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2018/09/22 20:12

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2.5次元舞台で絶大な人気を誇る俳優・佐藤流司、頑張れる原動力は「お客さんの反応」

映画『ダブルドライブ 〜龍の絆〜』で主演をつとめる佐藤流司 撮影/mika(C)Deview
映画『ダブルドライブ 〜龍の絆〜』で主演をつとめる佐藤流司 撮影/mika(C)Deview

 ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」のサスケ役、ミュージカル『刀剣乱舞』の加州清光役などで知られ、2.5次元舞台で不動の人気を誇る佐藤流司。そんな彼が兄のように慕う藤田玲とバディを組んだ、クライム・カーアクション・ムービー『ダブルドライブ 〜龍の絆〜』が、本日22日より公開。本作で2.5次元作品とはまた別の新しい一面をのぞかせている佐藤に、本作への想い、撮影エピソード、芝居への熱い思いを語ってもらった。

【『ダブルドライブ 〜龍の絆〜』主演・佐藤流司 インタビュー】

◆「(自身が演じた)純也は弱いし、へなちょこだし、虚勢を張りまくるキャラだけど、一周回って愛らしい」

――『ガチバン』、そして『闇金ドッグス』シリーズを手掛けたスタッフによる最新作『ダブルドライブ〜狼の掟〜』『ダブルドライブ〜龍の絆〜』へのご出演が決まった時のご心境を教えてください。

【佐藤流司】「実は、この作品に関しては、本当に流れるように頂いた仕事なんです。というのも、主演の藤田玲くんに『ちょっとご飯行きましょうよ』って連絡して、会って一緒に食べていたら、玲くんから『5月の何日から何日まで空いてる?』って聞かれて。ちょうどぴったりその日程が空いていて『たぶん空いてますよ!』って答えたら、この映画の出演が決まったんです」

――えー!? そんなことってあるんですね。

【佐藤流司】「今度、W主演の作品をやるということで、玲くんが『流司と二人でW主演やりたいなと思って』と言われて、『じゃあ、すぐスケジュールを確認してみます!』ってことで、マネージャーさんに連絡をしたら、スケジュールが空いていて」

――奇跡のタイミングだったんですね。

【佐藤流司】「本当に奇跡的だったなって思います。すでに決まっていた仕事と仕事のちょうど間の期間で、ぴったりとそこだけが空いていたんです」

――台本を読まれたときにはどのような感想を抱かれましたか?

【佐藤流司】「(自分が演じる五十嵐)純也が“弱っ!”って思いました(笑)。弱いし、へなちょこだし、虚勢を張りまくるし。なんというか、スネオタイプというか。最初こそ、“魅力がないなぁ、このキャラクター……”って思ったんですけど、一周回って愛らしなぁっていうのも感じました。ダメ人間過ぎて逆に良いっていうのも感じたんです。というか、この作品って、ある意味ダメ人間しか出てないなっていうのも思いましたね(笑)。真人間がいないっていうところに新しさも感じました」

――純也に共感したところはありましたか?「こういうところは理解できるな」というような部分というか。

【佐藤流司】「『自由ってなかなか手に入らないよな』っていうセリフがあって。俺もそんなことを考えている時期があったなと思い出しました。“自由とは何ぞや”みたいな。結果、俺としては“自由とは海外旅行だ”という答えに辿り着いたんですけど。とにかく、“自分が不自由だ”と苦しんだ経験が自分自身にもあって。それは純也だけに限られた悩みではなくて、そういう想いを抱いてみんな生きているんだなと思うんです。そこは純也の気持ちがわかりました」

――逆に「ここは理解できないよ」って思ったのは?

【佐藤流司】「メロンパンが好きなところです。ちょいちょい純也がメロンパンを食べるシーンがあるんですけど、ドラマとか映画の撮影中はいつも糖質制限をしているので、自分としては食べたくないけど、役としては食べないといけないという。しかも撮影では色んな角度で何度も撮影するので、何個も何個も胃の中にけっこうなスピードでメロンパンが入って来るんですよ(笑)。それがちょっと苦しかった。炎天下の中、すさまじい勢いで食べるメロンパン……。そこだけは理解できなかったですね(笑)」

――今回バディを組んだ藤田さんのお芝居は、間近でご覧になっていかがでしたか?

