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2023/06/30 08:02
「ナチュラルガール」をテーマ全国8都市で全員面接を実施 『第46回ホリプロTSC』実行委員長に聞く、選考ポイント「背伸びせず自然体でいられる人にお会いしたい」
第1回グランプリの榊原郁恵(「榊」は「“木へん”に神」が正式表記)をはじめ、井森美幸、山瀬まみ、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみ、足立梨花、井上咲楽らを輩出した、「ホリプロ」伝統のオーディション『ホリプロタレントスカウトキャラバン』(TSC)。46回目を迎える今回は「ナチュラルガール」をテーマに、志望ジャンルは問わず、高校1年生〜満24歳(1次審査の段階で満24歳であること)の女性を募集。7月29日(土)仙台を皮切りに、全国8都市で事前応募なしの全員面接オーディションを実施する。
オーディションサイト『Deview/デビュー』では、今回の実行委員長を務める大崎祟敦(おおさき・たかのぶ)氏にインタビュー。今回のTSCへの想いや、テーマで求めている人材、全国8都市での全員面接について、審査のポイントなどを聞いた。
ホリプロ入社後、俳優、女性お笑い芸人のマネージャーを経て、現在は井森美幸や丸山桂里奈など、バラエティー番組を中心に活躍するタレントを担当している大崎氏。「ホリプロに入ったからには、いつかTSCの実行委員長をやってみたいという想いはずっとありました。これまで過去3回、TSCの実行委員をやった経験はあったのですが、自分に実行委員長はまだ早いかなと思っていたところ、10年ほど担当している井森から『いつかスカウトキャラバンの実行委員長やりたいって言っていたけど、そろそろやってみても良いタイミングなんじゃない?』という後押しもあり、実行委員長に手を挙げました」と、実行委員長就任にあたっての想いを吐露。
今回のTSCでは、“ナチュラルガール”というテーマのもと、いつも自分らしくナチュラルに生きてる女の子、あざと女子になれないナチュラルな女の子、ナチュラルすぎてツッコまれやすい女の子…“自分らしい自分”を見せてくれるナチュラルガールを募集。「“ナチュラル”というのが、僕の中ではとても大きなテーマで、どんな場面でもナチュラル=自然体でいられることって、すごく素晴らしいことだなと感じていて。これは僕が担当するすべてのタレントにいつも言っていることでもあるんです。たとえば、僕はカープファンなのですが、『今日からジャイアンツファンになりなさい。そうしたら仕事に繋がるよ』と言われるとするじゃないですか。“売れるためには仕方ない”と、ジャイアンツファンになったとしても、やっぱり心のどこかでは好きになり切れないし、どこかでボロが出るかもしれないし、つらくなる時がくるかもしれない。だったら、『カープをとことん、人よりももっと好きになって極めなさい』と言われたほうが楽だし、より自分らしさが出る」
「よく、『何をやったら仕事に繋がりますか?』『何をやったら僕らしいですか?』と聞いてきてくれるタレントもいるのですが、そこで僕が『これをやって』と指示するのは違うと思っていて。僕としては、『あなたが興味あること、好きなことをとことんやってほしい。それを極めたら教えて。そうしたらそれを仕事に繋げられるよう頑張るから』というふうに伝えているんです」と自身がマネージメントする上でこだわっていることに対しての考えを語る。
「井森美幸や丸山桂里奈も、テレビで映っている感じと楽屋で何も変わらないんです。どんな場面でも自然体なんですよね。もちろん、テレビに出るときにキャラを作ってカメラ前に立つ方もいらっしゃいますし、そういう方もすごいなとは思いますが、僕はいつでも自然体でいられることが一番素晴らしいと思っていて。なので、自分がやりたいこと、好きなことを突き詰められて、ありのままでカメラの前に立てるような人材を発掘したいという想いから、今回のテーマをナチュラルガールにしました」と今回のテーマに込めた思いを明かす。
今回は例年よりも応募年齢が高めで、高校1年生〜満24歳までの女性を募集。「バラエティータレントにしても役者にしても、これまでどんな経験をしてきて、どんな活動しているのかという、自分の人生経験がすごく重要になってくるんですよね。なので、一回社会人を経験している方や、コロナ禍でチャレンジができずに芸能界への夢を諦めざるを得なかった方にもぜひお会いしたいなと思っています」とコメント。
また、「より自分らしく自然体で芸能界に挑める人と出会いたい」ということで、7月29日(土)仙台を皮切りに、7月30日(日)札幌、8月5日(土)・6日(日)・9月2日(土)・3日(日)東京、8月11日(金)名古屋、8月12日(土)・13日(日)大阪、8月18日(金)広島、8月19日(土)福岡、8月20日(日)沖縄と、全国8カ所で、審査会場に来た全員との対面の審査を行う全員面接スタイルの選考を実施。「その方の自然体の魅力というのは、書類選考ではわからないと思いましたし、ちゃんと会って目を見て話さないと伝わらないものがあると思ったので、全国8都市での全員面接を実施することにしました。オーディションですし、ガチガチに緊張するとは思いますが、そこで背伸びせず自然体で話ができる人、審査員の僕らを前にしてもカッコつけずに自分らしくいられる人に会えたらいいなと思っています」と期待を膨らませた。
志望ジャンルに関しては、役者、モデル、グラビア、アイドル、歌手、バラエティー、インフルエンサー等ジャンルを問わず幅広く募集。合格者はその人自身の素質に合わせて活動していくことになるという。「TSCのグランプリ特典の中には、何かの出演権とかもあったりしますが、ジャンル不問で募集しているので、グランプリ受賞者のその人の素質ややりたいことなど、その子に合った仕事でデビューさせてあげられたらと思っています」
さらに、これまでTSCに携わった経験を振り返り、「過去にTSCの実行委員をやっていたとき、毎回、落選してお別れした子たちに対して、“この子たちは今後、どういう人生を歩んでいくんだろう”とか、“TSCを受けて良かったと思ってくれているのかな”という想いを強く持ちました。なので、今回のオーディションを受けに来てくれた子たちに対しても、たとえ落選して帰ることになったとしても、何か掴んで帰ってほしいというか、何かのヒントをあげられたらなと思うのです。それで次のTSCや別のオーディションに活かせるかもしれないし、うちの事務所じゃない場所で夢を叶えたとしても、僕としては嬉しいんですよね。 “受けて良かった”“受けたことで変わったな”と思ってくれるようなヒントをあげられたらいいなと思っています」とオーディションへ懸ける熱い想いを語る。
そして最後に大崎氏は、「僕は人口5,000人くらいの田舎から出てきているのですが、最初は“芸能人に会いたい”というそんな軽い動機で上京して、今この仕事に就いています。本当にそれくらいフワっとした動機でもいいので、気軽に会場に受けに来ていただければと思います。自分には無理かもと思っている方や、社会人だしもう遅いかも…と思っている方たちにもぜひ受けに来ていただきたいですし、僕は全会場にいる予定なので、いろんな方とお会いできることを楽しみにしています」と呼びかけた。
「第46回ホリプロタレントスカウトキャラバン『ナチュラルガール』オーディション」の詳細は、オーディション情報サイト「デビュー」に掲載中。