1974年にテレビ放送され、理不尽過ぎるナナメ上の“超展開”が再評価されている話題のアニメ『チャージマン研!』。現在もカルト的な人気を誇る同作が、LIVEミュージカル演劇『チャージマン研!』として舞台化、2019年10月31日〜11月6日に新宿FACEにて上演されることが決定した。上演にあたって、ジュラル星人役のアンサンブルの一般公募も行われる。

　舞台は2074年、科学が飛躍的に発展した未来都市に地球侵略を目論むジュラル星人が攻めてきた。主人公・泉研はチャージマンに変装し、ジュラル星人の脅威から地球を守るために奮闘する…というのが『チャージマン研!』の基本プロットだが、理不尽で強引すぎる“超展開”、極端な低予算によるキッチュな空気感など、ツッコミどころ満載の迷作として、ネットで熱い支持を受け、バラエティ番組でも取り上げられるなど、中毒性の高いカルト作として君臨している。

　今回は、その作品のエキスを抽出したLIVEミュージカル演劇として舞台化。演出は舞台『極上文學』シリーズなどを手掛ける、劇団ナイスコンプレックス主宰・キムラ真。脚本に劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』などを手掛ける伊勢直弘。音楽に超有名ロックバンドのメンバーである手島いさむが顔を揃える。

　出演は、チャージマン研（泉研）役に、古谷大和（MANKAI STAGE『A3!』／春組：シトロン役など）、安達勇人（「王室教師ハイネ -THE MUSICAL-」／ブルーノ・フォン・グランツライヒ役など）、���ｱ俊吾（ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」／梟谷学園高校：赤葦京治役など）、中村誠治郎（西遊記〜千変万化〜／顕聖二郎真君役）の4人をキャスティング。

　泉キャロン役に星元裕月（ミュージカル「スタミュ」シリーズ／卯川晶役など）、バリカン役に阿部快征（舞台「アニドルカラーズ！キュアステージ〜シリウス学園編〜」／夏月斗羽役）、ジュラル星人役にお笑い芸人の浜ロン、魔王様役に村上幸平（『仮面ライダー555』／仮面ライダーカイザ（声）：草加雅人役）の出演が決定。

　今後アンサンブル（ジュラル星人）は一般公募オーディションで決定。応募要項はオーディション情報サイト「デビュー」に追って掲載。どのような作品になるのかについてはまだまだ謎の部分が多いが、「理不尽極まりない、超展開エンターテイメント！」を標榜しているだけに、想像だにしない演出が組み込まれるに違いない。オーディション情報を含め、続報を楽しみに待ちたい。

【LIVEミュージカル演劇『チャージマン研！』】
日程：2019年10 月31 日(木)〜11月6日(水)
会場：新宿FACE
演出：キムラ真（ナイスコンプレックス）
脚本：伊勢直弘
音楽：手島いさむ
出演：古谷大和、安達勇人、���ｱ俊吾、中村誠治郎／
　　　星元裕月、阿部快征、浜ロン、村上幸平 ほか