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2017/05/24 17:39
女優・美山加恋と歌手・さくらまや、互いを認め合う二人が『赤毛のアン』で“心の友”演じる
女優の美山加恋と歌手・さくらまやが24日、都内で行なわれた「2万人の鼓動 TOURSミュージカル『赤毛のアン』2017」制作記者発表会に出席した。アン・シャーリー役の美山と、親友ダイアナ・バリー役のさくらはデュエットで劇中歌『心いっぱいの』を生披露。歌手のさくらから「声がすごく綺麗。相性が合うのかノビノビ歌えて、すごくハモリやすくて楽しい」と絶賛されると、美山は素直に喜び「初めてセッションしたとき“こぶし”のすごさに驚きました」と讃えあった。
今年20年目の節目を迎える「TOURSミュージカル」は初演以来、一人でも多くの人にミュージカルの良さを知ってもらうために「日本全国で公演を実施」「全公演全席無料で観客を招待」「夢を持つ子供たちのために全国で出演者オーディションを実施」を理念に毎年公演を行なっている。これまで山川恵里佳、華原朋美、島谷ひとみ、神田沙也加、高橋愛、上白石萌音、上白石萌歌が演じてきた主人公「アン・シャーリー」を、今年は天才子役として名を馳せ、現在は『キラキラ☆プリキュアアラモード』で主演声優も務める美山加恋が演じる。
トークセッションでは、今年でダイアナ役が3年目となるさくらが、全国オーディションを見学したという話に。さくらは「最終審査なので選び抜かれた方ばかりでしたが、圧巻でした! 表情もダンスの切れも違うし。私なんて全然だめでした、遠く及ばない」とレベルの高さに驚いたという。美山も「事務所(ホリプロ)でミュージカルで活躍している方も、アンのオーディションを受けていたと言っていたので、すごいことだなと思いました」と、その歴史に感嘆。
8月に行われる公演に向けて、美山は「おじいちゃん、おばあちゃんが住んでいる土地にも行けるし、観にいくよと言ってくれているので嬉しいです。オーディションに合格した方、全国のお客様に会えるのが楽しみ」と語り、さくらも「地方の盛り上がりも楽しいし、地方で共演した子とまた会えるのが嬉しい。家族と友情の絆を描いた作品なので、ちょっとでも“あの人と連絡を取ろう”と思ってもらえたらと」と作品をアピールした。
二人は劇中歌『心いっぱいの』を初生披露。互いに見つめあいながら、“心の友”アンとダイアナの心情を美しいハーモニーで歌い上げた。美山は「(さくらは)歌手の方なので、初めてセッションした時、“こぶしがすごい!”って驚きました。追いつけるかどうかわからないけど、気合が入りました」と大きな刺激を受けたよう。さくらは「相性が良くて、すごく歌いやすい。ノビノビ歌えるし、ハモリやすいんです。本当に声が綺麗なので、歌が上手く合うとすっごい楽しい」と絶賛した。
それぞれ幼少期に芸能活動を始めたという共通点のある二人。美山は「ちっちゃいのにすごい!って当時衝撃を受けていました」と振り返り、さくらは「すっごい美人さんだなと思いました! メイクが得意らしいんですが、私は今 大学からはメイクしなきゃいけないという常識にぶち当たっているので、教えてもらいたい」と、すでに仲の良い空気をかもし出していた。
「2万人の鼓動 TOURSミュージカル『赤毛のアン』2017」は、8月13日の北海道・札幌市教育文化会館での初日を皮切りに、8月24日の大阪公演まで全国8都市で公演を行なう。