今年、活動17年目を迎えた劇団鹿殺しが、20周年、そしてその先を担う劇団員を募集する。

　募集のテーマは「僕らの旅路は奇跡で出来ている」。唯一無二の作品作り（または劇団づくり）は険しい道だが、ともに頂を目指して、力強く歩むメンバーになってくれる人材と出会うための、劇団員募集だという。「今現在劇団鹿殺しを知る方も、知らない方も、演劇を観たことがない方も、何かで天下を取るという野心を持った方は大歓迎です」（担当者）。

　募集にあたり、劇団の歴史を赤裸々に描いた劇団鹿殺しの看板作品「電車は血で走る（2017)」を期間限定で無料配信することが決定。劇団公演未見の人もこの配信を観て、劇団員として“この作品をともに作りたい”と強く感じたら、ぜひ応募を。

「僕らの旅路は奇跡でできている。僕の望む奇跡でできている。いつも止めるのは僕だ、歩こうよ。」（劇団鹿殺し 第16回公演「殺 ROCK ME！」より）

　オーディションの応募要項は、オーディション情報サイト「デビュー」に掲載されている。

■劇団鹿殺し座長・菜月チョビから、これから出会うあなたへ

劇団鹿殺しは新メンバーを募集します。
旗揚げ公演、上京の時、そして今日まで、節目ごとに出会いと別れを繰り返して成長を続けて来ました。
その時々の劇団の骨を作り上げるメンバーで刺激し合い、方法を探し、作品を生み出し、現在の鹿殺しがあります。
劇団がこれからたどる旅路は劇団メンバーが作り出していくもの。
決して楽ちんな行き先ではないけれど、道を阻むものは自分自身だけです。
現在の鹿殺しに「入りたい」メンバーではなくて、これからの鹿殺しを共に「作り出したい」メンバーを広く募集します。
もちろん俳優に限らず、スタッフとして作品を作り出したいメンバーもぜひご応募ください。
3年後、5年後、10年後の劇団鹿殺しがどんな劇団でいるのか、自分はどんなメンバーになっているのか、
共に夢を語り、それを現実にする思い込みの強さと健康な心と体に自信のあるあなたとの出会いをとっても楽しみにしています。

劇団鹿殺し 菜月チョビ