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2017/08/27 12:18
全日本国民的美少女コンテスト・グランプリ井本彩花さん、将来の夢は「大人っぽい演技ができる人になりたい」
大手芸能プロダクション「オスカープロモーション」による『第15回全日本国民的美少女コンテスト』で、グランプリを受賞した井本彩花さん(13歳)。初めて挑んだオーディションで応募総数80,150通の頂点に輝いた彼女が、オーディション情報サイト『Deview/デビュー』のインタビューに応じ、受賞直後の想いを赤裸々に語ってくれた。
1987年に後藤久美子をイメージキャラクターとして、第一回大会を開催して以降、佐藤藍子、米倉涼子、上戸彩、武井咲、剛力彩芽、忽那汐里など、数多くのスターを発掘してきた『全日本国民的美少女コンテスト』。第1回大会から30周年を迎える今年、第15回大会を開催。12歳〜20歳までの女性を対象に、2月3日〜5月2日まで募集。書類審査、面接、カメラテストや自己PRのVTR撮影などの厳しい審査を経て、21人のファイナリストが、8日に都内で行われた本選大会への出場を決めた。
審査員や関係者、マスコミなどの多くの観客が見守る中、ウォーキング審査、自己PR、歌唱審査、演技審査、質疑応答と、厳正なる審査を経て、グランプリに輝いた井本さんは、京都府出身の中学2年生。芸能界に憧れはあったものの、オーディションは今回が初挑戦。母の勧めで本大会への応募を決意した。「小学校の低学年のときは、芸能界にはぜんぜん興味はなくて、将来の夢はプリキュアでした。でも、小4のときに、武井咲さんが出ているCMを観て、『すごいキレイな人だな。私もこんなキレイな人になりたい』と思って、女優になりたいという気持ちが芽生えました」と芸能界に興味を持ったきっかけを語る。
“オーディションを振り返って印象に残っていること”を聞くと、「ファイナリストに選ばれたことがまず嬉しかった」と笑顔を見せ、「本選大会のときの緊張のほうが、もちろんすごかったのですが、ファイナリストが発表になる瞬間も心臓がバクバクで、すごく緊張しました」と振り返る。
グランプリに贈られる賞金300万円について、受賞後の囲み取材で「家族にすごく感謝しているので、お母さんにあげます!」と 宣言していた井本さん。本選大会に進むまで、家族が様々なサポートをしてくれたそうで、「歌唱審査の練習で、カラオケに行ったときも『そこは違うよ』『そこの音程はこうだよ』とか、いろいろアドバイスをくれたり、演技に関しても、1対1で相手をしてくれて、たくさんアドバイスをくれたので、とても感謝しています」と家族への感謝を伝えた。
応募写真に関しても「お母さんがたくさん撮影してくれた」と話し、その際に『笑顔は大切だよね』と言われ、自ら鏡の前で笑顔の練習をしたという。「歯を見せて笑おうとすると、顔が引きつってしまって上手く笑えなかったので、これは直さないといけないなと思って、鏡を見て練習しました」と明かす。
歌唱審査では、「この緊張感に負けないように」という想いで選曲したというZARDの『負けないで』を歌唱。「歌は大の苦手」と明かしていた井本さんは、この日のために家族と特訓して本選大会に挑んだ。「音程もずれるし、音痴だし、毎日カラオケに行って練習しました。でも、歌唱審査では、音程ははずれてもいいからと思って、自分らしさを持って精一杯頑張りました」とコメント。
さらに、審査員から質問される『質疑応答』に関しても「どんな質問がくるか分からないので、どういう質問が来てもきちんと答えられるようにしなきゃ!と思っていました」と語り、「私に質問してくださるのが、(ゲスト審査員の)真矢ミキさんということを前日に聞いて、“真矢さんだったら、きっとバレエのことを聞かれるかな?”と思ったので、前日にバレエのことをいろいろと考えて、自分なりに準備しまた」と告白。
そして、井本さんの予想通り、質疑応答では真矢から「クラシックバレエの魅力はどんなところ?」と質問され、「クラシックバレエは舞台で自分をありのままに表現できるところが魅力だと思います。手の表現とか脚の使い方でお客さんに“こういうことを表現しているんだよ”っていうことを伝えたい」と自身の考えをしっかりとした口調で述べていた。
小学1年生からクラシックバレエを習い、5年生のときに出場した大会で京都市長賞を受賞するほどの実力の持ち主で、凜とした立ち姿が印象的だった井本さんは、「バレエで培った姿勢の良さは今後の活動に活かしていきたい」と話す。本選大会でも司会を務めたテレビ朝日・小松靖アナウンサーから「ピンと伸びた背筋がとても印象的でしたね」と称賛されていた。
自身の性格については「明るくて元気な性格だと思います」と自己分析しつつ、「でも、友達からは『すごい天然』って言われます。自分では自覚がないんですけど……」と苦笑い。中学では生徒会に所属しているそうで、「生徒会で庶務をやっているんですが、クラスメイトの中では、前に立ったり目立ったりするような存在ではないです」と明かしていた。
将来の夢について、囲み取材で「武井咲さんのような女優さんになれるように、精一杯頑張りたいと思います。大人っぽい演技ができるような人になりたい」と語っていたが、“具体的にどんな役をやりたいか?”と聞くと、「ドラマで先生役やってみたいなって思っています。生徒にいろいろと教えたりするような役やってみたい」と目を輝かせ、「でも、どんな役がきてもちゃんとできるような女優になりたいです」と意欲を見せた。
前回大会でグランプリを受賞した高橋ひかるは、代々木ゼミナール、大鵬薬品工業「チオビタ・ドリンク」などのCM出演をはじめ、2016年に映画『人生の約束』で女優デビューを果たし、今年、NHK 大河ドラマ『おんな城主 直虎』でドラマデビューを果たすなど、グランプリ受賞後、目覚しい活躍を見せている。今回グランプリを受賞した井本さんが、今後どのような成長・活躍を見せるのか見守っていきたい。
※高橋ひかるの「高」は、正しくは「はしごだか」