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2020/10/30 18:01

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『2020 ミス・ユニバース』日本代表はガーナ人を父に持つ杤木 愛シャ 暖望さんに決定「偏見を無くすことが夢」

『2020 ミス・ユニバース ジャパン ファイナル』グランプリに輝いた杤木愛シャ暖望さん(C)Deview
『2020 ミス・ユニバース ジャパン ファイナル』グランプリに輝いた杤木愛シャ暖望さん(C)Deview

 世界で活躍する女性リーダーを選出する『2020 ミス・ユニバース・ジャパンファイナル』が29日、都内で開催され、千葉県代表の杤木 愛シャ 暖望(とちぎ・あいしゃ・はるみ/24歳)さんがグランプリに輝いた。受賞後の取材では「『偏見をなくす』という夢を世界に発信したい」と活動のヴィジョンを語った。

 受賞の瞬間は「ボロ泣きでした」と振り返る杤木さん。「すごくうれしいです。去年から出場していた大会だったので、やっと夢が叶ったという気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。堂々とした佇まいが印象的だが、「ステージに上がったときには自信を無くしてしまいました。周りの子たちが輝いていて、どなたが受賞してもおかしくない大会だったので」と本音ものぞかせた。

 ガーナ人の父、日本人の母の間に生まれ、10歳のころに日本に来たという。「黒人の血が入っていることや、女性であることなど、自分の人生で多くの差別や偏見を経験してきた」といい、「私の夢である『偏見をなくす』こと。これを世の中に発信したい」と、日本代表としての活動の意気込みを語る。そして「誰もが過ごしやすい社会を作ること。私が一員となって、それを実現できたら」と夢を語った。

 『2020 ミス・ユニバース・ジャパンファイナル』には、日本全国から、書類審査・オーディションで選出され、コロナ禍の間にもオンラインで実施されたさまざまなレッスンと中間審査を通過した31人がステージに登壇。そこからファイナリスト10人が発表され、最終審査に進出。スピーチ、水着、ドレス審査などを経て、グランプリが決定した。

 “美のワールドカップ”といわれるミス・ユニバースは1952年に発足、日本代表は当初より参加。1959年に児島明子、2007年に森理世が世界一に輝いている。

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  • 『2020 ミス・ユニバース ジャパン ファイナル』グランプリに輝いた杤木愛シャ暖望さん(C)Deview

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