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2018/08/27 20:01
10代限定音楽フェス 『未確認フェスティバル2018』グランプリは、平均年齢17歳の4ピースバンド「マッシュとアネモネ」
10代アーティスト限定の音楽フェス『未確認フェスティバル2018』が26日、新木場STUDIO COASTで開催され、応募総数3067組から選ばれた8組のファイナリストが、それぞれの個性をぶつけ合った。審査の結果、グランプリには東京都の4ピースバンド「マッシュとアネモネ」が輝いた。
『未確認フェスティバル2018』は、TOKYO FMをはじめJFN全国38局で放送中の10代向け人気番組『SCHOOL OF LOCK!』と、「タワーレコード」「NTTドコモ」「レコチョク」で展開するインディーズ及び新人アーティストの音楽活動を支援する「Eggsプロジェクト」との共催で行う10代アーティストの音楽フェス。
特別審査員は昨年に続き、音楽プロデューサーの蔦谷好位置、モデルで『RADIO DRAGON-NEXT-』パーソナリティの菅野結以が務めた。蔦谷が「去年は満場一致だったんですが、今年は本当に意見が割れまして。グランプリの『マッシュとアネモネ』には最高点をつけたのですが、最高点をつけたいたバンドは4つあった。どれがグランプリをとってもおかしくなかった」と言うほど、審査内容は僅差だったことを明かした。
平均年齢17歳で、2017年6月から活動を開始したばかりで、昨年8月には「Tokyo Music Rise Summer」でグランプリを受賞。「RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」でも優勝を果たすなど、その勢いのまま優勝をかっさらった。
バンドの楽曲の作詞・作曲を担当するボーカル&ギターの「もちこ」 (17歳)は「中学生のときにMrs. GREEN APPLEが大好きで、ライブハウスに通っていて。この人たちと一緒に仕事ができるようになりたいと思ってバンドを始めた感じです」といい、「ベースの理子ちゃん(16歳)以外が、同じ高校の軽音部で。その地区で仲いい高校に通ってた理子ちゃんをスカウトして入ってもらって(笑)」と結成の経緯を明かす。
蔦谷好位置も唸るのは「もちこ」のソングライティングの才能だが、もちこは「歌詞に明確な意味を込めて伝えようとしている方が大多数だと思うんですが、私は直感的に感じることを言葉で表しているんです」と言う。今回披露した「シーサイド」は、今年7月にできたばかりの新曲だが、「新木場をイメージして作りました。この辺に来るとワクワクするじゃないですか。『8月26日楽しみだな〜』って思いながら作りました」と、やはり直感的に生み出された作品のよう。そんなふうに生まれる楽曲が、同世代のアンテナに引っ掛かるのかもしれない。
グランプリには優勝賞金100万円のほか、様々な企業からの賞品が贈られた。プロ志向について聞くと「続けたいな…とはぼんやりと思っていた」と答えたが、まだ17歳、伸びしろだらけの才能はほっておかれることは無いだろう。
準グランプリは、ステージの上でも外でも暴れまわった問題児「ステレオガール」が、審査員特別賞は、15歳にして作詞・作曲・トラックまで手掛ける才能の塊「諭吉佳作/men」がそれぞれ受賞。さらに予定にはなかった、蔦谷好位置が選ぶ個人賞も設けられ、ベースはTRANS LUCENT LADY・かなは、ギターはエルモア・スコッティーズの功刀 源、ドラムはThe Shiawaseの山本真綺が選ばれ、蔦谷とスタジオセッション(とその後の焼肉?)する権利が与えられた。
なお、この模様は8月27日(月)、28日(火)、29日(水)の『SCHOOL OF LOCK!』(22:00〜23:55 TOKYO FMをはじめJFN全国38局)で放送される。