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2017/12/11 22:04
ドリームアイドルプロジェクトから生まれた「スリジエ」、秋葉原の劇場でお披露目公演
ドリームアイドルプロジェクトが今年開催した「ドリームアイドルオーディション」の合格者で結成された新アイドルグループ「スリジエ」が10日、秋葉原の劇場「P.A.R.M.S」で、デビュー公演を行なった。17人のスリジエメンバーと、35人の候補生が、元気いっぱいのお披露目ステージを務めた。
フランス語で「桜」を意味するグループ名を持つ『スリジエ〜cerisier〜』は、3つのチーム(月組・星組・宙組)と候補生で構成。「スリジエ」は、ケツメイシ等を手がけたYANAGIMANが音楽プロデュースを手がけ、女子に人気のブランド「ピンク ラテ」が衣裳を提供、元「Juliet」メンバーのハミがプロジェクトのダンス講師を務めるなど、結成前から強力なスタッフ陣も注目されていた。
ステージには、候補生ユニットの「ホライズン」「フラワー」「ツリー」「オーシャン」が次々と登場。すでに高いレベルのパフォーマンスと、初舞台にかけるエネルギーを見せつけた。なかでも平均年齢12歳の9人組「フラワー」は、そのフレッシュさで注目を集めていた。
続いて正規メンバーの月組・星組・宙組が登場。月組は「王道アイドルをテーマにした可愛らしいユニット。構成も可愛らしく作っています」(月組:山本あこ)、星組は「パフォーマンス重視。ダンスの得意な子が集まっているユニット」(星組:青葉桃花)、宙組は「女子会みたいにパーティーをしている感じでバーッと盛り上げる感じです」(永澤由羅)とユニットの個性もはっきりと打ち出していた。
力強く前向きなメッセージを込めた曲や、女の子らしいキュートな曲、アッパーなダンス曲まで、オリジナル曲はいずれもキャッチー。この日が初見のファンもすぐにノリを合わせ、一体感を生み出していた。目を引くのはターンで綺麗にスカートが翻る衣装。さらに清廉なイメージのカチッとした上着を取り外すと、ノースリーブの活動的なワンピーススタイルになるなど、考えられた造りだ。
最後には3つのユニットが一つになり、17人で迫力のあるパフォーマンス。センターを務める14歳の山本あこは、全力感のあるダンス、そして凛とした表情とふにゃっと笑った表情のギャップで魅了。新しく船出したグループを堂々と牽引していた。
ステージを終えた山本は「朝は全然実感が湧かなくて、緊張しないんだろうなって思ったんですけど、袖に立ったらホントに緊張して、でもライブが始まったら終わるのがあっという間でした」と感想を述べる。同じ月組の中丸葵は「今まで、練習でもこのステージを使わせていただいていたんですが、そのときとは全く別の空間に来たような気がしました。初めて聴かせる楽曲だったので、ファンの方がノッてくれるのかすごく心配だったんですけど、優しくノッてくださって嬉しかったです!」と安堵の笑顔を見せた。
本番までの間は「人数が凄く多いので、一つひとつの指の形とか、脚の動きだとかをそろえるのが本当に大変で、最後の1週間で、皆で厳しめに指摘しあいました」(青葉)という。そんななかで「意見の違いも出てきてしまったんですけど、そこを解決して仲を深めながら練習してきたので、達成感でいっぱいです」(中丸)と、お披露目に向けて、どんどん結束が強まったことを明かした。
今後、劇場での火・水・金・日曜日の定期公演を中心に、外部にもどんどん打って行くというスリジエ。青葉は「これから徐々に私たちを知っていただいて、スリジエといえば『そのユニット知ってる!』って言っていただけるような知名度の高いユニットになりたい」と意気込み、中丸は「メンバー全員が、個人としてもグループとしてもお仕事をしていられるようになりたい。最終的にはみんなで『紅白歌合戦』に出たいです」と大きな目標を掲げた。