ、「京都とか大阪とかで撮影してて1日来てくれないとか言われたら、終わった後の飲み代さえ出してくれれば全然OKですけどね(笑)」と古田節を見せる場面も。
一方で、ファーストサマーウイカは「私が提案したいのは、よくインスタとかの質問で面接の時にいいアドバイスをくださいというのを言われるんですよ。何故か私に、就職もしたことのないのに(笑)。面接とか就活とか、そういうことで発声・話し方・プレゼンテーションの仕方みたいなことは、日常に取り入れたいと思ってらっしゃる人は意外といらっしゃるみたいなので、そういうニーズにも応えていただけると生徒さんも増えるんじゃないかなと」と実体験も交えたアイデアを提案した。
そんな様々な未来予想図が描かれている「ACTLABO OSAKA」は、会見翌日から一般公開され、リコモーション&キューブアーティストによるグループ作品展「エンジテノアート」が行われている。展示エリアには、NHK連続テレビ小説『スカーレット』で陶芸家を演じた松下洸平による信楽焼や、元宝塚歌劇団花組のトップ娘役・仙名彩世による精巧なミニチュアフードなどが展示されている。普段見ることのできない役者のアーティスティックな部分に、来場者も作品を間近で見つめ長い時間堪能していた。この展示は8月20日まで行われている。その後、8月26日からは、絵本作家たなかしんによる、絵本原画展+傘作りワークショップを開催。
そして9月から本格的に開始する『BAKE-GAKU(バケガク)』は、各スキルと目標に沿って3つのコースが用意されている。中には、楠見薫など実際にテレビでもお馴染みの俳優陣を講師として迎えたスクールが用意されていて、特に優秀な人材にはプロやスターになる可能性もある。また、この3つのレッスンの他に、ダンス・ボーカル、映画監督やアナウンサーによる講義など特徴的なレッスンが続々とHPに公開されていく予定だ。また、『BAKE-GAKU(バケガク)』レッスンに先駆けて、7月24日より演技レッスン体験などが開催される。