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2022/08/10 19:01
綾野剛の演技に魅せられ、正社員として働きながら演技を学ぶ<トライストーン・アクティングラボ受講生インタビュー・坂口拓也>
小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、間宮祥太朗、木村文乃など、実力派俳優が多数所属するトライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所『トライストーン・アクティングラボ(TSAL)』。ここで学ぶ受講生たちは、様々な境遇を経て、本物の俳優を目指し、本気で芝居を学ぶために集った、熱い心を持った俳優・女優たち。オーディション情報サイト「デビュー」は受講生にインタビュー。彼らがTSALと出会ったきっかけ、そして彼らの芝居にかける想いについて聞いた。〈取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎〉
TSALは小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、間宮祥太朗。木村文乃らトライストーン・エンタテイメント マネージメント部が運営する俳優養成/演技研究所。現場で培ったノウハウと、本格的な講師の指導により、俳優としてのオリジナリティと魅力を光らせるレベルの高いレッスンを、初心者から経験者までに提供している。
TSALからは、映画やドラマで活躍中の前原 滉、東野絢香らが続々とトライストーン・エンタテイメントの所属俳優となっている。代表はトライストーン・エンタテイメントと同じく、数々の大作を手がけてきた映画プロデューサー・山本又一朗氏。TSAL在籍中から映画、テレビドラマ、舞台、CMなどに出演するチャンスを設けている。
■トライストーン・アクティングラボ受講生インタビュー・坂口拓也
──昨年5月にTSALに入所。それまでの経歴を教えてください。
「大学2年のときにスカウトでキャスティング事務所に所属しました。2年ほどエキストラなどの現場を経験したのですが、このままでは芝居は向上しない。もっとしっかりと学びたいと考えていたときに、出会ったのが映画『日本で一番悪い奴ら』です。主演・綾野剛さんの迫力と人間としての儚さに魅せられ、これほどの表現力をつかむには? と調べる中でTSALを知りました」
──現在は正社員として働きながらTSALで学んでいるとのこと。どのようなスケジュールですか?
「平日は会社、TSALは日曜なのですが、土曜はレッスンの台本を読み込んだり、映画を観るなどの時間に充てるので休みはほぼない状態です。キツイなと感じることはありますが、それ以上にレッスンで手応えがあったときの喜びが大きいため乗り越えられています。講師の方に常々言われているのは、役者にとって大切なのは演技力よりも普段の生き方だということ。常にアンテナを張ってインプットすることで、アウトプットの質も上がる。ドラマの現場でその言葉を実感することもできました」
──ドラマ『ナンバMG5』にワンクール出演。TSALの経験はどのように現場で生きましたか?
「レッスンでは芝居のほかにも、よりよい作品の作るための現場の居方も教わります。特に『ナンバMG5』はグループで動く芝居が多かったので、メンバーとの絆や関係性を深めることが重要でした。主演の間宮祥太朗さんは空気感を作るのがとても上手で、第一線で活躍されている方を目の当たりにできました。他事務所の同世代役者も多く、芝居のスタンスを情報交換したりととても刺激的で勉強になった現場でした」
──ドラマ撮影の間、会社はお休みされたのでしょうか?
「平日の撮影も多かったため、会社には正直に話してダメだと言われたら辞めるつもりでした。幸い上司も理解してくれましたが、社会人としてはやはり仕事も終わらせなければいけないためギリギリの日々。現場が決まったのはうれしかったけど、両立の厳しさを改めて痛感しました。TSALは週1日なので基本的に両立はできます。あとは自分の経験上、どれだけ周囲を説得できるかも含めて本気度と意識次第だと思っています」
さかぐちたくや●1997年4月28日生まれ、東京都出身。身長174cm。特技はギター、ベース。趣味はレコード屋巡り、映画鑑賞、弾き語り、作詞作曲。2022年4〜6月にドラマ『ナンバMG5』市松高校/ゲン役で出演。目標は「自分で監督・主演・脚本・音楽を務める映画を制作すること」