【佐藤流司】「さすがだなという感じでした。アベルってめちゃくちゃカッコイイんですよ。男が惚れる男だなと。玲くんは『全然台本覚えてないわ』って言うんですけど、嘘なんですよ。バッチリ覚えてるんですよ、あの人。そういうところもカッコ良かったですね(笑)。それと、バディとして非常にやりやすかったです。俺がどんなに自由な動きをしても、全部に対応してくれるのは大きくて。玲くんは玲くんで色々な場面でアドリブをヒョイと投げてくれて、それに対応してお芝居がまた変わっていくというのが非常に面白かったです。玲くんから『アドリブもどんどん自由にやっていこうぜ』って言われていたので、結構、色んなアドリブが入っています」

――佐藤さんが思う、この作品の「ここが面白い」というポイントを教えてください。

【佐藤流司】「とにかく悪いヤツばっかりだし、真人間がいないんです。唯一ヒロインだけがいい子っていうくらい、全員が悪いので、そこは面白いですよね。よくあるサクセスストーリーとも違いますし、“龍の絆”に関しては、結末もすっきりした終わり方じゃなかったりする。そこがいいなと思います」

――2.5次元舞台での様々なキャラクターをはじめ、今回演じた純也で、また新たな表情を見せてくださっていますが、役者という職業の魅力はなんでしょうか。

【佐藤流司】「ほかの職業では、こんなに色んな人物にはなれないと思うんです。たとえば、学校を卒業して随分経ってから学生役をやったり、詐欺師をやったり。人生で絶対に経験できない量の職業を経験できるのはひとつの魅力だし、やっていて思うのは、才能だけじゃ勝ち上がれない職業だなとも思います。才能だけでやっていくには限界のある職業だとは思うけれど、でも自分が頑張った分というのは結果として出て来るから、シンプルでいいなとも思います」

――頑張れる原動力はどんなところにありますか?

【佐藤流司】「原動力はお客さんです。舞台とかだと特にそうなんですが、“今、俺の台詞で笑ってくれた”、“俺の芝居で感動してくれた”、“カーテンコールで挨拶をしたときに拍手をしてくれた”とか、そんなことからお客さんの心を動かしている実感みたいなものは、やっぱり原動力になります」

――そんな佐藤さんが思う、“夢を叶えるために必要不可欠なこと”というと何だと思いますか?

【佐藤流司】「全く根拠のない自信を持つこと。何の理由もないけど、自分はやれる!と思うことは大切だと思います。もちろんそれにはある程度何かが伴ってないとダメだと思うので、自分に出来る努力はやった上で、自分に自信を持つことだと思います」

 映画『ダブルドライブ 〜龍の絆〜』9月22日(土)より公開。なお、佐藤流司のインタビュー全文は、オーディションサイト『Deview/デビュー』にて掲載中(下記リンク参照)。

【プロフィール】
佐藤流司(さとう・りゅうじ)●1995年1月17日生まれ、宮城県出身。劇団ひまわり所属。2011年に『仮面ライダーフォーゼ』で俳優デビュー。その後、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」シリーズ 、學蘭歌劇「帝一の國」シリーズ 、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズなどで注目を集める。そのほか、ドラマ『ファイブ』(CX)、ドラマ&舞台『御茶ノ水ロック』(TX)でそれぞれ主演を務めるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍を見せる若手俳優。今後は、ミュージカル『刀剣乱舞』加州清光 単騎出陣2018(9月12日より東京・仙台・大阪・北海道にて開催)、音楽劇『道』 La Strada (12月8日〜28日 日生劇場)に出演。アーティスト「Ryuji」として結成したバンドプロジェクト「The Brow Beat」のボーカルとしても活躍中。主演“龍の絆”編の主題歌「OVER」では作詞も担当をしている。

関連写真

  • 映画『ダブルドライブ 〜龍の絆〜』で主演をつとめる佐藤流司 撮影/mika(C)Deview

  • 佐藤流司 撮影/mika(C)Deview

  • 佐藤流司 撮影/mika(C)Deview

  • 佐藤流司 撮影/mika(C)Deview

  • 映画『ダブルドライブ 〜龍の絆〜』ポスタービジュアル(C)2018「ダブルドライブ 〜狼の掟&龍の絆〜」製作委員会

  • 映画『ダブルドライブ 〜龍の絆〜』メインカット(C)2018「ダブルドライブ 〜狼の掟&龍の絆〜」製作委員会

  

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