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2021/10/29 20:01

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『顔だけ先生』で”ワイルド系かまってちゃん”を演じる綱啓永、学園ドラマで共演する同世代俳優は「仲の良い仲間だけど切磋琢磨できるライバル」

東海テレビ・フジテレビ系全国ネット 土ドラ『顔だけ先生』坂本佑太役の綱啓永(C)Deview
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット 土ドラ『顔だけ先生』坂本佑太役の綱啓永(C)Deview

 学園ドラマやミステリー、ラブコメディー、人気漫画を原作とした作品、ホームドラマなど、バラエティに富んだラインナップの「秋ドラマ」が続々スタート。新たに抜擢された新鮮な顔触れのなかから、次世代のスターを探すのも楽しみ方の一つだ。新人俳優の発掘に関わり、新人をバックアップしてきたメディア「デビュー」では、秋ドラマに抜擢されたフレッシュキャストに注目。今回、東海テレビ・フジテレビ系全国ネット 土ドラ『顔だけ先生』(毎週土曜 よる11:40〜)にて、金髪がトレードマークの明るいムードメーカー・坂本佑太役で出演中の綱啓永に直撃インタビュー。念願の学園ドラマ出演への想いや役作りについて、学園ものならではの芝居の難しさなどを聞いた。

 同作の主人公は、ルックスは抜群だが、「好きなことに全集中」がモットーで、教師らしいことは一切しない、“顔だけ”なポンコツ先生・遠藤一誠(神尾楓珠)。問題が山積みのとある高校にやってきた、超自分至上主義者の非常勤教師ならぬ“非常識教師”が巻き起こす、オキテ破りの学園コメディーを描く。綱は、神尾演じる遠藤が副担任を務める2年B組の生徒の一人、クラスの中心人物で金髪がトレードマークのいまどき高校生・坂本佑太を演じている。

■土ドラ『顔だけ先生』/坂本佑太役・綱啓永インタビュー

――今回、念願の学園ドラマ出演。以前から学園ドラマへの憧れがあったそうですね。

【綱啓永】「はい。ずっと学園ドラマに出たいと思っていて、マネージャーさんにも常に言っていましたし、いろんな取材でも『学園ドラマにガッツリ出てみたい』ということは言っていました。なので、出演が決まったときは、念願叶っての出演だったし、やっときた!って感じで、嬉しかったです」

――出演が決まった後、監督などを含めたスタッフさんとの顔合わせがあったとか。

【綱啓永】「出演が決まったときはまだ役が決まってなくて、プロデューサー陣と打ち合わせをしながら役を作り上げていくという感じでした。そのときに『今回は学園モノだけど、どういう役をやってみたい?』と聞かれて、『今までは可愛い系のキャラが多かったから、カッコイイ系の役をやってみたいです』という話をしたら、本当にそういう役になりました」

――ほかにはどんな話をされたのですか?

【綱啓永】「顔合わせの日、すごく緊張していたのですが、その場にABEMAドラマの『私が獣になった夜』でお世話になった原(桂之介)監督もいらっしゃったので、あまり緊張せずに参加出来ました。大人の方々がたくさんいる中だったのですが、原監督が居てくださったおかげで、自然と自分の素が出せて、“わたけも”の時のエピソードを話したり、他愛もない話をしたりする中で、僕のキャラクターや雰囲気みたいなものを伝えられたのかなと思います」

■「僕の周りに佑太が居たら、仲良くしたいなって思う男の子」

――演じられている坂本佑太は、“ワイルド系かまってちゃん”という役どころ。どんな人物だと捉えていますか?

【綱啓永】「佑太はクラスのムードメーカーで、“ズッ友”5人組のリーダー的存在なのですが、台本を読んで感じたことは、時折言葉遣いとかちょっとヤンチャな面もあるけど、きっと良い奴なんだろうなと。僕の周りに佑太が居たら、仲良くしたいなって思う男の子ですね。“ワイルド系かまってちゃん”って、すごく良いキャッチコピーですよね(笑)。“ワイルド系”というのはクラスの友達の中にいるときで、“かまってちゃん”は恋人の愛佳といるとき。そのギャップ的なところが、僕は佑太の可愛いところだなって思います」

――学園ドラマならではの現場の雰囲気みたいなものってありますか?

