ニュース
2019/08/15 17:05
ジュノンボーイ・上野凱、挫折の先に見つけた本物を目指す道
小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、木村文乃など、実力派俳優が多数所属するトライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所『トライストーン・アクティングラボ(TSAL)』。ここで学ぶ受講生たちは、様々な境遇を経て、本物の俳優を目指し、本気で芝居を学ぶために集った、熱い心を持った俳優・女優たち。オーディション情報サイト「デビュー」は受講生6人にインタビュー。彼らがTSALと出会ったきっかけ、そして彼らの芝居にかける想いについて聞いた。かつてジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞してデビューするも、挫折の末、長崎・五島列島に帰郷していた上野凱さんは、TSALで本物の役者を目指し再び歩み出した。
TSALは小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、木村文乃など、実力派俳優が多数所属するトライストーン・エンタテイメントマネージメント部が運営する俳優養成/演技研究所。現場で培ったノウハウと、本格的な講師の指導により、俳優としてのオリジナリティと魅力を光らせるレベルの高いレッスンを、初心者から経験者までに提供している。
TSALからは、映画やドラマで活躍中の前原 滉、東野絢香らが続々とトライストーン・エンタテイメントの所属俳優となっている。代表はトライストーン・エンタテイメントと同じく、数々の大作を手がけてきた映画プロデューサー・山本又一朗氏。TSAL在籍中から映画、テレビドラマ、舞台、CMなどに出演するチャンスを設けている。
■TSAL受講生/上野凱インタビュー
──TSALに入所するまでの経歴を教えてください。
「中2のときにジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリをいただき、前の事務所に所属しました。応募したのは母です。僕は長崎の五島列島出身なんですが、一次予選で福岡に行けるというだけで流されて──。高校で上京して以降も意思が固まりきらないままだったためか、いくつか出していただいた現場でも結果は残せませんでした。今思うと、浅はかな心構えでした。高3になる前に事務所を辞め、頭を整理するために島に戻りました。僕の島には映画館がなく、船で4時間かけて観に行く映画は特別なものです。そんな中、いくつか映画を観るうちに現場への思いが蘇ってきて、改めて挑戦するために再上京し、バイト生活をしてきました。そこで知り合った俳優の方にTSALを紹介していただいたんです」
──レッスンを通してどのような成長を感じていますか?
「小さい頃から僕は人と同じことをしたくないという気持ちが強くて、『変わってる』と言われることもよくありました。自分ではそれでいいと思ってたんですが、結局それだけでは視野が狭いまま。自己主張するにしても、人の意見を取り入れた上で自分の中で咀嚼することの大切さを日々学んでいます。それもやはり、ここでの出会いが大きいですね。レッスン生は“自分というもの”を持ってる人間ばかりですが、他者を受け入れる柔軟さもあって、結局そうでないと芝居は成り立たないんだということも気づかされました」
──オーディションは受けていますか?
「はい。中でも大きかったのが、仮面ライダーのオーディションです。一緒に受けた中には、見知った顔もたくさんいましたね。残念ながら落ちてしまいましたが──。こちらでは大小関係に関わらず、その人の糧になるであろう作品のオーディションに出してくれます。正直、小さい役もつかめなかったときは、自分の力のなさに打ちのめされますね。だけどその悔しさも味わわないまま表舞台に出てしまったのが以前の自分だったので、この経験は絶対に将来に活きるはずだ、という気持ちで挑んでいます」
──目指す将来像を教えてください。
「上野凱という名前を確立させたいですね。名前が出るということは批判もあるでしょうが、それもしっかり受け止めて、その上で『上野凱が出るならこの作品はきっと面白いはずだ』と思ってもらえるような役者になりたいです」
【PROFILE】うえのがい●1998年8月26日生まれ、長崎県出身。第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト準グランプリを受賞。映画「くちびるに歌を」、ドラマ「表参道高校合唱部!」などに出演。趣味は映画館種、カラオケ。特技はバスケットボール、歌。
現在『トライストーン・アクティングラボ』は2019年秋(10月)スタートのレッスン生を募集中。オーディション日は8月25日(日)・26日(月)のいずれか1日。応募の締め切りは8月21日(必着)。申し込みの方法は公式サイトおよび、オーディション情報サイト「デビュー」に掲載されている。