『ひよっこ』出演女優・小島藤子、初主演映画『馬の骨』でギター弾き語り&透明感あふれる歌声を披露 | ニュース | Deview-デビュー

Deview LOGO

お知らせ

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

ニュース

2018/02/08 21:28

デビュー

『ひよっこ』出演女優・小島藤子、初主演映画『馬の骨』でギター弾き語り&透明感あふれる歌声を披露

小島藤子が初主演を務める、映画『馬の骨』は2018年初夏に公開される
小島藤子が初主演を務める、映画『馬の骨』は2018年初夏に公開される

 2017年のNHK 連続テレビ小説『ひよっこ』の寮長役で注目を集めた、女優の小島藤子が、2018年初夏公開の映画『馬の骨』で初主演を務めることが決定。

 本作は、平成元年の伝説のテレビ番組“イカ天”こと「三宅裕司のいかすバンド天国」に出演した過去の栄光が忘れられず、鬱屈した日々を送る中年男性・熊田と、“イカ天”を知らない、平成生まれのアイドル歌手・ユカとの、奇妙な交流を描くオフビート音楽コメディ。小島は、劇中で4人組アイドルループ「ツノワ★ベアーズ」のメンバーとして、現役アイドルである志田友美(夢みるアドレセンス)、茜屋日海夏(i☆Ris)、河上英里子と共に歌や踊りにも挑戦。 また、初めてのギター弾き語りも披露し、透明感のある歌声を響かせている。

 もともと趣味でギターを弾いていたという小島。しかし作品の中で披露するのは初めてで、2017年初から半年かけて練習し、劇中ではすばらしい演奏を披露している。また、挿入歌「やまない音」では作詞にも初挑戦しており、ライブハウスでの弾き語りシーンは、本作の見所の一つとなっている。さらに、小島は得意な書道の腕前を活かし、本作の題字も書くなど、多彩な才能を惜しみなく発揮している。

 初の主演を務める小島は、「この映画のテーマのひとつが“歌”なのですが、正直私は人前で歌うことが苦手です。“歌”という重要な部分が苦手でしっかりできるかどうかわからない私に、しかも主演ということで、お声掛けいただいた時はとても驚きましたが、何か意味があるのではないかと思い、やってみようと思いました」と心境を語り、「主演となれば作品に対しての責任は大きくなりますが、いつもどんな役でもどんな立場でも、最後までやり切ろうという気持ちでいるので、今回も愛情込めて役を演じさせていただきました」とコメント。

 また、初主演映画ということで「いつもと少し違って不思議な感じがします」と吐露しつつ、「ですが、撮影中はキャストもスタッフも皆さん和やかな人ばかりでしたので、のびのびと演じることが出来て、とても感謝しています。苦手な“歌”というワードが入るだけで、台詞をいうのが照れくさかったり、難しかったのですが、頑張ったので観てもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。

 熊田役には、『アウトレイジ 最終章』など、数々の映画に出演している桐生コウジが決定。桐生は、タイトルにもなっている『馬の骨』という、実際に“イカ天”に出演したバンドで、作詞・作曲・ボーカル、そしてリーダーを務めており、本作は自身の体験をもとにしながらも、フィクションを加え、まったく別のストーリーとして描いている。

 さらに、桐生は本作において、出演・脚本・監督も務め「どこの馬の骨だか分からないヤツにだって野望もあれば夢もある。人生折り返しからでも遅くない」との想いから、50歳となった2015年に製作を開始。「人生折り返し地点に達して模索している人々に、ささやかならが応援歌を送りたい」という熱い気持ちが込められているという。

 脇を固めるのは、ベンガル、しのへけい子、大浦龍宇一らベテラン勢。また、“イカ天”と所縁の深い、萩原健太(音楽評論家)と石川浩司(元・たま)も本人役として特別出演する。

【作品概要】
映画『馬の骨』
2018年初夏、テアトル新宿ほか全国順次公開

≪あらすじ≫
工事作業員の熊田(桐生コウジ)は元イカ天バンド「馬の骨」のボーカリスト。作業現場で遠藤(大和田健介)とトラブルを起こし解雇される。社員寮から追い出された熊田は、家賃1万5千円の格安シェアハウスに転がり込む。そこには、曰くありげな面々に加え、アイドルのユカ(小島藤子)もすんでいた。住人たちから「職業は?」と問われた熊田は、つい「音楽関係」と口走ってしまう。
アイドルを卒業し密かにシンガーソングライターを志していたユカは、熊田に猛アプローチするが――。
やがて、熊田の正体が発覚し……。
夢を途中で投げ出し、その後30年近く後悔ばかり抱いて暮らしてきた中年男が、一途に夢を追い続ける若者との出会いによって、自分も青春の後悔にケリをつけようと再起を図る。

【出演・監督・脚本/桐生コウジ コメント】
音楽映画なので、演奏シーンは当て振りではなく、実際に楽器ができる人にしたくて。
だから、主役の条件も、「20 代前半。特技:ギター、歌唱力有り」。
たまたま、「休日はギターを弾いてます」みたいな、
小島藤子さんのインタビュー記事を思い出し、連絡してみたら──。
すぐにやって来ました、ギター担いで。
ギターの腕前は少々粗削りで(笑)。
でも、その粗さが良かった。
彼女のさばさばした素顔も、ユカという役にピッタリだと思った。
クランクインの半年くらい前から、スタッフルームに来てよく練習してました。
じゃあ、曲も作ろう!ってことになり、小島さんの歌詞に、自分が曲をつけたのが、挿入曲の『やまない音』。
これも良かった。感性が良いし、呑み込みが早い。実は、10 分くらいで完成した曲です。
余談ですが、『書道ガールズ!!』に出ていたから、書道が得意なんだろと勝手に思い、「題字書く?」と言ったら、すぐに書きにやって来ましたよ。そういう人です。

企画意図ですか?
『イカ天』に出ただけで、プロの音楽家になれると勘違いしていた20 代。
メンバーはみんな賢いから、さっさと就職していて、気が付けば自分独り。
そういうコンプレックスはずっとあって。
だけど、50 歳になった時、あの経験があったからこそ、今がある。
あれは無駄ではなかったと、やっと思えるようになりました。
「廃業しようか」「転職しようか」などと思い悩んでいる同世代の人をよく見かける。
人生折り返してからでも遅くはない!というメッセージを込めて、
この映画製作に踏み切りました。
ストーリーのモチーフが、当時『イカ天』で演奏した『六根清浄』という曲。
これが難解かつシュールで、曲の意図を脚本家や監督に伝えるのが非常に難しい。
というわけで、自分で書いて撮っちゃった次第です。

(C)2018 オフィス桐生

関連写真

  • 小島藤子が初主演を務める、映画『馬の骨』は2018年初夏に公開される

  • 初主演映画『馬の骨』で初のギター弾き語りを披露する小島藤子

  • 書道の腕前を活かし、小島藤子自身が書いた映画タイトル

  • 出演・脚本・監督を務める桐生コウジ

  

Pick up

オススメ

  
×