【綱啓永】「ずっとガッツリ学園ドラマに出たいという気持ちしかなかったのですが、いざそこに飛び込んでみると、僕が思っていたものと違っていました。楽しいだけじゃないんだなと改めて気づかされたというか。同世代や僕よりも若い子たちがたくさんいるし、同じ教室で芝居をしているので、やっぱりライバル視しちゃう部分もある。こんなに人数が多い作品というのも初めてだし、教室でのシーンでは特にセリフがない中で芝居をしなきゃいけないことも多くて。そういうときに“一発かまさないと!”っていう意識もどこかにあるですよね。みんな仲の良い仲間だけど、切磋琢磨できるライバルでもある…それは学園ドラマでしか味わえない感覚なのかなと思います」

――メインで映っていないところでの芝居もとても重要になってくる学園ドラマ。そういったシーンはキャストのみんなと話し合ったりして演じているのですか?

【綱啓永】「めちゃくちゃ話し合います。撮影が始まる前に、『ここのシーン、こういうことやりたいんだけど、どうかな?』『ここのシーンどうする?』とか、僕はズッ友メンバーと一緒にいるシーンが多いので、そういう話し合いは常にしています。特に、席が前後で恋人の愛佳役の矢吹奈子ちゃんとは毎回相談しながら演じています。第1話で教室の後ろから撮っていたシーンがあって、僕だけ後ろの席の愛佳ちゃんの方を向いていて、一人だけ正面から顔が見えていたんです。そのシーンを観て“なるほど、こういう見え方をするのか、とか、オイシイな!”と。やるべきことはやったほうがいいんだなって思ったし、ほかの現場ではなかなか気づけないことでもあると思うので、そういうのも学園ドラマならではなのかなと」

――新しいことをたくさん吸収できているんですね。

【綱啓永】「本当にそうですね。めちゃくちゃ良い現場だし、たくさんの刺激をもらってます。これまでにないくらい、いろんなことを意識しながら芝居をしている。たとえば、“僕がちょっと大きく動きすぎたら後ろの人が映らなくなっちゃうな”とか、2、3人とかの撮影の場合は“こっち側に逃げれば大丈夫だな”っていう感じだったけど、ちょっとでもズレたらいろんなところで影響出ちゃうし、難しい。正直、教室のシーンの撮影はまだ慣れない部分もあります」

■「『顔だけ先生』の撮影があった日の夜はめっちゃ爆睡できる(笑)」

――ちょっとでも多く映りたいという想いもありつつ、周りも意識した芝居をしないといけないと。

【綱啓永】「なので、ほかの現場よりも倍疲れます。終わったときの脱力感というか、『顔だけ先生』の撮影があった日の夜はめっちゃ爆睡できます(笑)」

――TikTokなどSNSにもいろいろな動画が上がっていて、ドラマ本編と合わせてみるとみなさんのキャラクターがより深くわかりますよね。

【綱啓永】「今まで携わったドラマの中でも一番SNSに力を入れてるんじゃないかなって思います。僕らもいっぱい映れるし、これは活用しなきゃな!と思って、現場ではめっちゃ積極的に映ってます(笑)。それきっかけで打ち解けて仲良くなったりもするので。特にTikTokを一緒に撮影すると、距離感が一気に縮まるんですよね」

――高校生役といえば、TBS『この初恋はフィクションです』でも、主人公・泉の親友、谷田紗羽の彼氏・早川修哉を演じていますね。こちらはハイテンションでおバカなキャラの男子高校生。1話からみんなの会話の中で、おバカなキャラだというのは話に出てきましたが。

【綱啓永】「僕は3週目からの出演なのですが、1、2週の台本もらっていて読んではいたけど、自分の出番がない部分なので、1話であんなセリフがあることも忘れていて。オンエア観たら、みんなに散々言われていてびっくりしました(笑)。修哉は佑太よりもだいぶアグレッシブでおバカな男の子です」

――テンション高めを意識して演じている?

