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2019/01/19 23:48
『映画刀剣乱舞』鶯丸役・廣瀬智紀の天然キャラ炸裂、現場同様の”笑いの絶えない”舞台あいさつで大盛り上がり
人気ゲームを原案とした『映画刀剣乱舞』の初日舞台あいさつが、18日に都内で行われ、刀剣男士キャスト8名と耶雲哉治監督が舞台あいさつに登壇。イベントの終盤、不動行光の好物でもある甘酒入りの酒樽で鏡開きを実施し、映画公開初日をお祝いした。
原案は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた"刀剣男士"を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-』。2015年のリリースから、これまでにアニメ、ミュージカル、舞台など数多くのメディアミックス展開。2018年には『第69回NHK紅白歌合戦』にミュージカル『刀剣乱舞』の刀剣男士たちが出演を果たし大きな話題を呼ぶなど、絶大なる人気を誇る「刀剣乱舞」の初の実写化映画となる。
全国51館の劇場にてライブビューイング実施されたこの日の舞台あいさつには、三日月宗近役の鈴木拡樹をはじめ、山姥切国広役の荒牧慶彦、薬研藤四郎役の北村諒、へし切長谷部役の和田雅成、日本号役の岩永洋昭、骨喰藤四郎役の定本楓馬、不動行光役の椎名鯛造、鶯丸役の廣瀬智紀、耶雲哉治監督が登壇。
公開初日を迎え、荒牧は「これもひとえにみなさまが刀剣乱舞という作品を愛してくださって、応援してくださったおかげです」と感謝の思いを伝え、北村も「無事に初日を迎えることができて本当に幸せに思っております」としみじみ。椎名は「朝起きて、みんなのTwitterとかを見て実感が湧きました。そこからとても緊張しておりますが、ワクワクもしています」と声を弾ませる。
映画の公開日である1月18日は、刀帳番号「118番」のへし切長谷部にとっても大切な日ということで、和田は「本当にこの日を待ち望んでおりました。今日は“ログイン”いただいて、ありがとうございます!」と笑顔を見せる。そして「今日はサッカー元日本代表の長谷部誠選手のお誕生日でもあるんです。Twitterで“長谷部の日”って、トレンドに上がっていて、一人喜んでいたら、そっちの意味も半分あった」と、へし切長谷部と長谷部選手との意外な共通点で盛り上がっていることについて触れ、会場を盛り上げる。
約1年前に撮影されたという本作。撮影現場の思い出を聞かれた鈴木は、「寒かったなという記憶とお菓子をいっぱい配ったなという思い出がたくさんあります」とニッコリ。そんな鈴木に対して、荒牧は「本当に気配りの達人」と絶賛し、「ちょっと寒いときとか、撮影合間に(鈴木が)すすすっって近寄ってきて、ニコニコしながら無言で何かを渡されて。何を握らされたんだろう?って思ったら、ホッカイロだったというような、嬉しい気配りがありました」と、鈴木の気配りエピソードを告白した。
鈴木のそんな姿に憧れを抱いたという椎名は、お菓子を入れたバックを持参したと言い、「僕も拡樹と同じようにみんなにお菓子を配ろうとしたけど、なんか僕のお菓子はあまりもらってくれなかった」と不満を漏らす。すると、「そんなことないよ!」「たいちゃんは遠足みたいになっちゃってたから(笑)」とキャスト陣からツッコまれ、会場は笑いに包まれた。
また、定本は「約1ヵ月ちょっと、刀剣乱舞漬けの毎日で、本当に濃密な時間でした。毎日一緒にいたので、どんどん仲が縮まっていって、いい作品が作れたと思う」と回顧。廣瀬は「みんなも言っているけど、本当に楽しかった記憶が強い」と語り、続けて「やっぱり、さっき楓馬たんも言っていたんですけど」と発言すると、「え? 何!? そんな風に呼んでた?」「距離感の縮め方下手(笑)」と戸惑うキャストたち。定本本人も「今日、初めて言われました」と困惑する中、廣瀬は気にすることなく「楓馬たんも言っていたけど、この撮影期間でギュッと関係性を築き上げることができた」とコメント。
さらに「こうして集まっても、3人集まれば"かしまし娘"みたいな、笑いの絶えない現場だなっていう感じ。また機会があって、新たな作品や続編とか作れるようなことがあれば、よりギュっとなったチームワークが見られるのかなと。そう思うとウキウキワクワクしますね」と、我が道を行く廣瀬の発言に、「何?どうした(笑)」「どうやってツッコめばいいか、わかんない」「一旦、そっとしておこう」と、キャストたちが頭を抱えるひと幕も。
舞台と映像の撮影の違いについて北村は、「試写を見たとき、僕ら(刀剣男士たちが)がリアルな景色の中に存在しているっていうのをスクリーンで見て嬉しかったので、それを見てもらえるのが楽しみです」と笑顔で語り、鈴木は「アクションマンさんたちが、僕らの代役を務めてカメラ割り通りに動いてくださって。その映像を見た状態でアクションしていたので、こういう風に見えて撮られているんだなというのを理解した上で撮ることができたのでやりやすかった」と撮影を振り返った。
一方、映画版から初参加となった岩永、定本、廣瀬の3人。最初に話を振られた廣瀬は「え〜〜〜〜!」と困惑した表情を見せたため、定本から答えることに。定本は「最初は溶け込めるか心配だったけど、最初からグイグイ来てくださって。初日から一緒にご飯を食べたり、どんどん仲良くなったので、緊張したのは初日くらい。気持ち良く、のびのびとできる現場でした」とコメント。改めて、廣瀬に順番が回ってくると、「撮影したのは1年前だけど、最近撮ったんじゃないかなという感覚」とコメント。すると和田から「それさ、待たんでも言えたやろ!」と鋭いツッコミが飛び、笑いが起こる中、廣瀬は「う〜ん。そうなんですよ(笑)。それくらいリアルな、そういう最近の感覚があって……」と続けたが、椎名からも「浅っいわ〜。ようしゃべるけど、浅い!!」と指摘され、さらなる笑いを巻き起こした。
また、岩永は「自分が一番年上だったので、先輩風吹かせるのも変だし、どうしようかなって思っていたけど、みんなが快く受け入れてくれた」と話しながら、「若干、1名ウザかったですけど……」とチラリを和田を見る。すると和田は「いい加減にしろよ!」と岩永に近づき、岩永も「おまえさ〜」と和田に急接近。ダチョウ倶楽部お決まりの"キスで仲直り"を予感させる流れに、危険を察知した和田が岩永から離れて阻止。岩永が「本当はダチョウ倶楽部さんのヤツをやろうとしてたんですけど…」と残念がると、「あの人バカだ! 本当にキスしていい?とか聞いてきたんですよ」と暴露し、爆笑を誘っていた。終始笑いの絶えないわきあいあいとした雰囲気で盛り上げ、チームワークの良さを垣間見れる舞台挨拶となった。