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2018/03/11 23:34
仮面女子・川村虹花、総合格闘技プロデビュー戦で女子高生に惜敗「また、ぜひ出させてください!!!」
“最強の地下アイドル”仮面女子の川村虹花が10日、東京・新宿FACEで行われた女子総合格闘技イベント『DEEP JEWELS 19』で総合格闘技2戦目に臨んだ。DEEP JEWELSアトム級 5分2R、グラウンドでの頭部へのパウンドありのプロルールで、17歳の女子高生・古瀬美月と対戦。健闘したものの0-2の判定で敗れた。
仮面女子のメンバーを従え、輝くチェーンソーを手にリングインした川村。昨年12月にアマチュア特別ルールで『DEEP JEWELS』で総合格闘技デビュー。3-0のフルマークでの文句なしの判定勝利を上げていた。
序盤からハイキックや右ストレートなどスムーズな打撃で攻め立てる川村。古瀬の高い左ハイを浴びながらも引くことなく前進を続ける。古瀬もスーパーマンパンチやハイキックなどで応戦し互いにペースを譲らない。ラウンド後半に川村のパンチを交わした古瀬がタックルでテイクダウン。バックからスリーパーを狙うが、川村も身体をひねって向かい合いトップを取り返すなどグラウンドの攻防が続き、ゴング。
2ラウンドが始まり、組み合った古瀬が足を刈ってテイクダウンに成功。マウントを奪った古瀬がパウンドを叩き込むと会場には「美月コール」と「虹花コール」が交錯する。粘りを見せる川村は馬力でひっくり返すが、再び古瀬に抑え込まれ徐々にスタミナを消費していく。必死に抵抗する川村の腕を取った古瀬が腕十字に移行。川村は関節が極まるポイントをずらして脱出を図るも、腕を捉えられたまま終了のゴングを聞いた。
試合終了直後、マットを一つ大きく叩いて悔しさを表現した川村。判定はジャッジ1人がドローの判定だったが2-0で古瀬の手が上がった。修学旅行を休んでまで、強い気持ちで参戦した古瀬は「正直、負けたと思ったんですが、勝てて嬉しいというのが正直な気持ちです。見せ場を作れなくて2連敗してしまったんですが、判定ですけれど勝てて凄く嬉しいです。まだまだこれから頑張るのでまだ見捨てないでください」と目に涙を浮かべながら会場に向けて挨拶した。
敗れた川村虹花は、ブログで「気持ちだけは負けたくないと、打たれても絶対引かずにとにかく、自分からガンガンやってやるという気持ちでした。2ラウンド目は、自分の気持ちに身体がついてきませんでした」と述懐。まさに試合はその通りの展開だったといえる。打撃を浴びても前進する気持ちで、相手を押し込むシーンも多かったが、後半、グランドで体力を削られ、逆転することが叶わなかった。すでに持ち合わせている格闘家に大切なファイティングスピリットと打撃センスに、経験と戦略が加われば、まだまだ上を目指すことができるはずだ。ブログの最後に「また、ぜひ出させてください!!! 川村虹花の挑戦はまだまだ続きます。」と綴った川村の第3戦に期待したい。