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2018/11/28 20:39
「ミス・ワールド」日本代表・伊達佳内子、世界大会でタレント部門1位に輝く歴代初の快挙 TOP30入賞も決めグランプリの期待高まる
世界的ミスコンテスト『ミス・ワールド2018世界大会』(11月10日〜12月8日 中国・海南島 三亜)のタレント部門審査会が27日、海口経済大学ホールで行われ、日本代表の伊達佳内子(だて・かなこ)がタレント部門1位に輝いた。これは1951年にロンドンで第1回大会が開催されてから、日本代表初の快挙。また伊達はトップモデル部門でも32位に入賞し、2部門での入賞も歴代初のこと。タレント部門1位になった伊達は、ミス・ワールド世界大会トップ30入賞も決定した。
タレント部門審査会では、歌・楽器・ダンスのいずれかを披露。歌・舞踊・楽器に長けた審査員及び過去のタレント部門優勝者が審査を担当。制限時間2分の中で審査員と観客をいかに魅了できるかが審査される。幼い頃から詩吟を学び、大学に入ってからオペラに転向。審査会ではプッチーニのオペラ「トスカ」のアリア「Vissi d’arte, vissi d’amore」を歌い上げ、世界中の代表と観客からスタンディングオベーションを浴びた。
伊達は、東京都出身の21歳。慶應義塾大学法学部政治学科に通う4年生で、戦国武将・伊達政宗直系の21代目の子孫というプロフィールの持ち主。今年8月28日に、ANAインターコンチネンタルホテル東京で開催された選考会で、応募総数7210人の中から日本代表に選出された。
早くから社会貢献活動に目覚め、高校時代には「トップ30高校生」に選ばれ、中国清華大学に派遣留学。世界の貧困と格差の状況を目の当たりにし、途上国の支援活動に青春を捧げてきた。その崇高な志に加え、堪能な語学力、身長169cmのスタイル、そしてタレント性を披露するステージで見せた圧倒的な歌唱力など、世界大会に送り出す資質が評価され、日本代表に選出されたが、世界大会の会期中盤で早くも大きな成果を残した。
世界大会は12月8日まで開催。世界中の代表のなかからまずはトップ30にまで食い込んだ伊達が、最終的に何位になるのか、優勝を果たすことはできるのか、興味は尽きない。