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2018/07/25 11:41
元NGT48の北原里英、としまえんで絶叫 卒業後初主演映画はホラー
元NGT48の北原里英が、遊園地「としまえん」を舞台にした絶叫ホラー『映画 としまえん』の主演を務めることが発表された。同作は北原のNGT48卒業後初主演映画となり、2019年の公開を予定している。
NGT48の卒業を目前に主演した映画『サニー/32』でリリー・フランキーとピエール瀧に誘拐監禁される中学校教師を演じ、その女優魂が評価を受けた北原。グループ卒業後の初主演映画で挑戦するのは、としまえん全面協力による絶叫ホラーだ。
高校時代からの仲良しメンバー数人で“としまえん”に遊びに来た辻本早希(北原里英)。軽い気持ちで、噂になっていた“としまえんの呪い”を試してみたところ、次第に恐ろしい現象に巻き込まれ、メンバーが一人、また一人といなくなっていく…。呪いを解くには遊園地内であることをしなくてはならず、無我夢中で逃れようとする中、とある高校時代の出来事がきっかけで呪いが生まれたことを知ることとなり…というのが本編のあらすじ。絶叫ホラーシーンのみならず、女子グループ内特有の“いじめ”の陰湿さ、“スクールカースト”といった学生特有の歪んだ人間関係など、感情を揺さぶられる物語も見どころだ。
また本作は、実在の遊園地「としまえん」の全面協力により、シーンの90%以上がとしまえんで撮影されたという点も異例。暗闇の中の光まばゆい回転木馬や、園内の奥深くに位置するお化け屋敷などで撮影などもロケ地として登場する。プロデューサーは「閉園を迎えお客様がまばらになり、夕焼けに照らされた園内をふと目にした時、言いようのな
い寂しげな雰囲気に戦慄を覚えました。その時に『楽しい場所として記憶されている場所が突如として恐怖を感じる場所に変化する…この遊園地を舞台にしたホラー映画を製作してみたい』と強く思いました」と、その構想の元を明かしている。
北原は「NGT48を卒業してから初めて映画の主演をやらせていただいたのですが、卒業後すぐだったことも有り、かなりプレッシャーがありました。また、卒業したあともまた可愛い子たちに囲まれるのか…! というプレッシャーもありました(笑)。ですが、こんな風に同世代の女優さんたちとしっかり共演するのが初めてで、すごく楽しかったですし、同世代のみんなのパワーを感じて、ますますやる気が起きましたし、頑張らなくては!と思いました。ゼロから始める気持ちで、芝居に取り組ませていただきました!」と意気込みを語る。
ホラー映画への主演については「ホラー映画は見ると怖いけど、撮ってるときはなんだか楽しかったです。特に今回は人のいない夜の遊園地という、普段は入れない場所での撮影だったのでわくわくしました! でも、お化け屋敷やミラーハウスはちょっと怖かったです」と感想を語る北原。現場では「ほとんどの撮影を遊園地で撮ったのですっごく楽しかったです! 遊園地は居るだけでテンションが上がりますね。撮影の合間にいろいろアトラクションにも乗せていただいて普通に楽しんじゃいました! 撮影時期的に、すごく寒い日とすごく暑い日があったのですが、暑いときはみんなでアイスを食べたり、青春時代を過ごしているようでした。みんなで作ったチームワークがどういう風に映画に反映されているか楽しみです!」と遊園地での撮影と言う特殊な状況も楽しんだようだ。
演じた役柄・辻本早希役については「自分に似ている部分もあって、すごく辛くなる瞬間がありました。自分もこの選択をしてしまうときがあるかもな、と。その選択のせいで今回の事件が起きるのですが…。だけど、共演したみんなと役柄同様仲良くなって、みんなで遊園地で遊んだりしてすごく青春を感じられました!」と振り返る。
この作品が商業映画デビュー作となる高橋浩監督は「セリフの少ない、受け芝居の多い難しい役です。でも何を求められているか、何を表現すれば良いか、瞬時に把握し反応してくれました。それが自然と出来る柔軟でしなやか、カンの良い子だと思います。やはりNGT48を率いてきただけのことはあります。映画の見所の一つに、北原さん演じる早希たちが追い込まれ、責任をなすりつけ合うシーンがあります。彼女たちの汚い人間性が垣間見える。その中で早希だけは 善良さを失わないように見えます。しかし、早希が実は過去に何をしたのか必見です。北原さんはそんな早希を見事に演じきってくれました」と女優・北原里英を高く評価した。
『映画 としまえん』は2019年ロードショー公開。