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2022/03/06 09:59
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』オニシスター役に17歳の新人女優・志田こはく フィギュアスケートでの挫折からオーディションで大きなチャンスを勝ち獲る
スーパー戦隊シリーズ第46作目『暴太郎(あばたろう)戦隊ドンブラザーズ』(テレビ朝日系)にて、ヒロイン「オニシスター(イエロー)/鬼頭はるか役」に抜擢された17歳、志田こはく。初の映像作品出演で大役を掴んだ現役高校生女優に、デビューのきっかけから、戦隊シリーズのオーディション・撮影現場、そしてプライベートについてまで話を聞いた。
■オニシスター/鬼頭はるか役 志田こはくインタビュー
――2月9日に『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の制作発表会見が行われました。発表後多くのニュースが配信されましたが、反響はいかがでしたか?
「家族から“やっと言えて良かったね、頑張ってね”と改めて言ってもらえました。友だちやファンの方からもたくさんのおめでとうメッセージが来ましたし、今回新しく私を知ってくれた方もいて、フォロワーも一気に増えました!嬉しいです」
――会見の最後に、オープニングテーマ『俺こそオンリーワン』に合わせてメンバー全員で“ドンブラダンス”を披露していましたね。志田さんのダンスがひと際ダイナミックで、キレがあったのが印象的でした。
「ありがとうございます! 私自身ダンスが大好きで得意なんです。でも今回のダンスの振り付けを最初に見たときは“えっ!これは激しいな!”って気持ちだったんですけど、キャストの皆さんと練習を重ねて、いざ皆さんの前で披露したら、すごく楽しかったです。小さいお子さんにはちょっと難しいかなと思うんですけど、たくさん踊ってほしいです!」
――今回戦隊ヒロインに選ばれて「嬉しいという気持ちと驚きでいっぱいでした」と素直な感想を語っていらっしゃいましたが、実際どんな形で知らせを聞いたんですか?
「オーディションから発表まで結構期間があったので、そわそわして待ってました。ある日、マネージャーさんから“事務所に来てほしい”と連絡があって、“ちょっとお茶取って来るから待ってて”って言われて待ってたら、サプライズで“おめでとう!”って花束をいただいたんです。その時はびっくりしたんですけど、“選んでいただいたんだ、頑張るぞ!!”という強い気持ちになりました」
――今回初の映像作品出演で大役を手にしたわけですが、そもそも女優を目指したきっかけと、芸能界デビューのきっかけを教えていただけますか?
「元々、フィギュアスケートを小学5年生から中学2年生まで本気でやっていたんですが、ケガをしてやめてしまって…。でもその時、6つ上の姉(志田音々)がすでに芸能活動をしていたので、私もやってみたいって思い始めたのが、芸能界をめざしたきっかけです」
――ケガをした時は落ち込んだのでは? 気持ちを切り替えることはできましたか?
「本格的に上を目指していたので、ケガをした時は悔しかったんですけど、中学の時は体型が変わったりして、ジャンプも飛べなくなる時期で。メンタル的にも“無理かな…”という気持ちになっていたんです。悔しかったというか、こういう運命なのかなって。だからこそ、その気持ちを芸能に向けて頑張るぞって思いました」
――そこからオーディションに挑戦してデビューのチャンスを掴むわけですね。
「高校1年生の時に『ミス・ティーン・ジャパン』に出場した際に、関東大会で落選してしまったんですが、そこで現在の事務所の方に声をかけていただいて。“こんなチャンスはない!”と思って所属させていただきました。しばらく演技レッスンに通いながら女優を目指して頑張っていたのですが、事務所の方から“戦隊のオーディションがあるよ”と聞いて。事務所の先輩にも戦隊ヒロインを演じた新條由芽さんがいらっしゃるので(『魔進戦隊キラメイジャー』キラメイグリーン/速見瀬奈役)、絶対に受けたい、絶対に獲るぞ!っていう気持ちで挑戦しました」
――スポーツをやっていたから、負けず嫌いなところがあるのでしょうか。
「負けず嫌いなんですけど、本番に弱くて(苦笑)。これまでは緊張してしまって、自分を出せないまま終わっていつも後悔していました。この戦隊のオーディションは勝ち獲りたいという気持ちが一番高かったので、それまでのオーディションとは気持ちが違いました」
――オーディションではどんなことをアピールしましたか?
「自己PRでは印象に残ることをしたいと思って。フィギュアの2回転ジャンプを地上で披露しました。演技審査も、マネージャーさんと前日にかなり練習しました。面接は、オーディションというより審査員の方と雑談するような雰囲気だったので、自分のキャラクターを出せて嬉しかったです」
――今回演じる鬼頭はるか役については、どう思いますか?
