有名雑誌に「テアトルアカデミーの顔」として登場する自社広告メインモデルを発掘するオーディション「第8回テアトルアカデミー モデルグランプリ」が開催された。ユース部門（12〜23歳の男女）とキッズ部門（3〜11歳の男女）、そしてシニア部門（40歳以上の女性）の3部門で募集が行われ、応募総数は25,507名。東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・岡山・福岡の全7会場で2022年7〜9月に審査を実施。そのなかから、シニア部門のグランプリには、福岡県出身の51歳・森口歌子（もりぐち・うたこ）さんが選ばれた。

　50代にしてオーディションに初挑戦した森口さん。「小さいころから宝塚に憧れていたんですが、自分に自信が無くて、そんな夢を人に言ったことも無かったんです。でも50歳を目前にして、子供たちもみんな成人したし、一度きりの人生をもう少し楽しんでみたいなと思っていた時に、テアトルのオーディションをSNSで見つけて。ちょっと勇気を出して応募してみました。娘は以前から“オーディションに挑戦してみたら”と言ってくれていたので、人に評価してもらおうと思って」と、一歩を踏み出した経緯を語る。

　「オーディションは初めての経験ばかりで本当に緊張したんですけど、やってみたら楽しかった」と振り返る森口さん。「自己PRでは応募の動機について、正直な自分の気持ちを言わせていただきました。３行ぐらいの台詞テストでは“気持ちを込めなくても大丈夫だから”と言っていただいたんですが、ちょっと気持ちを想像しながら台詞を言ってみると、意外と楽しいと思えました」と、初めての人前での演技も楽しめたようだ。

　グランプリ受賞について「オーディションにエントリーすることだけでも勇気を出しての挑戦だったのですが、まさかグランプリに選んでいただけるとは、本当に予想もしていませんでした。グランプリになった以上は、テアトルの名に恥じないように頑張りたいと思います」と語る森口さん。そして「応募という行動一つで、人生変わっていくんだなって実感しています。まだ自信がついたとは言い切れないんですが、いろんなレッスンを通じて、いろんな経験をさせていただいて、自信につなげていけたらいいなと思います」と想いを語った。

　これまで3人の子どもを成人まで育て上げた。「週末は子供のために費やしてきて、一番末っ子の野球に真っ黒になりながらついていってたので、やっと自分の時間が出来たということで、とりあえず今年5月からはホットヨガを始めました」というが、今回の受賞で可能性が大きく広がったとも感じている。「小さいころに日舞を習っていて、着物が好きなので、着物のモデルはしてみたいです。今後レッスンを通して可能性は絞らずに広げていきたいなって思っています」（森口さん）。

　シニア部門のグランプリ・森口歌子さんは、テアトルアカデミーの自社広告メインモデルとして、雑誌やwebなどに登場する予定。