【綱啓永】「だいぶ頑張ってます。『顔だけ先生』とは違った意味で疲れますね(笑)。ただ、普段友達と一緒にいるときは修哉みたいなテンションになることもあるので、キャストの皆さんと仲良くなれば大丈夫だろうと、積極的に仲良くなろうと動きました。特に恋人の紗羽役の武山瑠香ちゃんは、8個下の中学3年生で。僕の妹が高1なので、妹よりも年下で恋人役と聞いたときは、“マジか!!”って思いながらも、お会いしてみたら中3にみえないくらいとても大人びていてびっくりしました。ただ、しゃべってみるとちょっと子供っぽいところもあったりして、撮影合間でいろいろ話をしてだいぶ仲良くなったんじゃないかなと、僕は思ってます」

――すでに関係値が出来上がっている中に入っていくのって、大変そうですよね。

【綱啓永】「そうなんですよ。クランインしてから1ヵ月くらい経ってる中で参加する感じだったので、最初はすごく不安だったのですが、坂東龍汰くんをはじめ、みなさん気さくで良い人たちだったので、めっちゃ仲良くなれました」

■「高校時代はリア充には程遠い感じだった」

――ちなみに、綱さんは高校生時代、どんな学生だったんですか?

【綱啓永】「帰宅部で放課後はサッカーやっていたので、(『顔だけ先生』の)佑太とほぼ一緒というか、祐太のもっとイイ奴バージョンですね……って、自分で言うのもあれですけど(笑)。明るくてクラスでワイワイするようなタイプの学生でした。ただ、祐太と違うのは女の子とのエピソードがまったくない。リア充には程遠い感じでした。でも、高校時代は本当に楽しかった。今でもカメラロールとかたまに見返すんですけど、あの頃に戻りたいなって思うこともあります」

――今年は『恋とオオカミには騙されない』をはじめ、様々な経験をされた1年だったと思いますが、改めて、この仕事の魅力・楽しさってどんなところだと思いますか?

【綱啓永】「素敵な出会いがたくさんあるというのがとても魅力的だなと思います。僕はもともと人見知りなのですが、特に先輩や大人の方々と話したりすることがすごく苦手だったんです。でも、この仕事をしているとご一緒する機会も多いし、ちょっとずつ慣れてきて。人見知りが治ったのもこの環境のおかげというか、僕を成長させてくれる場所だなと思います。それに、役を通していろんな人生を送ることができるし、一石二鳥どころか、“一石何百鳥”っていう感じで楽しいです」

――では最後に、今後の夢を教えてください。

【綱啓永】「目の前の小さな目標としては、ひとり暮らしができるようになりたい。一人暮らしって1個大人になるというか、実家を出て一人立ちするって大事だなと思っていて。そのためには、この仕事を頑張らないといけないなと。その次の目標としては、ドラマの主演をやること。あと、最終目標としては、家族に恩返しをしきりたい。父親はめっちゃ厳しかったけど、その中にも愛はあって、家族にはだいぶ甘やかされてきたので。僕が作品に出るとすごく喜んでくれるし、僕もそれを見て頑張れている。家族が喜んでくれるように、これからもいろんな作品に出られるよう、頑張ります!」


■プロフィール
綱啓永(つな・けいと)●1998年12月24日生まれ、千葉県出身。ワタナベエンターテインメント所属。
「第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」グランプリ。『騎士竜戦隊リュウソウジャー』リュウソウブルー/メルト役で注目を集める。主な出演作は、ドラマ特区『ホームルーム』(MBS・TBS)、ドラマL『マリーミー!』(ABC・EX)、ドラマ『遺留捜査』(EX)ABEMA『恋とオオカミには騙されない』、映画『ショコラの魔法』、舞台『タンブリング』、ABEMAオリジナルシリーズ新作ドラマ『私が獣になった夜』【第4話:ハロウィンの夜、残り物な私】主演、TikTokドラマ『世界が終わる1分前』、TBSよるおびドラマ『この初恋はフィクションです』など。

関連写真

  • 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット 土ドラ『顔だけ先生』坂本佑太役の綱啓永(C)Deview

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  • 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット 土ドラ『顔だけ先生』ポスタービジュアル (C)東海テレビ

  • 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット 土ドラ『顔だけ先生』場面カット (C)東海テレビ

  

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