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2023/01/30 12:54
刀ミュなどで活躍中の笹森裕貴、大きな目標の1つでもあった1st写真集を発売「親がとても喜んでくれたことが一番うれしかった」
ミュージカル『刀剣乱舞』 江 おん すていじ 〜新編 里見八犬伝〜などで活躍中の俳優・笹森裕貴が、28日に都内にて1st写真集「Sparkling!」の発売記念イベントを開催。イベントの前に行われた会見に登場し、「「とてつもないクオリティになっているという自負があります!」と1st写真集に込めた想いを明かした。
数々の2.5次元作品の人気キャラクターを好演し、ミュージカル『刀剣乱舞』 江 おん すていじ 〜新編 里見八犬伝〜では松井江役を演じるなど、人気急上昇中の笹森。演じるキャラクターによってさまざまな表情を見せる彼にちなみ、バラエティー豊かな写真を集めた初写真集「笹森裕貴1st写真集『Sparkling!』」が発売された。
会見に登場した笹森は、完成した写真集を手に取った感想として「写真集を出すことは大きな目標の一つでもありました。また、役者として活動していく中で、求められているという証拠でもあるので、とてもうれしかったです。やっと形になった写真集を見て、ちょっと恥ずかしさもあり、『これが人様の手元に届くのか』と感慨深くもありました。あとは、親がとても喜んでくれたことが、やはり一番うれしかったです」と1st写真集への想いを吐露。
撮影は昨年夏に行われたそうで、「都内のスタジオと横須賀で撮影しました。横須賀は、僕が世界で一番好きな場所と言っても過言では無い場所です。昔からゆかりのある横須賀で写真集を撮るのが夢でもあったので、夢が叶ったなという感じです。」と、満足げな表情を見せた。また、「写真集の撮影日程は全て雨予報だったのですが、僕は“スーパー晴れ男”なので、見事に僕がバスから降りた瞬間に晴れる、みたいなことが多かったです。最終日の海での撮影は、引くほど嵐になってしまって、ロケバスを出る前まで雷がすごかったのですが、僕は『晴れるだろうな』という自信がありました。実際に、一歩外に出たら嘘のように晴れて、『持っているな』と思いました」と、今回の撮影を振り返った。
今作の見どころについては「プロフェッショナルなスタッフの方々と共に作品を作らせていただいて、とてつもないクオリティになっているという自負があります。お芝居をやっていく中で、喜怒哀楽だけではない感情を表現するのが僕らの仕事だと思っているのですが、そういった中で喜怒哀楽ではないところの表情だったりとか、雰囲気が出ているカットが多いです」と述べ、「僕のおばあちゃんが見た時に、『全部あんたじゃないみたいだね』と言ってくれて、『全部俺だよ』って言っていたのですが、そんないろいろな僕が詰まっています」と、照れながら祖母とのエピソードを告白。
また、地方公演の楽屋にも自ら持っていき、役者仲間に見せたという笹森。「結構話題になっていました。みんなにもとても好評で『エロい』って言っていました(笑)」と、はにかんだ。
お気に入りのページには、鍛えられた背中を大胆に披露したカットを挙げ、その理由について問われると「僕は、哀愁が漂う雰囲気が好きなので、そういったカットになっていますし、僕、背中がめちゃくちゃ綺麗なので、背中を大胆に写させていただいたという(笑)。普段は露出できる機会がないので、このような機会に…自信のある、きめ細やかな背中を大胆に使ったカットなので、とてもお気に入りです」と満足げな表情を見せる。
写真集の撮影のために鍛えたりはしていないという笹森。それには、世界一大好きな人はイチロー選手だという、元野球少年の彼らしい理由があった。「イチローさんもウェイトトレーニングをあまりやらないみたいで…と、いうのも、自分の持って生まれたバランスを崩さないように、素の自分の身体でパフォーマンスをしているそうです。なので、ありのままの自分で、今の筋肉量と体重が一番動けるベストな状態だと思っているので、あまり大きく肉体改造は、やりそうでやっていないです。もちろん、役作りで大きくする必要があれば、しますけど…」と明かす。そんな彼の夢は、いつかイチロー選手と一往復キャッチボールをすることだそうで、「この先、何があるか分からないですし、仕事をコツコツ頑張っていたら、いつか叶うかもしれないので! それに向けて今頑張ってます(笑)」と笑いを誘った。
さらに、写真集に100点満点で点数をつけるならと尋ねられると、「350点です! すごく綺麗に写真を撮って頂いて、写真集としても良いクオリティのものを出せたなと思っているのですが、インタビューも多く載せていただいています。そこでは、本当に包み隠さず、今までの自分の人生だったり、どういう風に今に至ったのかなどを、嘘一つなく、書かせてもらいました。やはり、一番に恩返ししたいのは、父と母なので、一番に見せました。家族のことをメインに書かせてもらったのですが、息子の写真集を読んで、母がボロボロに泣いていたので、それだけで100点以上の価値はあるんじゃないかなと思います」と、感慨深げに答えた。
次回作の構想については、「海を越えてみたいです。まだ海外に行ったことがなくて、パスポートも持っていないのですが、写真集で海外とか行きたいな!」と、周囲のスタッフにアピールし、お茶目な一面を見せる一幕も。続けて、「やはり、ハワイとか行ってみたいですが、フランスやロンドンにも行ってみたいです。ビッグベンの下でジャンプしたいと思っています」と胸を躍らせる。
途切れることなく舞台に出演している笹森だが、今後の活動については、「本当にありがたいことに、たくさんのお仕事をさせていただいていますし、いろいろな役として人生を歩めるので、役者はめちゃくちゃ楽しいお仕事です」と明かし、「目の前の与えていただいた仕事を一つ一つこなす事で、ここまで来ることができましたし、その役と作品と向き合った結果がこうして僕の背中の大胆なカットにも繋がっていると思うので(笑)。今まで通り自分を信じて、自分のペースで、一つ一つのことに向き合っていけたらなと思っています」と、力強く締めくくった。