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2022/09/21 18:01
映画『マイ・ブロークン・マリコ』公開 Theピーズが歌うEDテーマ「生きのばし」を収録したサントラCD発売決定
平庫ワカの同名コミックを主演・永野芽郁、監督・タナダユキで映画化した『 マイ・ブロークン・マリコ 』(配給:ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA)が9月30日に、TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国ロードショー公開となる。公開に合わせ、同作のエンディングテーマに使用されているTheピーズの『生きのばし』も収録したサウンドトラックCDの発売が10月5日に決定した。
原作の漫画『 マイ・ブロークン・マリコ』は2019年に無料WEBコミック誌「COMIC BRIDGE」で連載(全4回)されるやいなや毎話SNSでトレンド入りし、翌年出版された単行本(全1巻)の即重版が決定するなど大きな反響を呼んだ。また「輝け!ブロスコミックアワード2020」大賞を受賞、「この漫画がすごい! 2021年オンナ編」第4位にランクインしたほか、2021年に文化庁が主催するメディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなど、ほぼ無名に近い新人作家の初連載作にも関わらず、異例の快挙を成し遂げた。
映画の公開に合わせ、サウンドトラックCDの発売が決定。音楽は『浜の朝日の嘘つきどもと』(タナダユキ監督)、『やがて海へと届く』(中川龍太郎監督)等、数多くの作品を担当してきた加藤久貴。加藤は原作コミックを読み、“とても生命力に溢れた作品”だと感じたと語り、更に音楽を作り上げていく過程は刺激的であったと明かしている。
タナダ監督からは“ギターの音色をシイノに、グロッケンシュピールの音色をマリコに紐付けて音楽を作りたい”という希望があったそうで、その2つの楽器の音を軸に、キャラクターの行動と心情に寄り添った曲を作り上げていった。また、ひとつの同じ楽曲を、シーンに沿って複数のアレンジで使うという音楽の作り方も、タナダ監督のこだわり。こういった細かな工夫のひとつひとつが、本作をエモーショナルに彩っており、シイノがマリコの遺骨とともに辿る激動の旅を観客も一緒に体験できる大きな効果となっている。
そして今回、エンディングテーマに使用されているTheピーズの「生きのばし」もCDに収録。数多くのファンから愛される伝説的なこの名曲は、自身も“ファンのひとり”だというタナダ監督が“ 『 マイ・ブロークン・マリコ 』 の世界観を表現できる曲として、これ以上の楽曲はない”と太鼓判を押しており、まさにシイノそのものを表現しているかのようなストレートな歌詞と力強くも爽やかなメロディで映画のラストに寄り沿ってくれる。
そんなTheピーズが歌うエンディングテーマ「生きのばし」を使用した30秒予告編も、今回合わせて解禁となった。先日、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞し、公開への期待が高まる本作。映画の公開に合わせ、オリジナル・サウンドトラックを聴き、作品の世界観に浸ってみてほしい。
【物語】
ブラック会社に勤め鬱屈した日々を送るシイノトモヨは、テレビのニュースで親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決心する。「刺し違えたってマリコの遺骨はあたしが連れてく!」。マリコの実家から遺骨を強奪、逃走したシイノは、マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることに。マリコとの思い出を胸にシイノが向かった先は…。










