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2018/01/16 19:56
2018ミス日本ミス着物に薬学研究者を目指す東大生・岡部七子さん 高校時代はハエの幼虫の研究で世界の舞台にも
「第50回ミス日本コンテスト2018」が15日、東京・京王プラザホテルにて開催され、東京大学理科二類1年に在籍する岡部七子さん(おかべ・ななこ/18歳)が2018ミス日本ミス着物に輝いた。
50回記念となる今年のテーマは「羽ばたく行動美人」。日本女性の真の美しさの発信を目指し、単なる美人コンテストではなく、善い心の持ちようや社交性など幅広い人間性が審査された。応募総数2803通のなかから、最終審査に進んだ18歳から25歳までの候補者14人を、昨年10月から1月まで実施した勉強会で育成。成長を遂げた14人がファイナリストとしてステージに登場。着物、ドレス、水着審査のなかで、ウォーキング、自己PRを行った。
岡部さんは薬学研究者を目指す東大生。勉強と研究に明け暮れ、高校時代にはキイロショウジョウバエの研究で、新しい抗菌物質を発見。世界中の高校生が集まる科学研究の世界大会「国際学生科学技術フェア(ISEF)」にも出場した。しかし「世界では全く通用しなかった。自分の研究を魅力的にプレゼンできなかった」と挫折を味わう。その経験から「プレゼン力を身につけたい」と考え、ミス日本にエントリーした。
自己PRでは「ショウジョウバエの幼虫・ウジ虫の研究を続けてきました。ウジ虫は、顕微鏡で見ると、透明な体がキラキラ輝いてとてもきれいなんですよ」と笑顔を見せた、根っからの研究者・岡部さん。「これからは自信をもって前を向いて歩きたい」と宣言した彼女が、どんな女性として羽ばたいて行くのか注目したい。
なおこの日、各賞が発表され、2018ミス日本グランプリには市橋礼衣さん(いちはし・のりえ 23歳)「水の天使」には浦底里沙さん(うらそこ・りさ 21歳)、「海の日」には山田麗美さん(やまだ・れみ 20歳)、「みどりの女神」には竹川智世さん(たけかわ・ちせ 20歳)、準ミス日本には霜野莉沙さん(しもの・りさ 19歳)さんがそれぞれ選ばれた。