「はるかは明るくて元気で天真爛漫な性格の女の子。私は人見知りなところがあって、第一印象では大人しそうに見られて、素を出すのには時間がかかるんですけど、実際は明るく元気な“はるか”な部分があって、家では常に笑いが絶えないんです。あと黄色は好きな色なので、イエロー役をいただいた時はすごく嬉しかったです」
――はるかは、マンガ家志望でリア充な女子高生という設定です。
「これまであまりマンガを読む習慣は無かったんですけど、この役をいただいてから漫画を読むようにして、絵を描く練習をしました。絵心は本当に無いので…もしかしたら漫画を描くシーンもあるのかなって思って練習しました。“リア充”って書かれていますけど、私は恋愛経験が無いので、作品の中でリア充な女子高生を演じる事ができて嬉しいです(笑)」
――第一話から、はるかが物語の口火を切ることになりますね。
「最初に台本をいただいた時、はるかばかりで“え!?”って驚きました。でもこんな経験が出来ることは無いと思って、すごく嬉しかったです」
――本編ではかなりハイテンションな志田さんの演技が見られますね。
「素の自分で演じている部分も多いんですが、はるかはものすごく感受性が豊かなので、顔の表情や動きも、自分が思っている何倍も大きく演じるように心がけています。でも最初からは出せていなくて、田崎竜太監督(崎は「たつさき」が正式表記)から“もっとやって!もっと気持ち作って!”とアドバイスをいただいて、だんだんとはるかが定着して、今は大きく演じることができています」
――現場の雰囲気はいかがですか?周りはかなり年上のキャストが多いですよね。
「緊張感もありつつ、賑やかでメリハリのある現場だと思います。共演者の方々も、たくさんお話ししてくださって優しいです。記者会見でダンスを披露するときも、ドンモモタロウ/桃井タロウ役の樋口幸平さんが、率先して“円陣を組もう”と言ってくださって。樋口さんがみんなを引っ張ってくださっています」
――撮影に入ってみて印象に残っていることは?
「一話の撮影からアクションがあったんですが、身体を動かすことが大好きで得意なので、自信を持って挑みました!階段を駆け昇ったり、股の下をくぐったり、駆け足が得意なことと、フィギュアの経験が活かせました」
――特撮モノならではの新鮮な体験もあったのではないですか?
「戦闘シーンのアフレコは本当に難しかったです。“ハッ!”とか“とりゃっ!”など、歴代のシリーズを観て勉強しました。田崎監督から“アフレコの前は走ってきなさい”って言われて、レッドの樋口さんとスタジオの周りを走ってから、息が上がった状態でマイク前に立ったら、リアルさが全然違いました。あと吊り上げられるシーンもあって、初めてのことばかりで楽しいです!」
――事務所の先輩に、戦隊の先輩がいるのも心強いですね。
「まだちゃんとお話ししたことは無いのですが、記者会見のときに“強い気持ちで頑張って”とビデオメッセージをいただいたり、“(撮影所のある)大泉に美味しいマフィンがあるから、買って帰ったらいいよ”と教えていただきました。憧れの存在でもあるので、今後、共演する機会があったら嬉しいです」
――今後の目標、将来の夢を教えてください。
「現役高校生のうちに、制服を着られる学園モノのドラマや映画に出演してみたいです。そして、明るくて元気な、人を惹きつけられる女優さんになりたいです!」
――最後にファンの方、本作で初めて知る方にメッセージをお願いします。
「映像のお仕事は初めてなので、日々たくさんのことを学びながら励んでいます。この1年間を通して、キャストの皆さん、スタッフの皆様と『ドンブラザーズ』が皆さんに愛される作品になれるよう、精一杯頑張りたいと思います!ぜひご覧ください!」
■志田こはく(しだ・こはく)
2004年5月25日生まれ、埼玉県出身。
趣味:ダンス、野球観戦。
特技:フィギュアスケート、なわとび。
【番組概要】
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』
3月6日スタート 毎週日曜 午前9:30〜 テレビ朝日系にて放送。
■イントロダクション
リア充な女子高校生・鬼頭はるかは、突然不幸のどん底に突き落とされた。
時を同じくして、街には人間の欲望を良しとしない謎の組織「脳人(ノート)」 が欲望を持つ人間を消去し始めた…。
不幸のどん底で消沈の鬼頭はるかの顔に突然謎のサングラスが装着され、異次元空間が見えるようになったその途端、異空間に吸い込まれ中年の男・桃井陣に会う。
陣から「君には仲間がいる。まずは"桃井タロウ"を探し出し、彼の前で跪くのだ」と指令を受ける。
桃井タロウとはいったい誰? いったい何処に?
そして他の仲間とは?
「脳人」の人間消去という企みに対し、
鬼頭はるかは"桃井タロウ"や仲間たちを探し出し、人々を「脳人」の脅威から救えるのか?!