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2018/11/15 18:10
十四松役・小澤廉「今回は笑いの戦場」とアピール シリーズ史上最高のコメディが誕生、喜劇「おそ松さん」幕開け
人気TVアニメ『おそ松さん』を舞台化した、喜劇「おそ松さん」の公開ゲネプロが、14日に東京・日本青年館で行われ、キャスト陣が囲み取材に登壇し、本番への意気込みを語った。
TVアニメ『おそ松さん』の舞台化は、これまで第1弾『おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN'S SHOW TIME〜』(2016年)、第2弾『おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN'S SHOW TIME 2〜』(2018年)が東京・大阪で上演され、第1弾・第2弾ともに、すべての公演で満員御礼の大ヒットを記録。本作は、"喜劇"と銘打ち、「おそ松さん」の神髄ともいえる"笑い・コメディ"の要素をさらに追及した内容のステージとなっている。
囲み取材には、おそ松役の高崎翔太、カラ松役の柏木佑介、チョロ松役の植田圭輔、一松役の北村諒、十四松役の小澤廉、トド松役の赤澤遼太郎、トト子役の出口亜梨沙、イヤミ役の窪寺昭、チビ太役のKIMERU、ハタ坊役の原勇弥、松造役の佐久間祐人、松代役のザンヨウコの全キャスト12名が登壇。
開口一番、高崎が「高崎翔太、30歳。おそ松さん、頑張りたいと思います。よろしくお願いします」とたどたどしい挨拶をすると、すかさず植田が「ガチガチじゃん!」とツッコミを入れ、続いての柏木が「今回はF6(6つ子のイケメンver.)が居ないということで、F6が担っていた"華"の部分をすべてカラ松が担っていかないとなって思っています」とカラ松らしくキメ顔でアピールすると、植田が再び「無理だよ!!」と鋭いツッコミを入れ、囲み取材冒頭から場を盛り上げる。
そして、改めて植田は「"喜劇"と銘打っているので、もう逃げられないというか、笑わせないといけないという感じではありますが、自信満々です」と声を張ると、北村も「キャスト全員、のびのびと楽しくやっております。ぜひご期待ください」と期待を寄せる。
「今回の作品は笑いの戦場みたいな感じ」と表現した小澤。「あいつが笑いをとったから、俺も笑いをとらなきゃっていう、切磋琢磨みたいな空気がありつつ、舞台上では楽しんでいけたら。そういうところを見てもらえるとより一層笑いが生まれるんじゃないかなと思います」と思いの丈を話し、赤澤は「僕たちもお客様以上に楽しんで、笑いの絶えない空間にできたらなと思います。千秋楽までいっぱい笑って頑張っていきたいと思います!」と意気込んだ。
過去2作品同様、脇を固めるトト子、イヤミ、チビ太、ハタ坊を演じるキャストもそれぞれ熱い想いを吐露。トト役の出口は「今回もけっこうぶっ飛んでる役どころですが、一生懸命頑張りたいと思います!」と述べ、イヤミ役の窪寺は「イヤミという役を通して、世の中で世知辛い想いをしている男性・女性に勇気と力を与えられるような作品なっていると思います。シェ―!!」とお決まりのポーズでアピール。さらに「髪の毛1本で、おでんをこよなく愛して頑張りたいと思います」(KIMERU)、「めちゃくちゃ面白いキャストのみなさんと一緒に、ハタ坊という異質な存在として笑いお届けできたら」(原)と本作への意気込みを語る。
そして、今回から初登場となる6つ子の父・松造を演じる佐久間は「柏木くんとともに、F6のいない"華"の部分を……」と切り出すも、植田から「無理だよ!!」と柏木同様に突っ込まれてしまい、「無理らしいので(笑)、お父さんとしてみんなを見守っていきたいと思います」とコメント。同じく初登場の母・松代を演じるザンは「今までお母さん役をたくさんやってきましたが、今回で(子供の)述べ人数が一気に増えました(笑)。楽しくやってます」と笑顔を見せた。
「6つ子以外で演じてみたい役は?」という質問に対し、「楽そうだからハタ坊」(高崎)、「圧倒的にチビ太」(北村)と回答する中、植田は「トト子。自分のほうが可愛いと思うので(笑)」とトト子役の出口に宣戦布告するひと幕も。さらに赤澤が「僕は十四松がすごくやりたい!」と無邪気に語ると、十四松役の小澤が「そんな簡単なもんじゃねーぞ!!」と声を荒げ対抗心を燃やす。
すると、植田は「この二人、仲が悪いんですよ」と話し、高崎も「楽屋でこのくだり見た(笑)。(赤澤が)十四松ならイケそうな気がするって言ってた」とさらに煽る。小澤も「そんなニュアンスで言ってくるんですよ」と不満げに訴え、慌てた赤澤は「そんなことは言ってない!(笑)。こういう場では止めましょ!!」となだめ、笑いを誘っていた。
最後に高崎は、「明日から京都までノンストップで走りぬけようと思います。今回は本当にみっちり稽古ができた分、凝り固まらずに何度観ても面白い作品になったと思うし、何も考えずに肩の力を抜いて劇場まで来ていただけたら、きっと笑顔で帰っていただける作品になっていると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!」と呼びかけた。
喜劇「おそ松さん」は、11月15日(木)〜20日(火)まで東京・日本青年館ホールにて上演。その後、11月23日(金・祝)〜25日(日)まで京都劇場にて上演される。なお、京都千秋楽のライブビューイング上映が全国の劇場で実施される。
【喜劇「おそ松さん」】
■オフィシャルHP:https://osomatsusan-stage.com/6tsugo/
■オフィシャルTwitter:@osomatsu_stage
(C)赤塚不二夫/喜劇「おそ松さん」製作委員会2018