ニュース
2017/08/17 19:34
全国規模の新人声優発掘企画『81オーディション』 特別賞も逸材ぞろい
声優プロダクション「81プロデュース」が、毎年8月1日に開催する、新人声優発掘オーディション『81オーディション』の第11回大会の最終審査が、東京・時事通信ホールで行われた。毎年所属声優が輩出している特別賞には、愛知県出身の後藤彩佐さん(18)、東京都出身の斎藤峻さん(18)、愛知県出身の柴田真璃奈さん(17)、千葉県出身の鈴木花さん(19)が選ばれた。
応募総数1996名の中から、書類審査を通過した217名が東京・大阪で行われた2次審査に臨み、そこで選ばれた21名がファイナリストとして登壇した。最終審査では自己PR、セリフ・ナレーション・歌唱審査、そして掛け合いセリフ審査、質疑応答が行われた。審査員は役を交換して演じさせたり、年齢設定やテンポを変えて演じさせるなどのリクエストで、出場者の資質を見極めようとしていた。
文化放送賞とW受賞の18歳、後藤彩佐さんは「人生初のショートカット」で臨み、歌が好きで「歌ってると注意されるので口笛が趣味」という明るさで受賞。JOYSOUND賞・文化放送賞・スタジオディーン賞・特別賞の4つの賞を同時受賞した斎藤峻さんは、日に焼けたジャージ姿で登場したスポーツマン。「スポーツ以外なら筋トレが趣味」という独特の喋りで会場を笑わせ、魅力的な低音ボイスを聞かせた。
JOYSOUND賞とのW受賞となった柴田真璃奈さんは、シェリル・ノームstarring May'nの『ダイアモンド・クレバス』という難曲を歌いこなす歌唱力が高評価。現役大学生の鈴木花さんはスペイン語、フランス語、英語を話すことが出来、「日本文化を発信したい」という目標を持つ国際派だ。
これまで特別賞の多くが81プロデュースに所属を果たし声優デビューしており、今後の彼らの声優界での活躍が期待される。
●特別賞受賞者のコメント
■後藤彩佐(愛知県出身・18歳)
「今回このような賞を受賞できて、やっと実感がわいてきた感じです。まだまだこれはスタートラインなので、これから精一杯頑張って精進して、絶対活躍できるような声優になりたいと思っています。目標はいろんな役を演じるのはもちろんなんですけど、後藤彩佐という名を少しでも知ってもらえるように、自分らしさと言うのを発揮してこれからも頑張って行きたいと思っています」
■斎藤峻さん(東京都出身・18歳)
「今は素直に本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。この賞をいただけて、感謝したい人がいっぱいいるんですけど、まずは家族に気持ちを伝えたいです。自分の声優としての目標は作品の魅力や、演じる役の魅力を充分に伝えられるような、ちゃんとした実力を持った声優になりたいと思います」
■柴田真璃奈さん(愛知県出身・17歳)
「まさか初めて受けたオーディションでここまで来れるとは思っていなかったので、本当に嬉しいです。次の81オーディションでも、私は演技経験もゼロなんですけど、やりたいという気持ちを頑張ってバネにしたらここまでできるんだぞということを証明したいと思います。これからは役柄も広く、いろんなキャラクターを演じられ、歌も歌って踊ったりしてマルチな活動が出来る声優さんになりたいと思います」
■鈴木花さん(千葉県出身・19歳)
「今回特別賞をいただいて、本当に実感がわかなくて、まだいい夢の中にいるんじゃないかって思うんですけど、盾の重さが実感をこの身に感じさせてくれるというか、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。これから声優としては一番最初に歴史ドキュメンタリーに出演することを目標にしたいと思っています。それが81プロデュースさんを知ったきっかけなので。そしてゆくゆくは日本文化を継承して世界に発信できるようなそんな存在になりたいと思っています」