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2022/08/11 17:01
本気で取り組める対面レッスンを求めて京都から夜行バスで通う<トライストーン・アクティングラボ受講生インタビュー・上出彩朱実>
小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、間宮祥太朗、木村文乃など、実力派俳優が多数所属するトライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所『トライストーン・アクティングラボ(TSAL)』。ここで学ぶ受講生たちは、様々な境遇を経て、本物の俳優を目指し、本気で芝居を学ぶために集った、熱い心を持った俳優・女優たち。オーディション情報サイト「デビュー」は受講生にインタビュー。彼らがTSALと出会ったきっかけ、そして彼らの芝居にかける想いについて聞いた。〈取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎〉
TSALは小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、間宮祥太朗。木村文乃らトライストーン・エンタテイメント マネージメント部が運営する俳優養成/演技研究所。現場で培ったノウハウと、本格的な講師の指導により、俳優としてのオリジナリティと魅力を光らせるレベルの高いレッスンを、初心者から経験者までに提供している。
TSALからは、映画やドラマで活躍中の前原 滉、東野絢香らが続々とトライストーン・エンタテイメントの所属俳優となっている。代表はトライストーン・エンタテイメントと同じく、数々の大作を手がけてきた映画プロデューサー・山本又一朗氏。TSAL在籍中から映画、テレビドラマ、舞台、CMなどに出演するチャンスを設けている。
■トライストーン・アクティングラボ受講生インタビュー・上出彩朱実
「レッスンで失敗しながら少しずつ自分の殻を破っていこうとしています」
──昨年10月にTSALに入所。それまでの経歴を教えてください。
「物心ついた頃から役者への漠然とした夢はありましたが、親に言い出せずあきらめかけていました。動き出したのは大学に入ってから。社会に出る前に一度は挑戦したくてある養成所に入所しました。ところがコロナ禍のため講義はすべてオンライン。2ヵ月ほど受けましたが手応えを感じられず、どうせやるなら本気で取り組みたいと対面のレッスンを探して見つけたのがTSALでした」
──数ある養成所の中でTSALに決めた理由は?
「TSALの受講生インタビューの『毎回がオーディション』という言葉が決め手になりました。実際、レッスンでは毎回のように新しい台本が用意され、次のレッスンまでに読み込み、披露し、評価をいただくというオーディションさながらのことが行われます。私は頭が固いほうなので、最初は伸び伸びと芝居する人や奇抜な世界観を表現する人に圧倒させられてばかりでした。ただ講師の方も『ここはオーディションや現場とは違って失敗するだ』とおっしゃっているので、私も失敗しても少しずつ自分の殻を破っていこうとしているところです」
──入所5ヵ月でJCBカードのCMに出演。TSALの学びは現場でどのように生きましたか?
「メインの方のように大きく写るわけではないですし、ただ歩いて動作をするだけですが、それでも映像に収まる以上は意味がある。その意味を考えて動くというTSALで教わったことをそのまま素直にできたのではないかなと思います。初めての現場で緊張しましたが、そのピリッとした空気感も心地よかったですね。オーディションで仕事をつかんだことも自信になりました。ただおこがましいですが、自分も早くメイン側に行きたいという気持ちも強くなりました」
──TSALは京都から通っているそうですが、地元在住のまま役者を目指すことをどう感じていますか?
「毎週、夜行バスで7〜8時間かけて通っています。バスの中ではだいたい寝ているので、そんなに大変さは感じません。またレッスンが終わって帰りのバスまでの時間、映画や舞台を観たりと有意義に過ごせますし、思い切って通うことを決めてよかったなと思っています」
うえであずみ●2001年5月29日生まれ、京都府出身。身長162cm。特技は棒高跳び、バトントワリング。趣味はダイビング、岩盤浴。JCBカード「タッチ決済」CMに出演。目標は「作品の世界に溶け込みながら見る人に伝わる芝居をすること」












