乃木坂46の伊藤純奈が23日、都内で行なわれた『銀岩塩vol.2 LIVE ENTERTAINMENT「牙狼＜GARO＞ -神ノ牙 覚醒-」GARO-KAMINOKIBA MEZAME-』の制作発表会に出席。同作で伊藤は初ヒロインを演じる。

　舞台プロデュースユニット 銀岩塩“GINGANEN”が手がける同作は、悪の側“最凶の敵”ジンガに焦点を合わせ、テレビシリーズ『牙狼＜GARO＞-GOLD STORM- 翔』の最終回から、劇場版『牙狼＜GARO＞神ノ牙-KAMINOKIBA-』（2018年1月6日公開）へと続く“空白の時間”を舞台化。制作発表には、制作総指揮・主演を兼ねる井上正大、君沢ユウキ、伊藤純奈（乃木坂46）、中村龍介、松野井雅、酒井瞳、doNcHY、岩田有弘らが出演。この日は、ゲストとしてシリーズをすべて手掛ける雨宮慶太監督も出席した。

　井上は「長い構想の末、舞台が実現できたことを嬉しく思っています」と挨拶。「2年ほど前から舞台化を考えていたんですが、この『牙狼＜GARO＞』なら自分のやりたいエンターテイメントができると、雨宮監督に想いを話したところ、まさかの二つ返事で“やっていいぞ”と言っていただいたので僕自身驚きました」と舞台化実現の経緯を語り、「僕自身『牙狼＜GARO＞』が好きですし、映画とドラマの間を描くということで責任重大ですけど、その期待とプレッシャーに打ち勝ちながら頑張りたい」と宣言した。

　“史上最強最悪極悪非道”とされるジンガだが、雨宮監督は「僕は正義も悪も分け隔てなく描いてきた。ジンガはたまたま悪役だっただけで、哲学のある生き方をしているキャラクター。井上君が演じて完成したキャラクターなので、やるなら思い切ってやって欲しいといいました」と井上の背中を押した。

　舞台『犬夜叉』で犬夜叉を封印した巫女・桔梗役を演じた伊藤は、今回が舞台初ヒロイン。舞台版のオリジナルキャラクター・魔戒騎士旺牙（コオキ・君沢ユウキ）と強い絆で結ばれた相棒・魔戒法師・那月（ナツキ）を演じる。「こんなにも素敵な作品に携わらせていただけるということで、素敵なキャストの皆さんからいろいろなものを吸収して頑張りたいと思います」と意気込みを語り、「脚本を読んで、可愛らしくてお茶目で、まっすぐな感じなんですけど、芯が通っていて強い女性だなって思ったので、そこをしっかりと演じたい」と役柄についてコメントした。

　一方、魔戒法師を演じる元アイドリング!!!の酒井瞳は「実年齢が200歳以上で、自分の法力を使って自分を若いビジュアルにできる…そういう夢のような力を持っている者でして、実際こんな力が使えたら、ガンガン人に使って金儲けしようかなと思うんですけど」と笑わせ、「私、アイドル界のなかでは最強アームレスラーなんですけど、今回の役は法力を使うので、ちょっと舞台上では腕力は封印して、法力で頑張って見せて行きたいと思っています。新キャラクターなので、牙狼ファンの皆さんに受け入れてもらえるように、愛されるキャラクターになれるように頑張ります」とアピールした。

　『銀岩塩vol.2 LIVE ENTERTAINMENT「牙狼＜GARO＞ -神ノ牙 覚醒-」GARO-KAMINOKIBA MEZAME-』は、11月29日から12月3日まで、東京・全労済ホール／スペースゼロにて上演。