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2019/01/21 08:31
石切丸役の崎山つばさ「(紅白出場で)親戚が増えた」と反響を明かす、パワーアップした”刀ミュ”「三百年の子守唄」が幕開け
ミュージカル『刀剣乱舞』〜三百年(みほとせ)の子守唄〜が、20日より天王洲 銀河劇場にて開幕。初日公演に先駆けて公開ゲネプロが行われ、石切丸役の崎山つばさをはじめとする刀剣男士キャストと演出の茅野イサムが囲み取材に登壇し、本番への意気込みを語った。
名立たる刀剣が戦士の姿となった"刀剣男士"を収集・育成するシミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」(DMM GAMES/Nitroplus)初のメディアミックス作品である、ミュージカル『刀剣乱舞』。2015年の初演(トライアル公演)以降、これまでにシリーズ5作品を上演。
1部のミュージカルでは歴史上の戦場を舞台に刀剣男士が激しく闘う重厚な歴史ドラマを描き、2部では一変して、オリジナルの衣裳を纏った刀剣男士が煌びやかなライブを繰り広げるという独自の構成が多くの観客に愛されている。昨年末には、『第69回NHK紅白歌合戦』の企画コーナーに19振りの刀剣男士が出場し、大きな注目を集めた。
「三百年の子守唄」は、刀ミュシリーズ3作目として2017年春に上演した作品で、変えられた歴史の流れを元に戻すため、刀剣男士たちが徳川家康の一生に寄り添いながら戦う物語。今回の公演では、1部のミュージカルの物語をそのままに更なる磨きをかけ、2部のライブは新たな楽曲、新たな衣装、新たなステージングでパワーアップしての上演となる。
石切丸役の崎山つばさは、「本当に激動の稽古期間でしたが、その分いろんな経験をさせていただいて、注目度が高まる中、こうして幕を開けることを嬉しく思います。キャスト・スタッフ一丸となって最高の作品をお届けできるように励みたいと思います」と意気込みを語り、にっかり青江役の荒木宏文は、「年末年始にかけて、たくさんの方にミュージカル『刀剣乱舞』を知っていただく機会をいただき、本作が今年一発目の作品となるということで、とても大きなプレッシャーを感じているのですが、自信を持ってお届けできるものを準備してきました」と述べ、「ぜひ、このミュージカル『刀剣乱舞』がよりたくさんの方にに知ってもらえるようにたくさんのフォローよろしくお願いします」とコメント。
「三百年の子守唄」初演から2年が経つものの、その間にも同役と向き合うことが多かったと語った、千子村正役の太田基裕は、「いろいろ自分の中で膨れ上がったものとかたくさんあるのですが、あえてそこをそぎ落として、いい緊張感の中でこの役とまた向き合いたいなと思っております」と役への想いを語り、「素敵な初日になることを祈りながら頑張りたいと思います」と胸中を明かす。蜻蛉切役のspiは「再演ということで、前回より確実に深まったことがたくさんありますし、みんなでいろんな経験をたくさんしましたが、初めて出会ったころの緊張感を大事にしながら、観に来るお客様一人ひとりの背中を押せるような素敵な作品にできたらなと思います」と決意を新たにした。
物吉貞宗役の横田龍儀は、「初演のとき、このミュージカル『刀剣乱舞』が初めての2.5次元作品だったのですが、そこから2年が経ち、自分がどれだけ成長できたかというのを感じながら毎日稽古してきた」と明かし、「なので、主様たちにどれだけ自分が物吉貞宗として成長できたかを見てもらえたら嬉しいです。初日すごく楽しみにしています。頑張ります!!」と宣言。
今作より新たに大倶利伽羅役を演じる牧島輝は、「たくさんの人の期待をとても感じていて、それに応えられるように頑張りたい」と述べ、「再演ということではありますが、僕自身は初めての出陣となりますので、初演だという心持ち、新鮮な気持ちで臨みたいと思います」と初参加への想いを語った。
