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2018/08/20 18:51
ミス・ワールド・ジャパン2018ファイナリスト・鈴木ふみ奈、世界的ミスコン出場に懸ける想い「日本のグラビア文化を世界に広めたい」
世界的ミスコンテスト『ミス・ワールド2018世界大会』に出場する日本代表を選出する『ミス・ワールド2018日本大会』が28日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で開催される。応募総数7150名から選ばれた30名のファイナリストのなかの一人に、グラビアや舞台で活躍中のタレント・鈴木ふみ奈も選ばれており、最終選考に向けて様々な部門の課題に臨んでいる。トップグラビアアイドルの彼女が、あえて世界的ミスコンテストの日本代表に挑戦する、その想いについて話を聞いた。
ミス・ワールドは『世界3大ミスコンテスト』の一つに数えられ、1951年にイギリス・ロンドンで行われた第1回大会から数えて今年で68回目を迎える、最も歴史の長いコンテスト。日本代表に選ばれると、2018年11月9日から12月8日の間、中国・海南島の三亜で開催されるグランドファイナルに出場。世界の頂点を目指す。
リリースする写真集やDVDが全て高セールスを記録し、『水曜日のダウンタウン』などのバラエティ番組等で注目され、舞台女優としても活躍している鈴木。これだけの実績を残している現役のグラビアタレントが、世界的ミスコンでファイナリストに残っているのは異例中の異例だ。
今回「ミス・ワールド」にエントリーしたきっかけについて、「お仕事関係で出会った方に『こういうコンテストがあるんだけど、受けてみない?』と勧めていただいたんですが、“グラビアが出来なくなるんじゃないか?”と思って最初はお断りしたんです。でも、今の自分がやりたいことを振り返ったとき、『日本のグラビア文化を世界に広めたい』という気持ちをずっと持っていたことに行きついたんです。2020年の東京オリンピックで、世界から注目されるタイミングで、日本のグラビアをもっと知ってもらえたら嬉しいなって思っていたんですが、『ミス・ワールド』は世界的なコンテストなので、自分のゴールにつながるかもしれないって思ったんです。そう考えるとすごく興味が湧いて、自分から受けたい、と思いました」と語る。
「グラビアアイドル」は、日本で独自に進化したタレントの在り方だが、そのトップランナーとして活動してきただけに特別な想いもある。「グラビアは衰退しているわけじゃないんですが、日本だけでこじんまりと終わっている感じがして。“日本の文化”として、もっとパワーアップして、イメージ的にも良くなっていいと思うんです。モデルさんに憧れる女性は多いんですが、グラビアアイドルのようにメリハリがあって女性らしい体型は、『女性が目指す場所ではない』というイメージがある。女の人からも“キレイ”“カッコいい”と思ってもらえるようなポジションに持っていければいいなと思っているんです」。
近年は、世界のファッション業界でも「痩せすぎモデル」への批判が高まっており、適度に締まったカーヴィーな体型が新しい基準になりつつある。「そういう流れは嬉しいですし、味方につけたいと思っています。今回、モデル部門の審査を受けるにあたっても、女性らしいしなやかさを残したメリハリのあるボディについて、グラビアで活動している時以上に改めて強く考えなくてはいけないと思いました。グラビアは、自分自身が大好きで、広く伝えたいものだから、クオリティが上がってほしいという気持ちもある。適当になれてしまう職業というよりは、女性の美しさに向き合った人がなれる職業だというふうになっていけばいいなと思うんです。出る側の女性の意識も高くて、それを見る人もキレイな人が見られてハッピーになる。みんながハッピーになればいいなっていう気持ちがあるんですよ、何に対しても」。
『ミス・ワールド』の審査に参加する中で、自分の成長につながったことも多い。「学生や社会人などいろんな職業の方がいるなかで、“自分を見せる”という部分では、正直負けない自信があったんです。でもファイナリストは全員、実際の審査の中で、どんなタイミングでも自分を表現することに怖気づく人が一人もいないんですよ。それはすごくカッコいいなと思いますし、見習っていきたいと思っています」。そしてファイナリストたちの人間性にも惹かれ、刺激を受けていると語る。「ミスコンには勝手に『女の戦い』みたいなイメージを抱いていたんですが、皆さん内面的にキレイな方が多くて、相手を蹴落とすようなことは一切なく、どちらかといえば困った人がいたらみんなで助けるという、いい意味でのイメージのギャップがありました」。
今年7月で28歳になった鈴木は、ファイナリスト中最年長。16歳の高校生たちとは一回りの違いがある。「16歳が3人ぐらいいるんですが、その子たちからもたくさんの影響を受けています。実際、一緒に行動する中で、子供だなって思ったことは一度もないんです。私だったら、発言をするときに言葉の言い回しを考えてしまって怖気づいちゃったりすることもあるんですが、10代の子たちはもし言葉が違っていたとしても『私はミスワールドとしてここに立つんだ』『伝えるんだ』っていう勢いがあってカッコいいなと思う。そういうところは年齢は関係なく、“自分のベストを尽くす”ということが重要なんだなって感じました」とポジティブに捉えている。
28日の日本大会まで残された時間は少ないが「JOY FITさん(『ミス・ワールド』スポンサーのスポーツクラブ)でバリバリ身体を鍛えてます(笑)」という鈴木。「改めてグラビアを見つめ直した部分もありますし、身体作りに対してもできる限りのことをしてきたつもりです。グラビアの文化を世界に広めていきたいという気持ちは誰にも負けないので。今は自分の最善を尽くします」と意気込みを語った。
ミス・ワールド2018日本大会は8月28日にANAインターコンチネンタルホテル東京で開催。なお本大会に向けてファイナリスト30名の一般投票を実施中。投票は公式WEBサイトにて8月22日(水)21時まで受け付け。ミス・ワールド2018世界大会は11月9日〜12月8日に中国・海南島で開催。