ニュース
2017/05/17 20:38
田村芽実、アイドル時代の本田美奈子.さんの衣裳を舞台で着用「案外ぴったり! 気分が上がります」
元アイドルグループ「アンジュルム」の女優・田村芽実が17日、東京・渋谷のCBGKシブゲキにて、初主演舞台『minako-太陽になった歌姫-』(同会場17〜21日)の公開ゲネプロ前記者会見を行った。舞台で本田美奈子.さん役を演じる田村は「5日間、しっかり本田美奈子.さんとして生きていきたいです」と舞台への意気込みを語った。
初主演舞台『minako-太陽になった歌姫-』は、2005年に急性骨髄性白血病で38歳の若さで他界した歌手で女優の本田美奈子.さんの生き方を通じて描く、愛と夢と希望の物語。本田さんの所属事務所の代表を務め、その生涯を見守ったプロデューサーの高杉敬二氏は「田村芽実くんは本当に素晴らしいアーティストだと思います。アイドルのときの本田、そしてクラシックを歌ったときの本田の歌声を使い分けて演じているのはなんともいえない魅力だと思います」と絶賛した。
田村は、かつて本田さんが86年のシングル『the Cross-愛の十字架-』で着用した赤の衣装で登壇。「本田美奈子.さんが実際に着ていた服を着ると気分が上がりますね! 入らないんじゃないかと思いながら着るんですけど、案外ぴったり。恐れ多いと思っていたんですけど…まだ信じられないです」と感想を述べた。
衣装のサイズ以外にも本田さんと田村の共通点は意外と多いと言う。「本田美奈子.さんの本で“手と手を繋ごう”という言葉を大切にしていたとあったんですが、私もSNSで“みんなで手を繋ごう”ってよくつぶやいていたんです。ほかにも、本田さんの“太陽になりたい”という想いに対して、私も“お芝居や歌を通してみんなを笑顔にしたい”という想いがあるので、近づけているのかなと思います」。
今回の舞台について見どころを聞かれた作・演出・出演の野沢トオルは「切るところがないので、ハイスピードで2時間にギューッと詰め込んでいます。見どころは全て」と言い切る。劇中では本田さんのアイドル時代のヒット曲も多数歌われるが、野沢が「僕が聴きたいと思う、僕的なベストナンバーをそろえました」と言うと、「自分の好みだったんですか!」と田村が笑顔でツッコむ。
アイドル時代のナンバーは、日替わりで田村が実際に当時の衣装を着て歌唱する。田村は「私も今までアイドル活動でに露出度の高い衣装も着てましたけど、それとは比べものにならないです! すっごい露出度が高いんですよ! そのときに来た人はラッキーな人だなと思います」とアピール。あまりに露出度を強調する田村に対し、野沢が「健康的な(セクシーさ)ね」といさめると、田村は「ヘンなんじゃないですよ!! やめてください!」と自分で言い出しながら照れていた。
今作は、アイドル卒業以来、約1年ぶりの田村の本格的活動の再開であり、女優としての本格的な第一歩でもある。応援し続けたファンに対して「1年間待っていてくださってありがとうございます。新しい田村芽実をよろしくお願いしますという気持ちです」と呼びかけた。舞台『minako-太陽になった歌姫-』は東京・渋谷のCBGKシブゲキにて21日まで上演。なお、田村芽実が舞台について語ったインタビューが、オーディション情報サイト『デビュー』に掲載中。