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2017/11/07 20:26
「ミスiD2018」決定! 中国・インドネシアのハーフ美少女「兎遊」と美大生「ろるらり」のWグランプリ
「新しい時代にふさわしいまだ見たことのない女の子」を探す、講談社主催のオーディション「ミスiD2018」のお披露目およびグランプリ発表イベントが3日、有明・TFTホールで開催された。2018年のグランプリには、中国とインドネシアのハーフ「兎遊(うゆ)」(18)と、岩手出身の美大生「ろるらり」(21)の2人が選ばれた。
「ミスiD」は「世界にひとりだけの女の子」を探し、その人にあった新しいスタイルで世に出す、従来のオーディションとは一線を画すプロジェクト。『ViVi』モデルの玉城ティナや“神スイング”稲村亜美さん、“笑わない美少女”蒼波純ら個性の強い女性が輩出。今年は過去最高の83名がファイナリストに選出され、グランプリをはじめ、審査員の個人賞ほか各賞が決定した。
グランプリの一人、兎遊は、中国とインドネシアのハーフ。中学のときに来日し、言葉の問題であまり馴染めず辛い思いもしたが、高校で出来た友達に救われたという。漫画やゲームなど日本のカルチャーが大好きな“オタク”で、誰もが認める美少女のルックスを持つだけではなく、国の文化を超えて日本の文化にたどり着いたその存在が高く評価された。
もう一人のグランプリろるらりは、岩手で8人きょうだいの7人目として生まれ、現在は北陸に住む美大生。実はハードな人生を歩みながら、飄々としたキャラクターを持つ。彼女の描く絵も評価されたが、実は可愛くてスタイルもいいという、女子としてのスペックの高さも併せ持っており、「こういう子を見つけないとミスiDは意味がない」と実行委員長の小林司に言わしめた逸材。
グランプリ獲得後にどんな活動をしたいかという質問に、兎遊は「友達と一緒にYouTuberをやるつもりで、ゲームの実況の生配信をやりたい」と回答。その訳は「ゲームに課金をしないといけないから」という至極ストレートなものだった。一方のろるらりは「絵を描くことは続けていきたい。あともう一つは、これから無くなっていくもの、もう入れないような場所に職権濫用して行きたい。例えばB級スポットやラブホテルみたいなものを残していきたい」と熱望した。
今年はグランプリの2人を含め過去最多となる12名の「ミスiD2018」受賞者が誕生した。グランプリ以外の受賞者は、西ひより、小倉青、五味、詩乃、谷のばら、戸田真琴、新倉のあ、ほのかりん、やね、リオの10名。実行委員長の小林は「いつも多いんじゃないかと言う議論があるんですけど、12人でも全然多くなく、全く削れなかった」と選考について語り、審査員の一人、女性映画監督・山戸結希は「これでも相当絞った。ビジュアルからしてもハイクオリティ過ぎて、今年は本当に激戦でした。それを象徴する12名でした」と結果には満足げな表情だった。
この12名は、今後様々な「ミスiD」のプロジェクトで世に出て行くこととなる。誰が、どんな活躍をしていくのか、今後の展開を見守りたい。