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2018/03/15 22:25
“デビミュ”第3弾公演が開幕、ジェキ役の田中涼星「小鳥ちゃんたち、全公演いらっしゃい!!」
人気アニメを原作とした、ミュージカル「Dance with Devils〜Fermata(フェルマータ)〜」が15日より、AiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕。初日公演に先駆けて、公開ゲネプロが行われ、鉤貫レム役の神永圭佑をはじめとするキャスト陣が囲み取材に出席し、本番への意気込みを語った。
本作は、TVアニメ「Dance with Devils」(2015年10月〜12月放送)を原作とした、ミュージカルシリーズ第3弾。2016年3月に舞台化第1弾となるミュージカル「Dance with Devils」(通称:テビミュ)を上演し、同年12月には第2弾公演となるミュージカル「Dance with Devils〜D.C.(ダ・カーポ)」を上演。
第1弾公演では、リツカとレムが結ばれるエンディングを迎え、第2弾公演では、第1弾公演同様のリツカとレムが結ばれるエンディングに加え、リツカとリンドが結ばれるエンディングという2つの結末が描かれた。第3弾公演の本作では、“Elegante(エレガンテ)”と“Calma(カルマ)”という2つのエンディングが用意されている。
公開ゲネプロ前の囲み取材には、鉤貫レム役の神永のほか、立華リンド役の高野洸、楚神ウリエ役の山崎晶吾、南那城メィジ役の吉岡佑、棗坂シキ役の安川純平、ローエン役の内藤大希、マリウス役の北川尚弥、ジェキ役の田中涼星が出席。
初演から鉤貫レムを演じている神永は「初演とその後の『D.C.(ダ・カーポ)』は内容がほとんど一緒でしたが、今回はさらに内容が変わるということで、続投組は前回を超えるというイメージでやっていた」と明かし、「初参加のキャストもそれに食らいつくという感じで、お互い刺激し合って、やってきました」とコメント。さらに「稽古場で無駄な時間を過ごすことがあまりなかったですし、僕ら役者の追求する時間もすごく長かった」と稽古を振り返り、「役に打ち込んでいる時間、作品の事を考えている時間が、前回よりもさらにあったので、そこはたぶん舞台上で表れるんじゃないかなと思う」と胸を張る。
本作から新たに出演する高野は「初めての参加ということもありますし、2つのストーリーをやるということで、稽古が始まる前はプレッシャーと焦りがありました」と打ち明け、「でも、1ヵ月稽古をやってきたので、今日しっかりと頑張りたいと思います」と意気込む。同じく新キャストの山崎は「ウリエ役が僕で3人目になるんですが、1回目、2回目のキャストに恥じぬよう、繋いできてくれたバトンを僕がしっかりと受け止めて頑張りたい」と宣言。
また、ウリエは女性に非常にモテる役柄ということで「自分に自信を持っている空気感を作っていきたい」と語っていた山崎。稽古中、脚本・演出の三浦香氏から「自信をつけるために、街中でナンパして、100人くらいに声かけてきて」というアドバイスを受けたことを明かしつつ、「実際には(ナンパは)行ってないんですけど(笑)。自信を持てるよう頑張ります!」と決意を新たにした。
初演から引き続き棗坂シキを演じる安川は「始めて稽古したとき、(三浦)香さんに第一声『気持ち悪い』と言われて(笑)。セリフの中で、『気持ち悪いな、お前』と言われる役なので、それはそれで嬉しいんですけど……」と、稽古中のエピソードを語り、「ウリエはナンパしろって言われていたので、『俺、何かありますか?』って聞いたら、『あなたは気持ち悪いから、大丈夫』と言われたので、“気持ち悪い”を追求していきたいと思います!」と宣言し、笑いを誘う。
本作から登場する新キャラクター・マリウスを演じる北川は「初登場のキャラクターなので、みなさんにマリウスの魅力を届けられるよう、精一杯頑張りたい」と意気込み、続けて「僕は今回、語り部という立ち位置なので、ここにいる誰ともお芝居の中で絡みがないんです」と告白。さらに「稽古場もけっこう一人でいることが多かったです」と肩を落とすと、「寂しいこと言うなよ!」(吉岡)、「そんなことない!ちゃんと隣にいたから!!」(田中)と、キャスト陣がすかさずフォローするひと幕も。
観客へのメッセージを求められると、山崎は「2つのエンディングがあって、どちらを観ても面白いと思いますし、何回観ても新しい発見がある。同じセリフでも2つのエンドで気持ちが違っていたりするので、何度観ても楽しんでもらえると思います」と自信をのぞかせる。本編終了後のミニコンサートについて触れた内藤は「毎回やる度にお客さんの熱量をいただけているなと感じます」と述べ、「本編中は声を出したりできませんが、ミニコンサートでは、ぜひ、その思いの丈を声に乗せて、僕たちに届けていただけたら」と呼びかけた。
安川は「ダンデビを愛してくれるみなさんの気持ちがあったからこそ、こうやって3回目をやれることに喜びを感じています」と感謝の気持ちを伝え、「みなさんが“ゾクゾク”して楽しんで帰ってもらえるよう、毎公演頑張りたい」とコメント。北川は「今回、見どころがたくさんあって、目が何個あっても足りない」と語り、「みなさん、集中して観てください!」と主張した。
そして最後に、田中が「8番目ともなると全部言われてしまったので……」と苦笑いを見せつつ、自身が演じるジェキになりきって「小鳥ちゃんたち、全公演いらっしゃい!!」と全力でアピールし、場を盛り上げた。
ミュージカル「Dance with Devils〜Fermata(フェルマータ)〜」は、3月15日(木)〜25日までAiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。なお、本公演のBlu-rayが9月28日に発売されることが決定。
※山崎晶吾の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
(C)グリモワール編纂室/デビミュ製作委員会
(C)グリモワール編纂室/Dance with Devils F 製作委員会