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2016/10/30 19:30
『ミスiD2017』グランプリは17歳の武田杏香「少し自分に自信がついた」
モデルの玉城ティナらが輩出したオーディション『ミスiD2017』のグランプリ発表イベント『ミスiDフェス2017〜お披露目ショーへようこそ〜』が29日、都内にて開催された。約3500名を応募者の中から、グランプリに輝いたのは17歳の武田杏香。武田は「おばあちゃんになるまでお芝居をやりたい」とコメントした。
『ミスiD2017』の10人に選ばれたときも淡々と「お母さんに携帯の画面が割れたことを言えてないので、これ(受賞)を交換条件に今日の夜言おうかと思います」とコメントした武田。審査に臨むにあたっても「普通の通りに。オーディションのために何かをするということはしなかった」と一切審査員に心を開くことはなかった。その姿を見て、多くの審査員が「人を寄せ付けないものがあり、心に聖域を持っている。特別な存在と思わせた」とその神秘性を高く評価した。
最終審査ではアカペラでスキマスイッチの『奏(かなで)』を歌い、芝居を見せたのだが、審査員の一人、大森靖子が「もう1コだけ見せてください」と食い下がって、やっとダンスを披露させた。そのダンスは「裸足になって踊った時に、萌袖が残像のように伸びて…」(実行委員長・小林司)、「あの瞬間世界で一番可愛かった」(岸田メル)「魔の世界に引き込まれるかと思った」(吾妻ひでお)と審査員を魅了。満場一致でグランプリに決定したという。
グランプリとして発表された際には、言葉を失って立ち尽くした武田。コメントを求められると「今まで自分に自信が無かったんです。審査員の方はみんなこじらせてる方が多いと思うんですが、そんな方たちに少しでも良いと思ってもらって、この中でも一番の賞をいただいて、少し自分に自信がつきました。幸せなことがあると、辛いことが後に来るので、怖いんですけど、今日は美味しいご飯を食べて、喜んで寝たいと思います」と語った。
そして、イベント終了後の会見では「素直に嬉しいです。ちゃんと芸能界で頑張ろうと思いました。歌や音楽が好きなので続けたいし、おばあちゃんになるまでお芝居をやりたいと思いました」と少しだけ前向きに語った武田。某有名ガールズダンスグループを脱退し、改めて女優として再始動した彼女の活躍に期待したい。
なお、イベントには約3500人のエントリーから選ばれたファイナリストたち約60名が出演。グランプリの武田杏香をはじめ、藤田恵名、海乃、新谷姫加、Tomiko Claire、ふみ、牧原ゆゆ、杉本桃花、黒沢えりい、私。の10名が『ミスiD2017』に選ばれた。