繊維素材メーカーの東レが「2018年東レキャンペーンガール」として、17歳のモデル・夢乃の起用を発表した。173cmの長身にバスト88・ウエスト61・ヒップ90という恵まれたプロポーションを持つ逸材に、東レも「大型新人として売り出すに相応しい」と太鼓判を押す。

　東レ「キャンペーンガール」は過去に山口智子、杉本彩、藤原紀香、菊川怜、山岸舞彩、鈴木ちなみら、多数の女優・タレントが輩出した、登竜門的な企業キャンペーンガール。現在はスイムウェアに限らず、ライフスタイルスポーツや、新素材のプロモーションなど、あらゆる事業活動の顔として活躍していく。

　今年4月、モデル事務所所属者を中心に116名の応募があり、書類選考で絞られた34名が、6月開催のオーディションに進み、7月に東レ全メンバーでの選考を経てキャンペーンガールが決定した。今年のキャンペーンガール夢乃は東京都出身、2000年1月28日生まれの17歳、高校3年生。母の知り合いの紹介でモデル活動を始めたが、まだ目立った芸能活動を行なっていないこともあり、今回は「大型新人」と東レも期待する大抜擢となった。

　オーディションの段階から「スタイルの美しさ・トレンド性・将来性・上品・清楚・知的・バイタリティという項目全てを備えていて、明るく物怖じしないキャラクターが、とにかく目立つ存在だった」と審査スタッフも絶賛。会見で東レという企業に対するイメージを問われても「三島の工場に研修に行きました。水着などの繊維だけでなく、水を作ったり、血をきれいにする医療関係の素材や、炭素繊維で強くて丈夫な飛行機の翼を作るなど、いろいろなものを作っている会社だと思います」とはっきりとした言葉で答えるなど、堂々とした姿勢が際立っていた。

　企業の顔という「清廉さ」に加え、「お祭り好き」というとびきりの明るさも夢乃の大きな魅力で、4歳ぐらいからお神輿を担ぎ、高校では応援団に入団するなど活発な面をもち、報道陣の前で応援団の演舞を大きな声で披露した。「神輿を担ぐと肩にアザができるのでは？」とモデルの仕事への影響を心配されると、「身体に近づけて担ぐとアザにならないんです」と、趣味に「お神輿担ぎ」と書くだけのうんちくを披露した。

　今後は、ファッションモデルとしての活躍を志望。目標とするモデルは長谷川潤で「自然体なのにかっこよくて堂々としているところに憧れます」と語る。一方、好きな男性のタイプを聞かれると「外見で言えば顔が濃い人。芸能人で言えば阿部寛さん」と笑顔を見せた。

　抜群のスタイルと、明るくフレッシュなキャラクターで、取材陣のハートも掴んだ夢乃。東レが送り出す期待の大型新人と言う言葉には間違いはなさそうだ。