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2022/08/12 18:31
「TSALはありのままの自分を受け入れてくれる場所」<トライストーン・アクティングラボ受講生インタビュー・飛矢地彩華>
小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、間宮祥太朗、木村文乃など、実力派俳優が多数所属するトライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所『トライストーン・アクティングラボ(TSAL)』。ここで学ぶ受講生たちは、様々な境遇を経て、本物の俳優を目指し、本気で芝居を学ぶために集った、熱い心を持った俳優・女優たち。オーディション情報サイト「デビュー」は受講生にインタビュー。彼らがTSALと出会ったきっかけ、そして彼らの芝居にかける想いについて聞いた。〈取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎〉
TSALは小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、間宮祥太朗。木村文乃らトライストーン・エンタテイメント マネージメント部が運営する俳優養成/演技研究所。現場で培ったノウハウと、本格的な講師の指導により、俳優としてのオリジナリティと魅力を光らせるレベルの高いレッスンを、初心者から経験者までに提供している。
TSALからは、映画やドラマで活躍中の前原 滉、東野絢香らが続々とトライストーン・エンタテイメントの所属俳優となっている。代表はトライストーン・エンタテイメントと同じく、数々の大作を手がけてきた映画プロデューサー・山本又一朗氏。TSAL在籍中から映画、テレビドラマ、舞台、CMなどに出演するチャンスを設けている。
■トライストーン・アクティングラボ受講生インタビュー・飛矢地彩華
──昨年4月にTSALに入所。それまでの経歴を教えてください。
「高校卒業後に名古屋の専門学校で演技を学び、卒業とともに上京、入所しました。卒業前の進路指導でトライストーンのスタッフさんに芝居を見ていただき、自分に足りないところと、長所として伸ばしていくべきところのアドバイスが的確で、もっと芝居を学んでみたいという意欲が湧いたのが決め手になりました」
──入所して1年半、ご自身の変化をどのように感じますか?
「つい最近、講師の方から『今まさに変わろうとしているのがわかる』と言われました。私は人に嫌われるのが怖くて、いつも猫をかぶっていたというか、本音で人と向き合うのが苦手でした。その性格は芝居にも影響していて、覚えたセリフを言うことはできても、相手と向き合ったときに動いた感情のままに言葉を発することはできなかったんです。講師からはいつも『ありのままでいいんだよ』と言われていましたが、どうすればありのままでいられるのかがわからなかったんです」
──転機となった出来事は?
「今年6月にTSALでのレッスンをきっかけに外部の舞台出演のオファーを受けたんです。まさか自分が呼ばれるとは思わなかったのでうれしかったのですが、稽古ではダメ出しの連続。『演じなくていい』と何度も指摘されました。稽古と同時にTSALのレッスンもあったので手探りでいろいろ試して、講師の方から評価していただいたものを舞台に持ち帰り──。その中で少しずつ『演じずに演じる』ということが掴めたような気がします。講師の方に言われた『今まさに変わろうとしてる』というのはそのことなのかなと思います」
──上京して一人暮らし、バイトをしながら役者を目指す日々はいかがですか?
「TSALは週1日。バイトのほうが日々のメインになりがちですが、家に戻って課題の台本に向かうことで『私は役者になるために東京に来たんだ』と認識することができます。何よりTSALはありのままの自分を受け入れてくれる場所だとわかったことで、レッスンにもより一層がむしゃらに取り組むようになりました。少しずつですけど、『嫌われるのは別に悪いことじゃない』とも思えるようになったのは内面的に大きな成長だと感じています」
ひやぢあやか●2000年10月11日生まれ、三重県出身。身長163cm。特技は合気道(11年/初段)、趣味は読書。目標は「自立した女性の役が演じられる芯のある役者」












