舞台「おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN'S SHOW TIME 2〜」が1日より、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕。初日公演に先駆けて公開ゲネプロが行われ、6つ子キャストと6つ子のイケメンver.“F6”キャストが囲み取材に登壇し、本番への意気込みを語った。

　二十歳を過ぎてもニート生活を続けるどうしようもない6つ子の日常、時には奇想天外な非日常がユーモアたっぷりに描かれ、2016年度流行語大賞にノミネートされるなど日本全国に旋風を巻き起こした、TVアニメ「おそ松さん」を舞台化した本作。舞台第1弾は、2016年秋に東京・大阪で上演され、クズでニートな6つ子たちの1日を繰り広げた爆笑必至のステージは全公演で満員御礼の大ヒットを記録した。

　この日の囲み取材には、6つ子キャストの高崎翔太（おそ松役）、柏木佑介（カラ松役）、植田圭輔（チョロ松役）、北村諒（一松役）、小澤廉（十四松役）、赤澤遼太郎（トド松役）、F6キャストの井澤勇貴（F6 おそ松役）、和田雅成（F6 カラ松役）、小野健斗（F6 チョロ松役）、安里勇哉（F6 一松役）、和合真一（F6 十四松役）、中山優貴（F6 トド松役）が登壇。

　植田は前作を振り返り「前回は、（6つ子）それぞれの一番最初に思い当たる個性を前面に押し出して、おそ松さんの世界観らしい舞台をお届けしました」と語り、「今回は第一印象以外のところで、いろいろと挑戦していて。ただ脱ぐだけじゃない、お尻を出すだけじゃない、それぞれ予想の斜め上をいっているんじゃないかと思います」と打ち明ける。

　小澤が「今作は待望の“あの松”が出てきます。詳しいことは言えませんが、みなさんに楽しんでもらえるような作品になっています」と期待を煽る発言をすると、赤澤も「天下を獲れる舞台だと思う」と豪語。高崎から「（笑）。をつけておいてください！」と茶々を入れられつつも、「ニートと童貞が天下を獲りにいこうと思っております！」と宣言。

　ゲネプロ公演で、F6・カラ松のドSキャラ全開で客席を盛り上げていた和田。囲み取材でも「劇場が大きくなって3階席までありますが、安心してください、届けます。楽しみに待っとけ、ブスども!!」とコメント。さらに劇中で鍛え上げられた肉体美を披露する場面もあり、「俺、脱ぎます!! これに向けて筋トレとかしっかりやって作ってきました」と力強く語った。

　和合は「世界中のエンターテインメントを凝縮したと言っても過言ではない」と自信をのぞかせつつも、即座に「……過言でしたね（笑）」と訂正。続けて「みんなに笑顔で帰ってもらえるように頑張っていこうと思います」と意気込みを語る。「前回よりもパワーアップしている」と語った中山は、「6つ子もF6も本当に個性が強いですが、団結力はどこの舞台にも負けないくらいある」と胸を張った。

　また、稽古場でのエピソードに話がおよぶと、高崎は「今回は前回以上に何回も稽古してしっかりと積み上げてきた」と振り返りつつ、「そんな中、稽古最終日の休憩中に（柏木）佑介が、僕に『俺、今回ぜんぜん面白いことやってないんだよな。残るかな？』と言ってきたんです」と告白。そして、「安心してください。ちゃんとウザイです（笑）。自分とカラ松がマッチしすぎて、面白いことが面白いと思わなくなってきてる。そうとう痛いぞ！」と柏木に訴えかけ、笑いを誘う。

　一方の柏木は「個人としての意気込みは、カッコイイだけじゃないカラ松をお届けします」とドヤ顔で語るも、「うるせー!!（笑）」とキャスト陣からの総ツッコミを受けていた。

　最後に高崎は「残り15公演と思わず、松野家の一生を僕たちが背負っていけるような、第二弾になればいいなと。（パート）3、4、10くらいまで続いて、いつか童貞を卒業して幸せな結婚を迎えられるような作品にしたい」と続編への意欲を明かした。

　舞台「おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN'S SHOW TIME 2〜」は、3月1日（木）〜11日（日）までTOKYO DOME CITY HALLにて上演。また、3月11日の千秋楽公演のライブビューイングも決定。全国の映画館にて完全生中継される。

（C）赤塚不二夫／「おそ松さん」on STAGE製作委員会2018