鈴木ふみ奈、オーディションで園子温監督『エッシャー通りの赤いポスト』の役を掴む「私たち一人一人が主役なんだと気付けて勇気をもらえる映画」 | ニュース | Deview-デビュー

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2021/12/26 10:01

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鈴木ふみ奈、オーディションで園子温監督『エッシャー通りの赤いポスト』の役を掴む「私たち一人一人が主役なんだと気付けて勇気をもらえる映画」

『エッシャー通りの赤いポスト』渋谷・ユーロスペースほかにて公開中(C) 2021「エッシャー通りの赤いポスト」製作委員会
『エッシャー通りの赤いポスト』渋谷・ユーロスペースほかにて公開中(C) 2021「エッシャー通りの赤いポスト」製作委員会

 園子温監督が697人もの志願者から自らが選び、ワークショップで鍛え選び抜いた51人の役者たちと作り上げた最新作『エッシャー通りの赤いポスト』が25日から渋谷・ユーロスペースで公開となった。公開にあたり、出演者の一人で瀬奈梨々香を演じた鈴木ふみ奈からコメントが届いた。

 2019年2月、心筋梗塞による緊急搬送、入院を経た園監督が退院後にこの映画のプロジェクトはスタート。ハリウッドデビュー直前に撮り下ろす、インディーズ映画復帰作とあり、2019年春に実施されたオーディションには697名の応募が集まり、監督との面談審査を経て51名が選出され、そこから51名のメンバー全員が参加するワークショップが開催された。

 鈴木ふみ奈は、グラビアアイドルとして不動の人気を誇るが、女優としても活動。そんななか「自身の役者としての魅力を確かめたく参加しました」とオーディション参加のきっかけを語る。

 そして「ワークショップでは様々な役を演じる機会を与えられたり、好きな役を希望して演じることもできました。監督はそこで1人1人のキャラクターや演技を見て最終的に全員の配役を決められました。私がいただいた瀬奈梨々香という役はワークショップの時から演じてみたいと思い何度もトライした役です。私はこれまで顔立ちの印象で強めな役をいただくことが多かったんですが、これはむしろ徹底して自分の強みにして、今後の俳優キャリアの得意分野にしていくべきだと確信することができました」と、ワークショップで掴んだ手ごたえを語る。

 撮影は2019年8月に愛知県豊橋市で実施。園監督自身「まるで22歳の時にはじめて作った8ミリフィルムの自主映画みたいに情熱だけで作り上げた」と振り返っているが、鈴木も「長い商店街での撮影は炎天下の中、ほぼ全てのキャストが参加しクライマックスへと繋がる白熱した撮影でした」と語る。

 この作品の魅力について「普段スポットが当たらないエキストラの人達が主役の群像劇です。それぞれのエキストラ達が苦悩したり葛藤したりしながらクライマックスに向けて走り出し、覚醒していく様子が描かれています。現在、何か悩みを抱えていたり、自信を持てない方にぜひ観ていただきたいです。私たち一人一人が主役なんだと気づけて、とても勇気をもらえる映画です」とアピールしている。

 なお、本日渋谷ユーロスペースにて12月26日16:00回の上映後に舞台挨拶に鈴木ふみ奈らがキャストが登壇して舞台挨拶を行う予定(ゲスト:関幸治、鈴木ふみ奈、上地由真、たしろさやか)。その後もキャスト達が多数参加する舞台挨拶が順次行われる予定。

■『エッシャー通りの赤いポスト』あらすじ

鬼才のカリスマ映画監督・小林正の新作のオーディションに有名無名の女優たちが集結。興味本位で応募してきた者、夫の意思を継ぎ女優を目指す若き未亡人、「小林監督心中クラブ」のメンバー、浴衣姿の劇団員、やらせの有名女優、殺気立った訳ありの女…。一方、小林監督はエグゼクティブプロデューサーの無理な要望に苦悩し、シナリオ執筆もうまく進まない。そんな時、昔の彼女が監督の目の前に現れるが……。

関連写真

  • 『エッシャー通りの赤いポスト』渋谷・ユーロスペースほかにて公開中(C) 2021「エッシャー通りの赤いポスト」製作委員会

  • 鈴木ふみ奈:『エッシャー通りの赤いポスト』撮影現場のオフショット。

  • 鈴木ふみ奈:『エッシャー通りの赤いポスト』撮影現場のオフショット。

  • 鈴木ふみ奈

  

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