これまでのシリーズ同様、演出を手掛ける茅野は、「この作品は間違いなく、我々のミュージカル『刀剣乱舞のレベル』をぐっと押し上げてくれた作品だと思っております。それはここにいる出演者の個々の舞台俳優としての経験の深さやスキルの高さ、「阿津賀志山異聞」「幕末天狼傳」を経てのスタッフスタッフの技術の向上という点がとても大きかったと思います」と語り、「この作品が、ミュージカル『刀剣乱舞』のハードルを上げてくれた。これからはこれを超えて行かなくちゃいけないんだぞというものすごい高いものを設定してくれたおかげで、その後の作品につながっているなと思います」と熱弁。
さらに、昨年末に念願の紅白歌合戦出場を果たしたことについて触れ、「2019年はミュージカル『刀剣乱舞』第二章の始まりだと思っています。その開幕を飾る作品が「三百年の子守唄」ということは、演出家としてすごく嬉しく思ってます」と喜びを噛み締め、「また必ず彼らはさらにこの作品のハードルをぐっと上げてくれると思っております。台本的にはほとんど変わっていませんが、演出は大きく変わっていますし、当然出演者も、個人個人の役をより深めているので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います」と自信をのぞかせた。
紅白歌合戦出場の感想について聞かれると、荒木は「刀剣男士らしく、白組・紅組ではないところで出れたということもすごくありがたかった。2.5次元作品というカルチャーを、普段劇場に足を運んでくださる方とはまた違った年齢層の方にも知ってもらえるきっかけをいただいけたというのはすごく嬉しかったです」と振り返り、「それを経ての今回の公演ということで、大きなプレッシャーにもなった。(紅白歌合戦の)リハと稽古期間は重なっていたので、稽古場にもそのプレッシャーを持ち込んで、みんなで"より良いものを作らなきゃな"という心構えで挑めたというのは、すごくプラスに働いた気がします」と、『紅白歌合戦』の経験が本作の稽古に良い影響を与えたという。
また、周りからの反響について、崎山が「親戚が増えました」と笑顔で語ると、横田も「僕は村の出身なんですけど、村の防災無線で僕が(紅白歌合戦に)出るっていうのが流れたらしいです」と微笑ましいエピソードを告白し、場を和ませていた。
ミュージカル『刀剣乱舞』〜三百年の子守唄〜は、1月20日(日)〜2月3日(日)まで天王洲 銀河劇場にて上演され、その後、大阪、京都、東京凱旋公演が上演される。なお、3月24日には全国の映画館で同公演のライブビューイングが行われるほか、大千秋楽公演のLIVE配信も決定。また、同公演のBlu-ray&DVDが2019年に発売される予定となっている。
【公演概要】
タイトル:ミュージカル『刀剣乱舞』〜三百年の子守唄〜
東京公演:2019年1月20日(日)〜2月3日(日)天王洲 銀河劇場
大阪公演:2019年2月8日(金)〜11日(月・祝)サンケイホールブリーゼ
京都公演:2019年2月17日(日)〜3月3日(日)京都劇場
東京凱旋公演:2019年3月15日(金)〜24日(日)TOKYO DOME CITY HALL
原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)
演出:茅野イサム
脚本:御笠ノ忠次
振付・ステージング:本山新之助
出演:
石切丸役 崎山つばさ
にっかり青江役 荒木宏文
千子村正役 太田基裕
蜻蛉切役 spi
物吉貞宗役 横田龍儀
大倶利伽羅役 牧島輝
徳川家康役 鷲尾昇
松平信康役 大野瑞生
竹千代役 中村琉葦 ※Wキャスト
竹千代役 川尻拓弥 ※Wキャスト
吾兵役 高根正樹
ほか
主催:ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会(ネルケプランニング ニトロプラス DMM GAMES ユークリッド・エージェンシー)
◆ミュージカル『刀剣乱舞』公式サイト https://musical-toukenranbu.jp/
◆ミュージカル『刀剣乱舞』公式Twitter @musical_touken
(C)ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会