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2017/06/05 20:55

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多和田秀弥×小野寺晃良で描くBL作品、三津谷亮は恋のキューピッド!? 映画『ひだまりが聴こえる』完成披露プレミア上映会

映画『ひだまりが聴こえる』完成披露プレミア上映に登壇した(左から)三津谷亮、多和田秀弥、小野寺晃良、上條大輔監督(C)Deview
映画『ひだまりが聴こえる』完成披露プレミア上映に登壇した(左から)三津谷亮、多和田秀弥、小野寺晃良、上條大輔監督(C)Deview

 文乃ゆきのBL漫画を実写映画化した『ひだまりが聴こえる』の完成披露プレミア上映会が4日、都内で行われ、多和田秀弥、小野寺晃良、三津谷亮、上條大輔監督が舞台挨拶に登壇。

 同作品は、突発性難聴のため耳が不自由で人付き合いが苦手な大学生・杉原航平(多和田)と、明るく活発で友達思いの佐川太一(小野寺)の、切なくも爽やかな、“友達以上、恋人未満”の関係性を描いたBL作品。

 突発性難聴が原因で耳が不自由になってしまった航平を演じた多和田は「難聴で耳が聞こえづらいという役は初めてで、想像していた以上に大変でした。どうやったら少しでも近づけるかなと思って、イヤホンをつけて音楽を流さずに、耳を塞いだ状態で電車に乗ったり、歩いたりしました」と役作りについて語り、「普段、当たり前のように聞こえている周りの人の声や電車の音とかがぼんやりとしか聞こえなくて、けっこうしんどかった」と振り返る。

 そして「もしかしたら、こういう感覚なのかな?というのを少し掴めたような気がしたので、撮影前にやっておいて良かったなと。当たり前のように見えたり、聞こえたりしていることに、感謝しないといけないんだなって、この撮影を通して感じました」とコメント。

 明るく活発で声が大きい太一を演じた小野寺は「太一は、僕自身と共通している部分があって、等身大の自分が出せた役でした。役作りで何かが大変だったとかはなく、より素直に自分を出すということに意識を向けていました」と語る。MCから「普段から声が大きいんですか?」と問いかけられると、「そうですね!」とより大きめの声で返答。すると、多和田が「晃良も大きい声なんですが、なにせ僕ら(多和田&三津谷)が普段から声がデカすぎて、若干、晃良の声が小さいみたい…な空気感になった」と明かすと、三津谷も「僕らがボリューム抑えるみたいな感じだったよね」と告白。

 太一の親友・横山智紀(ヨコ)を演じた三津谷は、一回り年下の小野寺との共演について「干支は一周しちゃいますけど、役では同級生の役です(笑)。ヨコ自身は傷つけようと思ってないけど、ボソって言った一言が相手を傷つけてしまうということがあって、太一から一喝されるシーンがあるんですが、友達として素敵な関係だなって思いました」とコメント。そして「僕自身、なかなか一回り下の子に怒鳴られるとかないので、すごく新鮮でした」と笑顔をみせる。自身の役どころについて「恋のキューピッドなんじゃないかって、勝手に思っています」と語ると、多和田から「『裏の主役だ』って言ってたもんね」と暴露され、「シー!!」と慌てふためくひと幕も。

 また撮影中はタイトなスケジュールだったにも関わらず、天候に恵まれず、雨の日が続いたという。上條監督が「みんなため息つくぐらい、ずっと雨が降っていて、どうしようっていう感じだった」と明かすと、三津谷は「最初の挨拶のとき、『撮影に入るのがすごく不安です…雨男なので』と言ったら、的中しちゃった。“ひだまり”なのに…」と苦笑い。多和田も「『ひだまりが聴こえない』って、よく現場で言っていた」と撮影を振り返る。

 そんな中、三津谷は完成した作品を観て「でも、リアルな雨の音とかが、耳が塞がれているような感じに聞こえていて、すごく奇跡の映画になったなって、僕は思いました!」と語ると、多和田も「僕らが思っていた以上に完成した作品を観たら、雨がいい効果になってた」と賛同。すると、三津谷は「すごく感謝してほしい!」と胸を張る。さらに、小野寺が好きなシーンについて「最後に晴れた、ラストのシーン」を挙げると、その撮影日は三津谷が不在だったこともあり「あの晴れたシーンは僕のおかげで成り立ってるから!(現場に)居なかったからね」と三津谷がドヤ顔で主張し、場を盛り上げていた。

 友達以上、恋人未満の切なくも爽やかな関係性を描いた本作について、多和田は「BL漫画が原作ということで、あまり普段触れることのないものだったので、できるかな?という不安がありました」と打ち明け、「でも、台本を読んでとても心が温かくなりましたし、人と人が支えあったり、惹かれあったりするのって、性別やハンディがあるとかないとか関係ないんだなって、この作品を通して実感しました」と吐露。そして「そういうメッセージがみなさんの心に届いて、みなさんの生きていく過程の中で、何かプラスになればいいなと思います」と笑顔を見せた。

 小野寺は「僕も普段触れることのない作品で、一瞬戸惑いはしました。でも、原作や台本を読んでいくうちに心が温かくなる作品で、どんな年代・性別の方が観ても心が温かくなるような映画になったと思うので、いろんな人に観てほしいです」とコメント。三津谷も「たくさんの方に観ていただくために、みなさんにお願いがあります」と語り、「みなさんが今日観た感想をSNSで発信してくださったら、いろんな映画館にもしかしたら届いて、全国各地でこの作品が上映されるかもしれません。なので、ぜひ感想をつぶやいていただけたら嬉しいです」と笑顔で呼びかけた。

 映画『ひだまりが聴こえる』は6月24日より池袋HUMAXシネマズにて公開。

関連写真

  • 映画『ひだまりが聴こえる』完成披露プレミア上映に登壇した(左から)三津谷亮、多和田秀弥、小野寺晃良、上條大輔監督(C)Deview

  • 和気あいあいな仲良しトークを繰り広げていたキャスト陣(左から)三津谷亮、多和田秀弥、小野寺晃良(C)Deview

  • 映画『ひだまりが聴こえる』完成披露プレミア上映に登壇した多和田秀弥(C)Deview

  • 映画『ひだまりが聴こえる』完成披露プレミア上映に登壇した小野寺晃良(C)Deview

  • 映画『ひだまりが聴こえる』完成披露プレミア上映に登壇した三津谷亮(C)Deview

  • 映画『ひだまりが聴こえる』完成披露プレミア上映に登壇した(左から)三津谷亮、多和田秀弥、小野寺晃良、上條大輔監督(C)Deview

  • 一回り違う三津谷亮と小野寺晃良の話題になり、「若いから大丈夫だよ」と三津谷をフォローする多和田秀弥(C)Deview

  • 「緊張してます」と声が小さくなる小野寺晃良に優しく手を差し伸べる多和田秀弥(C)Deview

  • 映画『ひだまりが聴こえる』完成披露プレミア上映に登壇した(左から)三津谷亮、多和田秀弥、小野寺晃良、上條大輔監督(C)Deview

  

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